Diary

デリーレーヌ ざます!


〜お気楽マダムのデリーな日々〜
2003年 8月

 

8月29日(金)〜31日(土)

 ことしの夏休み最後の家族旅行はラジャスタン・ウダイプルです。おしゃれインド旅 ウダイプルをご覧ください。

8月28日(木)

ニューデリーの緑
 
デリーは緑が多い。:そして関東平野のように平らで広い。オベロイホテルのルーフトップから見渡すデリーの眺めはとても素晴らしい。モンスーンの雨にさらに、緑さえ渡る感じだ。
 インドの飲茶お昼に、オベロイホテルで飲茶。カレー味のミニ餃子とミニ春巻きも、インドらしくていい感じ。ぷりぷりの海老の蒸し餃子は最高。食べ盛りの子どもたちは、お腹がはちきれんばかりにおかわりしての食べ放題。仕上げは、マンゴープリンと、杏仁豆腐。お試しあれ、安くて美味しいです!

 
明日から、2泊3日で、ウダイプルへ、夏休み駆け込み旅行だ。新しく出来きたオベロイのウダイビラと、デヴィ・ガーに泊まる予定。観光よりも滞在型の癒しホテルでの休暇、アーユルベータ三昧の予定。 


8月27日(水)

 オーブントースターのコンセントが火を吹く。コンセントが丸ごとこげて溶けてしまった。よくあることだか、留守のときでなくて良かったと胸をなでおろす。電圧や、電流が一定していないというのは、本当に怖い。だからPCは絶対つなぎっ放しにはできないのだ。私のPCのアダプターは、2度こげたことがある。毎回ショートだけですんだけど、電話線が燃えてPCを駄目にした友人もいる。モデムも外付けにしたほうが安全かもしれない。

 「インドで前向きに暮らしていてすごいですね。がんばっていますね。」というお便りをよくいただく。今の自分は「前向きにがんばろう」と思わないくらい、力が抜けて自然に暮らしているけど、やっぱりヘコむ時もたくさんあるのです。日記に愚痴ばっかり書いているときなんか、自分でも嫌になるもの。ただ、インドが好きだ!好きになるぞ!と力まないことにはしているのだ。インドが好きか嫌いかではなくて、今の暮らしが自分にも、家族にも心地よいものであればいいと思っているからだ。インドが好きでインドで暮らす人もいるだろうけど、我家の場合は、たまたまインドに暮らしているわけで、日本の食べ物に少しこだわったり、今の流行も暮らしに取り入れて、なおかつインドのいいとこ取りといっては悪いけど、インドの素敵が発見できたらいいと思うだけだ。そういうことも、最初の頃よりもかなり肩の力が抜けて、とても自然に出来るようになったのは十分、嬉しいし、楽しい。歳をとるというのは、物事にずいぶん寛容になれるものだと思う。若い頃のジャカルタでのキリキリ舞いの暮らしよりも、ずっと寛大に、さまざまな事柄を愉快に楽しみながら受け入れられる容量が増えた気がする。インドで知り合った少し先輩のお姉さまから、「もう残りの人生は自分のやりたいように生きることにしたの」というお便りもいただいた。もう少ししたら、わたしもそんな風に生きられるようになるのだろうか?と思う今日この頃だ。

8月26日(火)

 麻子に、「どこへ行く?博物館?遺跡?」ときいても、「インドのナウいところ」というので、アンサル・プラザへいく。昨日のムンバイのテロのために駐車場で自動車のセキュリティー・チェックがすごく厳しい。二人係で車体の下を鏡で調べ、トランクも全部開けて、内部まではがして見ている。ショッピング・アーケードの入り口でも、ハンドバックの中まで調べられる。かなり怖い感じで緊張する。厳重な警戒に気分が塞ぐ。その後のアショカ・ホテルでは、政府関係のホテルにもかかわらず、セキュリティーはいつもどおりで、いったいどうなっているのかなぁ。麻子のリクエストで、今日のお昼はマサラ・ドーサ。私はパニール(カテージチーズ入り)を注文。食べ盛りの娘と一緒に行動すると食べすぎが怖い。
パニールドーサ
 麻子が成田で買ってきた高校生向けのファッション雑誌JJ Bizというのを読んだ。中間テストの後には即エステへ直行とか、ママのお下がりのエルメスのケリーバックなんていう「スーパー高校生」の記事に絶句する。ボーイフレンド特集は、ラクロス部の男子学生。体育会系の汚さは微塵もなくて、みんなジャニーズみたいな男の子ばかり。母は、いまどきの高校生事情に開いた口が塞がらない。エステもケリーバックも、もっと大きなマダムになって、シワとシミと貫禄が揃ってからせいと、インドのマダムが嘆いたところでしかたないか。ミーハーな息子は、雑誌を見て「超、かっこいいぜぃ」と言っている。軟派そのものだわ。

 周りは風邪引きが多くて、運転手さんもハウスメイドのマヤちゃんも、体調が悪くて半休を申し出てきた。気温が32度くらいに下がり、だいぶしのぎやすいが、気温の変化に体調を崩している人は多いようで、暑さの疲れがみんなに出てきた感じ。毎日1時間ほどの雨振りがちょうど良いお湿り具合である。

8月25日(月)

 カティーロール麻子と早速、カレー食べ歩きとマサラ映画である。北インドの人気スナックのカティーロール(ロールアップ)をお昼に食べる。レシミカバブとジャガイモのカレーが、ロマニーロティーという、薄いひらひらの皮で巻かれている。美味しいのだ。麻子はご満悦。
 映画はKoi...Mil Gayaへいく。娘も大のマサラ映画ファンであるが、前半を見終わってから「駄目だ、こりゃ」という。この所、日本でハリウッド映画ばかりを何本も立て続けに観ていたらしく、のろい話の展開と、ストーリーの先が全部読めるという点が、いけないそうだ。「インドにしばらくいたら、ゆっくりテンポのストーリーを楽しんだと思うけど、忙しい日本からきたから、こののんびりペースがまどろっこしい」などと、いまどきの高校生は、テンポが速くないと何でもつまらないらしい。サルマンとカリシュマの全盛時代のコテコテのマサラ映画が全盛だった99年ごろの映画を観まくっていた娘は、妙にハリウッドぽくなったこの映画をみて、期待と違う気分になったらしい。それともう一つの理由は、デリーの映画館が、とてもお上品だから。新しく出来たシネマ・コンプレックスのPVRや、3C'Sだからなのか。ムンバイだったら 1階の低料金席から、野次や、掛け声がかかり、ちびっ子は、ダンスシーンには通路で踊るというノリノリの観客が多いのだが、デリーのシネマ・コンプレックスは上流階級の人が多いためか、笑いも反応もとても上品で、イノセントな笑いや素直な反響がほとんどないのも、映画を観て今ひとつムンバイほど盛り上がらない理由だろう。ムンバイならば、レーカが息子をかばう弁明のシーンとかなら、きっと「そうだ、そうだ!」とかいう掛け声がかかるだろうし、リティックが登場しただけで、口笛もピューとなるのだろうが、デリーの観客はとてもクールだから、つまらない。麻子は、家に帰って、昔の映画のVCDを出してきて、こういうのが本当は観たいのにとK3Gのダンスシーンを見直している。

 ムンバイのインド門付近とザべりバザールでテロ。それも、良く買い物にでかけたなじみの場所なのでショックだ。身近に起きたテロに、テロの恐怖をはじめて強く感じる。明日はこのテロのためにムンバイはバンド(自主的ストライキ)になるらしい。デリーも、ちょっと緊張だ。
8月24日(日)

 昨日のチアリーディング日本選手権の試合を終えて、長女の麻子がようやくインドへやってくる。デリーは初めてだ。
娘のお茶碗とお箸、新しいスリッパをだしたり、ベッドの用意を、ちょっとそわそわと朝から整える。娘の好物のあんみつ用に寒天を煮る。太郎は、「ねぇちゃんよりも、土産のほうが待ち遠しいな」とテレながら、うそぶいている。久しぶりに家族が揃う。お父さんも朝から、かなりそわそわしている。

8月23日(土)

 青ジソのお世話で一日。新たに5鉢増やして、間引いた苗も移植する。さらに、小さいポット20個に、新たに種まきをする。家庭菜園がかなり本格化してきてしまった。園芸店から土を分かてもらい、コンポストの有機肥料と、ピートモス、腐葉土なども買い込んで本格的に土作りから取り組むことにした。根が凝り性だけあって、始めるとトコトンやってしまうのである。インドのコンポストはやっぱりカレー中心なのだろうかと思うとちょっと可笑しい。動物性の配合肥料の牛糞入りとかは、近くの園芸店には置いていないのだ。園芸店のおじさんが、「うちは取り扱っていないよ。ベジタリアンだからね。」というのも面白い。ドライバーのスニルさんもオクラとミニトマトの種を買っていた。庭いじりが大好きとか。「△△さんの家のマリ(庭師)は、日本野菜を作るのがとても上手いらしいから、マダム今度聞いてみるといいよ」といっていた。△△さんの家はトラックで、農場の土を買い入れたそうだ。三つ葉も挑戦したいけど、かなりの湿り気とせせらぎでもないと駄目みたいで、作り方を見てあきらめる。次は何を蒔こうかな?
8月22日(金)

 新しくLajpatに出来たTariniへ行く。私の大好きなインテリア関連の品揃えのお店だ。クッション、テーブルウェアー、アロマキャンドル、ブロックプリントのテーブルクロスやカバー、オーガンジーのカフェカーテン、ブラウスやパンジャビドレスなどなど。お店のディスプレイも素敵!可愛いポンポンのナプキンリングを見つける。蓮柄のブラウスを30%Offの250ルピー(625円)で買う。オーガンジーのテーブル・ランナーはとても豊富。無地のテーブルクロスと重ねたら素敵なのがたくさん。南インドの彫刻を施したテーブルの足にモダンなガラスをのせたおしゃれなカフェテーブルに思わず購入を考えてしまうが、18000ルピーは高すぎだ。まだ、デリーはここだけの展開で、ボンベイはボンベイストアに少し商品をだしているとか。陶器類もなかなかのもの。何度きても飽きないお店という感じね。お隣はYAMINIです。

 インド彫刻のコーヒーテーブル海外生活百科など、たくさんの海外駐在記を執筆なっている商社マンで作家の樋口健夫氏に先週お目にかかった。私は最初の赴任の時からこの生活百科の読者である。樋口氏は、世界を股にかける有名作家・商社マンであるが、赴任地はナイジェリア、サウジアラビアに始まり、困難と思われるような地域に次々ご赴任され、各地でそれぞれ楽しみを見つけられて、学校のない地での子育て、家庭生活を送られている。激務の商社マンと作家、時には先生、時には酋長などなど、すごく密度の濃いの人生の時間をすごされている方である。樋口氏の23冊目の新しい本「アイディア・マラソン」がただいま好評発売中です。新聞にもすでに取り上げていられるようですね。現在、某商社ネパール、カトマンズ所長をされていますので、この次はネパールの新刊本も期待されます。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。ネパールでの武勇伝、漏れ聞く感じでは、マハーバーラタと家系図とてもおもしろそうなお暮らしのようです。もちろん持ち前の、駐在先の現地をいかに楽しむかの精神があってのことですけど。

 去年は、ラーマヤーナをじっくり読んだ。先日、知り合いからマハーバーラタを借りた。じっくり読むのはこれがはじめてであるが、とにかく登場人物がややこしい。源氏物語やハプスブルク家の比ではない。家系図を書き写しながら読み進めるのだが、なさぬ仲の子どもだったり、父は○○神の化身とか、夫は妻には触れてはいけないから、替玉に賢者に生ませた子とか、ややこしいことこの上ないのだ。いづれも神話と王家の興亡がまじったような話なので、混乱ばかりで、10ページ読んでは、5ページ前に戻って読み返している。
マハーバーラタとラーマヤーナはインド人みんなが知っている話(インドの2大叙事詩)なのだが、このややこしさを、インド人はみんなクリアーにわかっているのかなぁ。名前もなかなか覚えきれない。ようやく半分まできたのだが、姫はピンク、王子は水色、王様は緑、神様は黄色とマーカーで色分けしても、グルだったり、バラモンだったり、クシャトリアだったりと、注意書きも必要で、家系図はさらに混乱を極めてきた。お話は面白くて、ぐんぐん引き込まれるのだが、とにかく頭がなかなかついていかない。読み終わったとき、ちゃんと教示を悟れるのか、かなり不安。


8月21日(木)

あおじそちりめんの本葉 ちりめん青ジソが本葉を広げたので、間引きをする時期である。たくさんのメル友から、青ジソの間引きについてアドバイスのメールをいただいた。間引いて捨てるのは惜しいから、植木鉢を買って来て、苗を増やすことにする。スイスのええでるさんのように「食べたきゃなんでも自家栽培」である。大和屋さんには、先日オーガニックのニラも売っていた。マーケットでもニラは買えるようになって、餃子やニラタマにはとても重宝していたが。ニラは撒きっぱなしでも、刈り取れば、刈るほど出てくるのでいいかも。試してみたい。
ミントティー
 日本では主にハーブばかり育てていたが、土いじりは本当に楽しい。農耕民族の血が騒ぐ感じである。インドには、スパイス以上にハーブはたくさんある。マジョラム、ローズマリー、ミント、タイム、バジル、フェンネルなどなど、気のきいた新鮮なものが安く手に入る。コリアンダー(香菜)とミントは常備している。コリアンダーはラーメンや中華風の雑炊やおかゆなどのトッピングに大活躍。ミントはお菓子の飾りつけ以外にも、大量にポットに入れてアッサム紅茶で、ミントティーに。偏頭痛のときの強い見方。毎晩眠気覚ましに我家の受験生にも大好評である。気付けのお茶。リフレッシュにはミントの香りがよく効く。

8月20日(水)

 パソコンの更新今日から、ヨガのクラスをとる。運動が子どものときから大嫌いな私は、年中、自律神経失調症である。冷暖房の部屋の出入りを頻繁にしたり、炎天下に長くいたりするとひどい偏頭痛になる。体の冷えも人一倍ひどくて、暑いインドに暮らしていても足が冷えてしまって眠れないことも多い。体質改善が出来なくても、ヨガのクラスに通えばいやおうなく、週に一度くらいは体をほぐすくらいのことは出来るであろう。睡眠障害もひどかったけど、デリーに来てから、停電があるために炊飯器の予約が出来ず、何が何でもお弁当のために5時40分におきて、炊飯器のスイッチを入れる。この早起きの苦行のために、夜10時には、目が開けていられなくいられなくなリ、寝つきはとても良くなった。ヨガのクラスは、なかなか良かったが、ボーとリラックスすると先生の英語の次の指示を聞き逃し、他の人が次のポーズに移っていても、一人だけ寝ていたりして、ちょっと恥ずかしい。英語がすんなり入ってくるまではちょっと大変かも。

 ウイルス対策と思って、PCのUpdateをする。「重要な更新」を怠っていた私のウインドウズXPは37個のファイルをダウンロードしなければならなかった。40MBもあるの。いったい何時間かかるだろうか?夜9時以降からつなぎっぱなしで深夜1時までかかって更新する。あ〜、もっと頻繁にしておくべきだった。

8月19日(火)

 クリケットでインドが誇る世界的な名選手サッチン・テンドゥルガー選手に、スポンサーのフィアット社から、フェラリー モデナ360という素晴らしい車が贈られた。この車の輸入をめぐってインド政府は1000万ルピーもの輸入税をかけて、物議をかもし出している。すでに半年以上前からだけど。サッチンが住むムンバイのマハラシュートラ州議会は輸入税を取り下げたが、中央政府がまだ、首を縦に振らないのだ。しかし、こんなスーパーカーがムンバイに来てもサッチンンが住むシバジーパーク周辺で、この車を運転できるような道路はないのだ。とにかくデコボコですから。スポンサーはプロモーションをかねて贈呈したのだろうが、せいぜい走るとしてもタージマハールホテルから、チョーパティー・ビーチのマリンドライブくらいだけだね。この車でマリンドライブを走ったら、3分で走り抜けてしまうだろう。どうしても輸入税というなら、このお金でヨーロッパにお城でも買って、別荘周辺で乗り回すほうがずっと気持ちがいいと思うよと、サッチンに言いたい。豚に真珠とはこのことだわさ。

 幻のアフガンメロンムンバイにいたとき「幻のメロン」と噂に聞いていたアフガンメロンをついに食べる。ラグビーボールよりも大きくて、中は真っ白。1キロ100ルピーもするし、小さくても一つが4キロはあるから、はずれるのを心配したが、果物屋のお兄ちゃんがまずかったら絶対に交換してくれるというから騙されたつもりで買って来た。素晴らしく美味しい〜!私はスイカやメロンのような汁気がたっぷりの果物が大好き。夕食でお腹がいっぱいなのに、一人で1/4を平らげてしまった。お腹がたぽたぽしていて、明日の朝が怖いけど、美味しさには勝てないもの。スイカと違って皮目に近いほど甘いの。なんともいえないシャリシャリした歯ざわりと、上品な甘さと汁気で幻といわれるゆえんがわかる。ご当地の旬の美味しさをいただく幸せ。まだ、日本のTAKANOにも千疋屋にもたないだろうな。うっしっし。美味しいもの食べて、またまた、幸せ。名前の通りアフガニスタンは果物の宝庫なのだものね。原産地から日本にもいつか美味しいメロンが届けられるようになるといいね。

8月18日(月)
最近発売のVCD
 イミグレーション(外人登録)の更新に行く。
未成年の息子は出頭が免除されているので、主人と2人でたっぷり2時間待ちであった。あぁ〜、インドのお役所だ。外国人のみんなは文句を言わずにじっと待っている。持参した文庫本「おやじの世直し」(NHK出版)を丸ごと読み上げてしまった。おやじといえども作者の嶋中労氏は、専業主夫である。だから、とても視点がユニークで頷けることばかり。主婦の目から見たおやじの世直しなのだ。先に読みおえていた主人が、一言「この本ぜんぜんつまらないよね」って言ったが、主婦の私は、共感でききることがあって面白かったです。日本が駄目にならないためのヒントがたくさん。

 昨日のThe Times of Indiaに外国人のインド駐在に関する記事が載っていた。すでに諸外国では「インドは希望して赴任したい国」になってきているとして、韓国人とオランダのフィリップス社の社員のインタビュー記事が掲載されていた。とにかく、韓国の人は元気がいい。市場で出会う韓国人マダムたちの元気で、たくましいこと!非力な日本人の私は、時々びっくりさせられる。欧米人たちは、日本企業のように本国から自国の食品の送付なんてないし、韓国マダムもインドの現地米を購入している。日本はまだまだ、インド赴任は、左遷的なムードと、「3年間我慢すりゃいいんでしょう」って感じの派遣が多いような気がする。インドの市場開拓に燃える韓国人と韓国人マダムたちを見ると昔の日本人は、こんな風ながんばりとハングリー精神があったのだろうなと思うのだが。インドで、ひしひし感じるのは、日本は世界競争力がドンドンなくなっていく気がしている。家電品や携帯電話もPC周辺機器も、自動車も、韓国製が日本製よりもずっと目立つのである。日本もインドで商売でするなら、来たい人が、来るほうが元気が出る気がするのだけど、商売となるとそればかりというわけにもいかないのでしょうかね。

 映画のVCDの発売がとても早い。公開半年くらいでVCD化してしまう。4年前には海賊版しかなかったのにね。何度も家で見られるのは嬉しい。American DESIもVCD化されていたので、早速購入する。

8月17日(日)

ベナレス・サリー 本日はサウス・エクステンションのヘリテージの2階のサリー売り場のソファーにどっかと陣取り、サリーを物色である。超高級サリー店で、安物はない。大よそ10000ルピー(2万5千円)以上の品揃えである。こういうサリー店では、マダムはゆったりとソファーに腰を下ろし、番頭さんというような店員さんに見繕ってもらうのだ。「今日はベナレスのシルクサリーを、典型的な古典柄だけを見せて頂戴ね。あと、オリッサのシルク・パトラ。チェックの柄だけね。」と言ったら、外人の私がそんなこと言うから番頭さんにも一目置かれてしまう。客の好みを聞いて、1枚づつ広げてくれるから、ちらっと、パロ(サリーの振りの部分)を次々に開くので、よさそうなら全面を開いてもらう。駄目なら次へと、優雅にマダムらしく振舞わねばならない。こういう、店での作法はムンバイ時代にインド人の友人のサリーの買い物に散々付き合ってきて、よくわかっているし、目だけはとても肥えてしまったので、いささかの気後れもない。うぉほほ〜。
お友達と、あーでもない、こーでもないといいながら見せてもらうのは女性の買い物の至上の喜びで、とても楽しいのである。めぼしいのは、帯の形にさっと畳んでみる。どの部分をお太鼓に出すか、前に回すか、柄を見ながら決める。サリー自体の柄が良くても帯に作るとせっかくの文様が上手く反映されないものもあって難しい。番頭さんに、帯に仕立てて、こういう風に使いたいというと、心得て上手く柄あわせが出来そうなものをだしてくれる。お気に入りが見つかったが9000ルピー。写真のサリーはパロ(振り)が薄い緑に中心の胴回りは黄色にボーダーである。一見刺繍に見えるがこれがなんと織物なのだ。「インドの織りの技術の高さを見よ!」って感じである。あ〜、スポンサーのお父さんに相談しないと駄目だ。取り置きを頼んで、次のサリーの店NALLIへ。こちらは南インドのカンチープラム専門店。金襴緞子って感じだ。でも、店員さんの対応が今ひとつで、私の好みの意図を汲んでもらえず、混雑していることもあって、早々に退散。
日本に帰国する友人にオリッサのサリー2枚と、ジャイプールの草木染のサリーを託し、京都の帯の仕立て屋さんへ送ってもらう。サリー1枚から帯は2本。親しい友人に、「半分欲しい人はどうぞ」といったら、早々に予約完売してしまった。仕上がりは1ヵ月後である。楽しみ!

8月16日(土)

 NYの停電をとーっても、冷めて見ている私。病院とか、緊急事態とかは困るけど、たまにはアメリカ市民も途上国の気分を味わって、イラクの人の気持ちを考えて見たらいいんじゃない?と思う根性の悪い私である。なんたって、こっちは毎日だからね、停電なんてさぁ。

 今日はハラルミート屋さんで、鶏肉を買う。カーンマーケットのJazizという店だ。なかなか清潔で、おじさんに「皮付きももだけ6本」というと、丸ごとの鶏からもも肉だけ切り分けてくれる。写真の後ろのお肉はマトンです。おじさんの包丁は足の親指に挟まれていて、立ったままの包丁に鶏肉をぶつけるように切り裂くワザである。おじさんはハッジみたいですね。白い帽子だもの。メッカに巡礼した人だけが被れる帽子を被っていますね。もちろんちゃんとモスリムの儀式にのっとって処理しているんでしょう。これをコックさんが家で骨をはずして冷凍して使うのです。
今日のお昼は親子どんぶり。
8月15日(金)

 58回目のインド独立記念日。デリーでは式典のパレードが例年どおり行われているが、あいにくの雨模様だ。

 休みの日なので、のんびり家にいる。こういう日は、ネットサーフィンと思ってPCに向かう。回線も休日だからすぐに繋がるだろうと思ったが、案の定プロバイダーのVSNLは繋がらない。あ〜、もう絶対プロバイダーを変えるか、ケーブル回線に乗り換えてやる!と息巻いているところだ。
 国営のプロバイダーVSNLは、昨年タタ財閥下へ民営化移行したのだが、回線状況は一向に変わらないのだ。通常20分は回線が繋がるまでリダイヤルし続けている。この間、ゆっくりお茶を入れて待つことにしているが、かなりじれったいのだ。接続状況は、45kbps位ならマシなほうだ。動作状況は受信バイト数で4000もあれば御の字。370くらいで固まって5分間くらいまったく動かないときもある。だからHPの転送は、調子のいいときなんかほとんどないのだ。初回公開したとき7MBのサイト転送に8時間もかかった。途中20回くらい切断されて繋ぎなおして深夜までかかった。「YUKKE殺すに刃物はいらぬ、重いメールをおくりゃいい」そういう事情で、画像の重いファイルつきは絶対送らないでね。1MBの画像の受信に5分以上はかかるんだから。トホホ・・・。
 何がハイテクインドだぁって叫んでいる私。でも、もしかして、今日の接続の最低の悪さは、ニューヨークの大停電の影響?インドのIT下請け関係がNYに肩代わりして今、てんてこ舞いってことなのかな?ありうるかも。

8月14日(木)

ジャイプール焼きジャイプール焼きである。
中国からシルクロードを経てトルコに伝わる前にジャイプールに伝わったという焼き物である。サラセン・トルコ風な柄が特徴だ。白地にブルーの染付けが一般的。しかし、インドのジャイプール焼きは、言っちゃ悪いがほとんどが駄作。花瓶は、土の粒子が粗く素焼き風で、上薬のかけ方がいい加減なためか、水漏れするし、ハンドメイドだからと言い張るが、形の完成度が悪くて、揃いものやカップなどは、ほとんど間抜けなほどにゆがんでいる。マグカップの取っ手の位置もぜんぜん計算されていないから傾けて飲むとこぼれちゃう。軽くぶつけてもひびが入り、カップにはすぐに亀裂が入り何回か使ううちに、漏れてきてしまう。中国から伝わってきたものの、インドの地では完成しなかった焼き物だ。タイのセラドンや、ベトナムのバチャンなどのグレードには悲しくも遠く及ばない。駄器には駄器の使い方というものがあって、これは鉢カバー兼、植木鉢。和風の家にも、洋風の家にも程よく似合うと思う。土産物屋のCCICで、165ルピー。使い勝手が悪いことを承知の上でマグカップを2個。花瓶や、ナプキンたてとか違った目的にもいいかと思って。一個52ルピー。


8月13日(水)

 今日も映画である。この所ヒンディー映画は、週に1本ベースになってしまった。ラニ・ムッケルジーと寡黙なアジェイ・デーブガンのChori Chori(こっそり)である。大雨の中をサケットまで行く。助演のソナリ・ベントレーのスタイルのいい事といったら、さすが、ミスコン出身だけあって素晴らしい。女優さんの中では、ダントツのプロポーションであった。

 日本の友人から13日放送のTBSの「はなまるマーケット」でカレー特集だったわよとメールをもらった。「室内干しの臭い消し」とか、「100円ショップのアイディア」なんかを毎朝放送している主婦向けのワイドショー。お茶碗洗いながらとか、掃除機かけながら、家事の極意をチェックしてる人は、多いみたいですね。番組の中で、カレー粉の極意として、チャーハンにカレーパウダーを振り込むと、全体的に上手く混ざらない、スープに入れてもダマになる、そんなときはカレー粉を油で溶いておいてから加えると上手くいくと紹介していたそうだ。名づけてカレー醤なるほどね〜。インドでも、マサラは最初に油で炒めてから、野菜や水を加えていくので、油でカレー粉(スパイス)を溶いておくというのは、とてもいいアイディア。主婦の知恵を侮るなかれという感じだ。インドにいて、本格的なカレーがレストランで食べられるせいか、なかなか自分で根性入れて本格的な手作りには挑戦しない。私がラルワリ先生から教えていただいたインド料理のレシピなどは、かなりいい加減で、簡単なものばかりである。だから、インド通を名乗る人や、本格インド料理を目指す人からは、邪道だねとあきれられそうだ。そういう人は主婦ではないのだけどね。毎日3度のご飯を作る主婦にとって、手早く、簡単に栄養のバランスを考えた献立を作る事のほうがずっと大事だと思う。日本にいたって、懐石料理じゃあるまいし、一番だし、二番だしからとって、野菜を面取りもして、丁寧に作ることは、普通の家庭ではとてもやっちゃいられないのだ。私なんか、朝ごはんを食べ終わった時点から、今晩の御飯の献立に頭を悩ませている毎日だから、インドのお母さんたちが、毎日暑さにめげずに、長時間玉ねぎを炒めてマサラを炒める作業をのぞき見ただけで尊敬に値してしまう。
 毎日のことだからこそ、カレー粉の極意、上手に利用してお料理しましょう。ピリッときいたカレー味、たとえインスタントであっても、食がすすむ事うけあいです。私のお奨めは、マヨネーズにカレー粉(マヨネーズの油分でダマにならない)を入れて、ポテトサラダを作ってみてね。さらし玉ねぎや、レーズンを入れても美味しいです。茹でカリフラワーをあえてもなかなかいけますよ〜。

8月12日(火)

 今日はRakhiである。シスター&ブラザー・ディという人もいる。祭りの詳しい話は去年の日記にも書いたから、今年は省くが、運転手のナレーシュさんは、もう、1週間も前から休みたい、休みたいといっていた。(パンジャブ人が多いデリーはこの祭りが盛んらしく、デリーでは休日である)「ワイフが必ず休んでくれといってうるさい」と言うので早々に休日願いを受理した。ナレーシュさんがそんなにお尻に引かれているとは知らなかった。まぁ、奥様たち、女性にとっては嬉しいお祭りですものね。ナレーシュさんの無病息災を願っているのでしょう。わたしは、どうもデリーに来てからインド人との距離が遠くなってしまったので、本来はラキのリボンをチョキダール(警備員)や、運転手さんやらにあげて、お菓子でも振舞えばいいのかと思いながらも、今年は実行に移さなかった。

 インド製の電気蚊取り蚊がやたらと多くなってきた。油断するとさされるので、渦巻き式の蚊取り線香が手放せない。蚊を食べる我家のヤモリもとても太ってきた。インドの渦巻き蚊取り線香には2種類あって、殺虫作用のあるものと、蚊を寄せ付けないタイプがある。不殺生を嫌う敬虔なヒンズー教徒の家では、蚊よけの蚊取り線香を炊くときいた。我家は殺虫作用の蚊取り線香を使っている。日本とおなじ緑の渦巻きタイプ。狭い部屋や、寝室にはインド製の電気蚊取り器を使っている。インドの飲料水の農薬残留のニュースが後を立たないが、この電気蚊取りは、かなり強力で効き目が強い。効き目が強すぎても心配だ。コンセントに差込タイプ。なぜか、インドの電気蚊取りのテレビCMに志村ケンそっくりの日本人が出ている、そして蛙飛びしている。あれはいったい誰なんだろうとずっと気になっている。(知っている人メールください)蚊ばかりじゃなくて、玄関の上に蜂の巣が出来始めている。これをどうやって退治するかで、頭が痛いなぁ。

ちりめん青ジソの芽8月11日(月)

 ちりめん青ジソが、芽をだした。かわいいけど、おいしそうと思う気持ちが先である。せっせとみずやりに励むのである。雨が良く降るので、湿度も上手く保たれていて、育つにはもってこいという感じだ。人間のほうは、湿度のひどさでゲンナリする。乾燥していても、湿度がありすぎても文句ばかり言う私です。だって、デリーってちょうどいいって言うのがないんだものぉ〜。

 Mayaちゃんの英語の勉強はゆっくりながらも好調だ。私が毎日、1語づつ書いて書き取りの練習をしている。Maya、Nepal、India、Yearなどなど、これからはキッチン用語を中心に教えたい。そうすればレシピも分量くらいは読めるようになるから役にも立つ。私が忙しいと補習は、コックさんが率先して引き受けている。Mayaちゃんは、コックさんに聞きながら、つづりかたのお稽古をしている。仕事の合間にほほえましい光景だ。

8月10日(日)

マッチョなリティック
 公開3日目のリティック・ローシャン待望のKoi…Mil Gayaにいってきましたぁ〜。
超満員で、インターミッションでは、観客が後半への期待の入り混じった大きなため息つくくらい面白かったです。スーパーヒット間違いなし。新聞の宣伝も派手〜です。新しいテーマのヒンディー映画でございます。一緒に行った6歳のみぃちゃんは、リティックの大ファンなのだけど、ヒンディー語わからなくても、笑うところはインド人と一緒に笑い、泣くところは泣いて、子どもの感性というか、みぃちゃんの感性はあっぱれである。同じヒンディー語のわからない私以上に映画を楽しんでいて、もしかしたらみぃちゃんは、日本人では最年少のヒンディー映画ファンかもね。かなり観ているそうです。
 
 低迷するヒンディー映画も、ついにファンタジー映画である。映画の内容は、フォレスト・ガンプのリティックがETに遭遇してパワーをもらいスーパーマンになって活躍するというとても単純明快な話である。・・・うん、大要はこれだけであるが、ダンスシーンはスーパーハンサムのリティックですから、最高でした。詳しくはボリウッドの花道をご覧くださいね。ああ、それにしてもリティックは、ますますマッチョなハンサム路線をまっしぐらでございます。バタ臭い顔が、本来、好みの私は、嬉しい日曜日でした。ワサビのきいたお醤油顔の主人とは正反対。

 南京のスチームボート夜、2週間前にオープンしたばかりの中華料理店のNANKING(南京)へ行く。ムンバイのリンパビリオンの姉妹店である。この店の蟹のスチームはとても美味しい。隣のテーブルでは食べている人がいたが、今はモンスーンシーズンだから、今日のところは蟹はやめておく。いつもはビン入りのポン酢を持参してこの蟹をいただくと、ほっぺたが落ちそうになるのだ。お奨めメニューは、前菜にコーンカードのフライ(トウモロコシの粉のソフト団子フライ、甘酢でいただく)、オニオン・パンケーキ、シュガーケイン・クラブ・ミート(サトウキビに海老団子をまきつけたもの)、海老のバーベキューなど、メインには中華のアラカルトも美味しいが、是非ともスチームボートのチムニースープを試して欲しい。新鮮な海の幸の水炊きで、春雨入りである。具を食べつくしたら、スープのおかわりをもらい、スチームライスを加え、とき卵と葱(スプリングオニオンのみじん切り)を入れて、卓上のお醤油を加えオジヤにして食べつくす。溶き卵もスープも頼めば、おかわりは自由だ。寒くなったらデリーの夜にはもってこいかも…。まだ、アルコール販売のライセンスが取れていないとのことで、呑み助の方はもうしばらくお待ちくださいね。NANKING (グランドホテル近く、Vasant Kunj)
Plot C-6 Opp.Delhi Public Scholl (DPS) Vasant Kunj New Delhi TEL:011-26138936/37/38
 

8月9日(土)

洋ナシ洋ナシのコンポート 冷蔵庫の整頓日。腐りかけたバナナ5本で、“バナナのシフォンケーキ”を焼く。息子があっという間に3/4を平らげる。飲み残しのワインを片付けるべく、今、デリーで旬の洋ナシでコンポートを作る。小ぶりではあるが、とても安くて美味しい。タルトケーキにしたり、洋なりのムースにしたりして、この季節よく洋ナシを使ったお菓子を作るのであるが、コンポートは初めて。レシピはいつものボブとアンジーのお料理サイトからゲット。ホワイト・キュラソーがないからホワイト・ラムでリッチなコンポートである。溜まった冷ご飯で、ザーサイのチャーハン、残ったナスはごま油で炒めて醤油と鰹節まぶしにして、冷蔵庫の整頓は完了。インターネットのお料理のレシピサイトはホント優れものである。パソコンを使う主婦の強い味方。お弁当のサイトなんか見てると時間を忘れちゃう。家計簿サイトにもいかなくちゃと思いながら、これは腰が重くてなかなか訪問できない。
 
ブロックプリントのサリーで帯 Haus Khasのお店で、ラジャスタンの草木染のブロックプリントのサリーを買い求める。夏の帯に仕立てようと思っている。布地が薄く紗のような感じなので、袋帯が無理なら2部式の作り帯にしようと思っている。本体のところで前に回るように、サリーの振りの部分でお太鼓にしてはどうかと考えている。上手く出来たらまた、ご報告します。
 アンティークショップでブロックプリントの古くなったブロックで額縁を仕立てていた。とてもいい感じである。鏡の額縁にして飾ったらきっと素敵であろう。つぎなる課題となりそうだ。

8月8日(金)
Bhuira ジャム
 インド人の友人からカーンマーケットにすごく美味しいジャムがあると聞いて探してきた。ヒマーチャル・プラデーシュ州の有名な農園の手作りジャムでイギリス人の奥さんがプロデュースするジャムである。もちろん自家農園の果樹園で採れた厳選果実のホームメイドで、保存もちゃんとしていて、中蓋用には蝋で蓋されて密封されている昔ながらのもの。グレープ・フルーツのマーマレードとプルーン・ゼリーを買い求める。なんと美味しいことか!フォーションもハロッズも目じゃないぞというくらい美味しい出来である。BHUIRA Jam。一瓶73ルピー。カーンマーケットの凹の字型商店街の中側、眼鏡屋さん並びのSaluja Dairyという食品店で買える。 

 大人のエレガンス、オーガンジーのカーテンインテリア・コーディネートが大好きというデリーレーヌのお友達の家に遊びにいく。わずか4ヶ月のインド滞在によくもこれだけセンスよくお家のコーディネートが出来たのねというくらい、インドアンティーク家具でお家をセットアップされている。インドは特に駐在年数が短い人が多いので、「3年の仮住まいだから、我慢、これでいいやぁ」とか、「イ刺繍入りのカーテンンドだから初めからあきらめていましたよ」とか、「もともとある家具やインテリアがどうしようもなくダサイからね〜」とお家のセットをすっかりあきらめている人が多いのだ。でも、欧米人にはたとえ数年の滞在でも、赴任国や自国のインテリアを上手くにコーディネートして、暮らしを楽しむという生活の姿勢が根底にあるような気がする。ムンバイにいたときも2年半かけて自分の好みの家に改築していたイギリス人がいて、結局住んだのは完成後半年であったが、ホテル住まいを余儀なくされてもトコトン暮らしにこだわるのは、すごいなぁと思った。日本人の場合、在外でも国内でもインテリアや家のしつらえといった暮らしを楽しむ人にはまだまだ少ない。私は自分自身がインテリアが好きだということもあるが、住の暮らしを楽しむというのは、本当の豊かさにも通じると思っている。引越し13回でも、そのつど住居の設営やインテリアにはこだわってきた。だから本物の引越しビンボーですけど。我家は子どもが小さいときから、どこに住んでもリビングに出したおもちゃは寝る前には必ず子ども部屋に片付けて、大人の空間と子どもの空間をはっきり分けてきた。そういった暮らしかたの姿勢は家族のルールにもなっている。インテリア・コーディネートには、どうしても大人だけの空間と、大人の遊び心が大事ね。特にアンティークなんて、20代や30代じゃちっとも魅力を感じないでしょうが、歳をとると、自分の心地よさの価値基準も生まれてくるから、家の改築やしつらえは古いものこそ、楽しみでもあります。今日伺ったデリーレーヌのお友達は、インド・アンティークやモダンなオーガンジーのインド素材を上手につかい、洋・和・印のバランスが絶妙でありました。オーガンジーのオーロラカーテンやテーブルクロスはシックな色目で大人のエレガンスって感じです。お嬢さんの部屋のカーテンは、ローラアシュレイの壁紙ボーダーの模様を印度で同じ模様に裾に刺繍させてカーテンに仕立て、印度ビーズのカーテンフックをアレンジ。素敵ですよね。ご了解を得て、その他の家具のコレクションはこちらにアップしたので、どうぞご参考ください。
8月7日(木)

 ムンバイのミセス・スワミが、デリーに遊びに来た。朝、空港に迎えに行って久しぶりに元気な姿をみて、思わず胸キュンである。彼女は私のインドのお母さんであるから、彼女の姿が見えただけで目頭が熱い。あつい抱擁の後に、彼女に涙目を見られないように、急いで荷物のカートを押しながら彼女の先を歩く。彼女なくして私のインド生活は、こんなにも楽しいものにはならなかったという大恩人である。我が家について、家を見ながら「ちゃんと、やってるみたいね」とまるで母のように案じてくれる。「でも、毎日ここまで来るのに大変だったのよ」って言ったら、あなたなら十分ムンバイでトレーニングを積んでいるから、デリーでも大丈夫と思っていたわよ。といわれる。そんなことはないけど、やっぱりミセス・スワミがいないインド生活は物足りないんです。

 今日の着付け教室に、お師匠さんに無理に頼んでミセス・スワミをお連れする。今日は私が彼女にサリーについて習ったように、彼女に日本の着物を紹介する。一つ一つの訪問着や塩瀬や結城紬を、インドのサリーの産地と比較してくださる。博多帯をみて、アッサムにとても似た織りのサリーがあると言っていた。短い時間の再会だったけど久しぶりにインドの母の顔をみて、ちょっぴりムンバイ・ホームシックになっている私だ。
8月6日(水)

 トラブルを期待してはいけなかった。今日は電話が通じない。受話器をとってどこかにダイヤルすると、「あなたの電話は料金未払いに付き止めています」というアナウンスが流れる。慌てて先月の請求書を探すがまだ届いてないみたいだ。そういうわけで、当分HPの更新は出来ないみたい。メールも出来ないのだ。まったくトホホである。まるでコメディー漫画のように、トラブルは続きだすととまらない。日記のネタを提供してくれるには事欠かないけど。

 着付け教室の第2回目。道のりは遠いぞ。なんてへたくそな着付けなのかと自分でも嫌になる。

8月5日(火)

 きたぞ!きたぞ!トラブルその2が。
次なるトラブルは、エアコンが水滴を垂れ流し事件である。でも、珍しく電話して1時間でエアコンマンが着て修理する。怖いマダムだということがすでに各方面に知れ渡っているせいか、修繕人の派遣もこの所すこぶる早い。あっという間に完了して拍子抜けするが、修理してしばらくするとまた、水漏れ。再び「直っていないじゃないのよぉ〜」って電話する。今度は30分で着た。「今度こそ直るんだろうね」、と厳しく言い寄ったので修繕人もかなりビビリながら修理する。このところ、何も起こらないと次なる事件を期待して待っているくらいだ。ずっと修繕屋さんがいないとちょっと寂しいくらい。

 大募集中の面接に来る新しいコックさんたちについては、もう、毎日が笑いと驚きの日々である。面接に来る人々の売り込み方があまりに可笑しいので、そのうち特集を組みたい位だ。ハウスキーパーのマヤちゃんに、時間を見つけて英語のアルファベットの練習をさせることにした。いつの日か子どもが生まれ親になったときに読み書きが少しでも出来ていたほうがいいだろう。ある程度、書けるようになったら夜間学校へも行かせてあげたいと思っている。鉛筆の持ち方から始める。今日は“MAYA”と書くのを30回である。仕事ぶりもとてもいい。よく気がついて、今日のお客さんは4人だというと、スリッパを人数分並べたり、お絞りを用意したり、先を読んで動けるので、とても機転が利くのだ。こういう子には本当に教育の機会があったらいいのにとつくづく思ってしまう。

8月4日(月)

蟹カレー、野菜のココナッツシチュー、チキンシチュー 週の初めから食べ歩きのマダムYUKKEである。本日はマリオットホテル内の南インドレストランで、蟹カレーを食べたのであった。なんとリッチなんでございましょうか?メニューは州別になっていて、本日はケララ州中心にセレクト。蟹カレー、鶏のココナッツ・シチュー、野菜のココナッツカレー、ロティーにはもちろんお米の粉でつくったアッパム、スチームライスである。ターリープレイトには、バナナの葉がひかれて南インドって感じである。はじめのスターターに出てくるパパドォもお米の粉なのであっさり軽い。ソースに、ミントチャツネ、トマトチャツネ、ココナッツチャツネ、そして南インドらしくタマリンドのチャツネが付いてくる。美味しい!蟹カレーはココナッツ入りでかなり辛いのだが、ほっぺたが落ちそうに美味しいのだ。シチューは、南インド特有のもので、色も白い。南インドのミルクコーヒー白いが辛くて味はカレーなのである。タマリンドの酸っぱさと、ココナッツの風味がめちゃ効いていて、これまた美味しい。食後に南インドならではのミルクコーヒーを薦められるが、コーヒーが苦手な私は飲まないけど、お連れのIさんいわく、「おいしーい」そうだ。熱々を、受け皿に少しづつこぼして飲むのが南インド流儀。カップも南らしいフォルムだ。また、食べ過ぎたみたい。チップ、サービス料を入れて800ルピー(2000円)の豪華版ランチでした。こういう日は夕飯のメニューが思いつかなくて、辛いなぁ。美味しかった!一日。

8月3日(日)

 きたきた、ハウス・トラブルその1がきた。温水器の水圧が低くてシャワーを浴びている途中で、お湯が出なくなる。屋上のタンクの貯水量が減ると水圧が下がってしまうことが判明。根本的な解決が迫られる問題勃発。明日の会社のオフィスが開いたら、朝一番のお願い案件。

 のんびりと雨の日曜日。今日は一日中読書。養老孟司の「バカの壁」と、ビートたけしの「裸の王様」を一気に読む。感想は書かないけど、どちらの本にも、「インドのカースト制とワークシェア」とか、「インドのヨガと健康」なんていうインドを例に牽く記述があると、ピクンと反応してしまう。お昼に、久しぶりにパンケーキを焼く。お父さんと私だけのひっそりの昼食。パンケーキとツナサラダっていい組み合わせだと思う。薄めに小さく焼くと何枚もいただけて食がすすむ。朝が遅かった日の昼ご飯にはちょうどいい感じ。「わぁ〜い、パンケーキ!」とはしゃいで喜んでくれた子どもたちがいた頃が懐かしい。

8月2日(土)

 体操は大嫌いである。子どものときから嫌いである。スポーツは苦手だ。みんなに驚かれるが、動くより寝ていたい。子どものときから駆け回るより、お煎餅に番茶でごろりとするおばさん臭い、ちびまるこのような子どもであった。
デリーレーヌのモー娘隊 今日は、日本人学校でPTA主催のエアロビクス講習会があった。普通なら絶対参加しないが、PTAの役員なので、それなりの支度で参加する。でも、私の係りは荷物番です。すごいよぉ、デリーの婦人会には180名ほどのマダムが登録されているが、エアロビクスのインストラクターのマダムがいるのだ。さらに、20代のヤングマダムで結成されたデリーレーヌ版のモー娘までいるのだ。エアロビクスの仕上げはヤングマダムのモー娘の出前好演であった。すごいのだ!運動オンチの私は驚愕の世界である。私は、ストレッチしただけで、十分疲れた。

 運動は大嫌いだが、ダンスは好き!着付け教室で勢いづいた私は、日本舞踊教室にも通うことになる。(本人も信じられない)浴衣が上手く着られることを目指すべくだ。着物サイトが充実していて、ここ数日「着物のサイト」ばかり見ている。着物は今、じりじりとブームなのね。
 大人の女が着物に走るべく、この所、その関連雑誌の発売数もすごいが、同じ年代(40〜50代)の男性向けに「隠れ家レストラン」とか、「二人で行く大人のホテル」なんていう中高年の男性向けの雑誌も発売数もこの所すごいですね。写真家の立木のおじ様とか、浅井のおじ様とか、渋めの俳優さんが、若いモデルさんと一緒に京都とか、信濃路なんかめぐってる特集ね。いつも思うのだが、どうして奥さんとじゃないのかしらん?教育費と住宅ローンにおわれ、リストラの危機迫りくるも、パパさんたちの「いつの日かこういう日々が…」の願望は、なんともロマンチックで可愛いものです。そのうち、“インドの隠れ家ホテルを行く大人旅”なんていう特集もでるでしょうか?隠れ家ならインドは奥底深いぞぉ〜。フレンズコロニーにある大人の隠れ家ホテルThe Manorも素敵だ。Manorは、時代と言う意味。週末、大人が訪れるにはもってこいの隠れ家。デリーレーヌも、エアロビの後にはいかがかしら?
8月1日(金)

インド製のアクアガード 雨降りで蒸し暑い一日。
ようやく、浄水器のフィルターの掃除と交換の人が来る。インド製のアクアガードという浄水器を使っているが、アフターケアで半年に一度のフィルター交換と掃除が無料サービスとなっている。当然ながら、インド製浄水器の品質を最初から疑っている人は、日本から浄水器を持参しているが、我家の場合、前任地のジャカルタでも、現地の活性炭入り浄水器を使っていたので、インドにいても同じように現地産を使用している。今回は活性炭を交換して、フィルターも交換。メーカーから派遣されたおじさんには、半年に一度じゃ嫌だから、お金払うから毎月来てくれと頼み込む。水の管理はこの浄水器の水をさらに煮て使っている。70度殺菌で主な菌の80%は死滅するといわれているが、100度沸騰で5分が我家の水の管理である。野菜、果物洗いもこの湯冷ましを使っている。デリーの水はとてもまずいと思ったが、慣れるとさほど感じなくなる。それでも、この地域に送られてくる水は塩分が高いせいか、麦茶もお茶も、この水だとしょっぱい感じだ。デリーの某日系ホテルの日本食レストランのお茶がしょっぱくて有名だが、我家も同じである。お茶の塩気はとても気になるので、ミネラルウォーターを使用しているが、味噌汁や、その他の料理はこの浄水器の水を煮て使用している。インド製のミネラル・ウォーターに農薬と使われる薬品と同じ成分のものが、EUの基準値以上に混入されていると、インドではしばらく話題になっていたが、水から体に入った薬品は体内に蓄積されるものだし、胆石の心配や、カリウム、鉄分、ミネラルなど心配するとキリがない。最低限だが、台所は健康の要なので、フィルターの管理は大事。
さらに気になるのは、我家の屋上の貯水タンクの掃除はいったい、どうなっているのだろうか?これもとても気になる。