Diary

デリーレーヌ ざます!


〜お気楽マダムのデリーな日々〜
2003年 3月

3月22日
 一日中、おかたずけ!でも、すっかり終わったぞ!!
デリレーヌの根性見せたぞ!っと。夕方、早めにゆっくりお風呂に入る。手ががさがさだぁ〜。お気楽マダムにはまだ、チョッと、遠いね。
家の大家さんは、期待通りにパンジャブ人だった。うふふ、映画モンスーン・ウエディングみたいなお家だったらどうしよう!新しい生活が期待満々だわさぁ〜!
そういうわけで、しばらく、父の看病で帰国します。人生で一番忙しい日々かもしれない。4月にフィール・メレンゲ(また、お会いしましょう!)

3月21日
 ようやく9時半に新居にトラックが到着!たくさんの荷物を10人のワーカーさんが運ぶ。かなり汚いおじちゃんたちで焦る。ホーリーの赤粉だらけの人ばっかりで、服装もかなりみすぼらしいから、印度慣れしているはずの私もかなりひいてしまうが、3時間かけて2階の我家へ無事に運び込む。またまた、同じ会社の奥様からスポンジケーキの差し入れをいただく。本当に皆さん、ご親切でうれしい。お昼過ぎから、梱包荷物だけを解いてもらう。ダンボールの荷物はメイドさんに食器やキッチン用品を出してもらい、夕方には早くも設営はほぼ完了。後は自分の衣服や雑貨などの身の回りをしまえばOK.。まだ、エアコンが必要なほど暑くないので、作業も楽だ。しっかし、今日も会社にいくお父さん。オフィスのナショナル・スタッフが荷物の確認に来てくれるが、お父さんが会社に行ったと聞いてかなり驚く。そうよね、まったく受け取りにも立ち会わない気らしい。キッチンがめちゃくちゃ古くて時代物だ。これがこれからの課題だね。がんばろっと!
実家の父の様態が悪いので、23日から帰国する。それまでに何とか全部かたづけなければならない。JALは、昨日は飛んだらしい。戦火が広がってしまわないことを祈る。23日の便がキャンセルにならないといいけど。

3月20日
 さぁ〜、引越しがんばるぞぉ!と、ホテルの荷物をまとめる。朝一番、引越しの荷物が来る前にと、新居に使えそうな古い家具のリフォーム依頼に会社の倉庫に出向く。まるでチョールバザール(ムンバイのどろぼう市場)だわ。使い古しの歴代の家具を見て俄然燃えてしまう私。新しいものよりも古い物のほうが好きな私は、「どれでも、どうぞ」と言われて、埃だらけの地下室でソファーや冷蔵庫を見繕う。これを張り替えてとか、これを磨いてとか、ワクワクしてしまった。カフェテリアで使っていた椅子を生成りのキャンバス風の生地で張り替えてもらうようにしようと選び出す。破れたソファーも形で選ぶ。布さえセンスよく選べば、まだいけるぞって感じのものがあって嬉しい。印度はこうしたリフォームはお手のものだからデリーワーラー(デリーの職人)のお手並み拝見ってわけ。さぁ、どんな生地を選んで好みのものに仕上げるか、こういう仕事は大好きだ。新しい家具を頼むことも出来るけど、再生の楽しさは格別だものねぇ。喜び勇んで物色する私を見て、お父さんと印度人のスタッフは呆れ顔でしたけど…。
 10時。引越し荷物は、予定どうりにやっぱり着かない。14日に出して6日目なのに。トラックの故障だってさ!3日遅れですね。鍵の束ガーン!!はいはい。いつものことだわさぁ。かなり熱くなってはいるが、気分を切り替えて空いた時間で、日本人会の登録、買い物できそうなお店(モダンバザール)の探検、ミネラルウォーターの買出し、新居の点検、メイドさんの面接に出かける。ムンバイでの経験から一人で出かけてもさほど怖くないから、私もたいしたもんだわね。運転手のナレーシュさんがとても親切で、私のことを何かと心配してくれる。車内に早くも財布を置き忘れたりしてしまった。あせったよ〜ぉ。
新居に着いたら、オーナーのおばあちゃまが、“ウエルカム・チャイ”を届けてくださる。ご親切がありがたい。お昼には上司の奥様から差し入れのお弁当が届き、これまた本当にありがたい。14日以来、ホテル生活で、ご飯やおしょうゆに飢えていたから、本当に涙が出そうなくらいにありがたく頂く。
 午後、また一人で、カーテン屋とソファーの生地店に出向く。会社指定の老舗のカーテン屋さん、前回の下見で、かなり客あしらいがタカビーでいやな感じだったので、今日は見て回るだけ。ムンバイにもあるYAMINIや、Season'sのほうがずっといい感じの品揃えであった。ウエルカム・チャイ生成りのキャンバス風の生地を見繕い、サンプル用に小さく切ってもらう。後は価格しだいで、このサンプル内から家具屋さんと交渉すればいいのだ。印度は家具やカーテンのファブリックはとても上質でセンスのいいものがたくさんあるから、インテリア好きな私はとても楽しいお買い物。夕方、以前から知り合いの同僚の奥様のお宅へ。「夕飯にどうぞ」とここでもお弁当を頂く。ホテルに持ち帰って太郎と食べる。本当に、こういうときのお心遣いは心底ありがたい。感謝でいっぱい。お父さんは、今日もお仕事で遅い。引継ぎにもらった家の中の鍵。毎度の事ながら鍵のある暮らしが疎ましい。でも、これは印度に暮らす以上仕方ないことだ。
 ついにアメリカの攻撃開始。日本からの直行便のJAL.。デリーが一番イラクに近いとかで、運休のうわさがある。困った!困った!タイミング良く、ムンバイのDinooからの電話が来た。お別れ間際に怪我をしたDinooだったので心配していたけど、大丈夫そう。「戦争が始まったけど、また疎開するのか?」との心配の問い合わせだった。会社によっては、飛行機の利用を制限しているところもあって、春休みなのに、移動が出来なくなっている人も多いと聞く。私は23日の帰国を予定している。父の手術の立会いのため是が非でも帰らねばならない。JALは飛んでくれるのかな?もう一日ホテルに泊まる。トホホ。
3月19日
 ついにやって来ました、印度の都、ニューデリー。すっかりボンベネーゼだった私は、おのぼりさん状態です。おりしも、デリーはムンバイに遅れて本日が春のお祭り“ホーリー”です。街中が固く戸を閉ざしてひっそりとしているかと思いきや、太鼓の音も高らかに、あちこちで色粉や水掛の大騒ぎです。
 ムンバイからの引越し荷物がまだ着いていないので、改築が終わったばかりのインペリアルホテルに投宿。なかなかムードがあるホテルで気に入りましたね。引越し荷物は、予定では昨日18日のうちに搬入してもらうことになっていましたが、デリーが急に19日をホーリーにしたので、明日までお預けです。内務大臣が言い訳のように色粉に染まって「19日をホーリーとする」と宣言していました。満月を肉眼で見て祝日を決めるらしく、天候によって判定の結果に誤差が出たらしい。印度は広いものね。またもや意見の一致がなくてもOK!「ノープローブレムだい!」って感じで、我家の引越しは延びたわけです。あはは…。
 朝一番で、学校に転入届を出し、上司の家へご挨拶に伺う。今、デリーは春真っ盛りで、お庭の草花が素晴らしくきれいです。高層住宅ばかりのムンバイから来たので、庭のある家や、低層階の家並みと広い道路に、とても清々した気分がします。緑も多いしね。
そして、いよいよ新居へ。
 お庭です先月、1日で12件の物件を見てもどれも決まらず、結局、前任者の住んでいた家にしました。“最新式の3LDKのヨーロピアン・スタイル”と、“とても古いが広くて庭付きのインド・コロニアルスタイル”のどちらがいいかと言われれば、我家の場合、迷わずに古いインドコロニアルスタイルほうを選択!お父さんのデジカメ写真で事前に見てはいたが、初めて見る家は、想像以上に趣があるぞ!お庭がものすごくきれい!(写真)テラスも広くてご機嫌です。裏庭には、ハーブガーデンやレタスやセロリの畑もあるぞ!
 オーナーの奥様にムンバイの手土産を持ってご挨拶に伺う。オーナーは未亡人の小児科の女医さん。とても洗練された感じの素敵なおばあちゃまです。「何でも、困ったことがあったらおっしゃってね。」と言ってくださる。オーナーが地階に住んでいるのは心強い。
夕方、お父さんと太郎をホテルに残して、同僚の奥様たちへの家へご挨拶まわり。戦争の行方が、ご挨拶代わりになってしまう。なんとも不安なデリーレーヌ・デビューの日になってしまった感じ。