Diary

デリーレーヌ ざます!


〜お気楽マダムのデリーな日々〜
2003年 10月



10月31日(金)

 早いもので、来月6日で、結婚21周年です。お父さんに、「これだけ長く続いたのは、ひとえに私の忍耐の賜物」と言ったら、苦笑しながら「・・・そういうことにしておきましょう」だってさ。
 息子が留守だから、二人でリッチに結婚記念日のディナー。Taj Palace HotelのOrient Expressで、おフランス料理ざます。レストランはオリエント急行の車両と同じ設えで、豪華な内装なの。ボーイさんの恭しいことと言ったらすごいわ。ここの名物はカテージチーズのスフレです。もう、久々にゴージャズディナーをいただくことにしたの。なんたって21年だからね。私が選んだのはアンティチョークとマッシュルームのスープ、ロブスターのローズマリーソース、名物のコテッジチーズのスフレ、デザートは季節のアイスクリームとフルーツ。フルコースだから、もちろんシェフご自慢のアペタイザーのカナッペから、途中には桃とマンゴーのシャーベットも出たぞ。メインディッシュは、もうボーイさんがこの上もなくかしこまって銀のボールを開けてくれるのだもの、リッチだわ〜。アニバーサリーだから、スパークリングワインもサービスでいただいちゃって、すっかり嬉しいおフランス料理堪能の夕べだった。まさか、インドでこんなに本格的なおフランス料理がいただけるとは思わなかったわ。

 私は、早婚だったので、親と一緒に暮らす年月よりも、お父さんと一緒に暮らした年月のほうが長くなってきている。結婚したときは、まさか、インドでこうして暮らすとは考えてもみなかったけど、結婚生活の1/4がインド、1/2が、外国暮らしになってしまった。これから、どこへ行くかわからないけど、一緒の時間を大切に一日一日を送りたいねと、お互いに話し合った。お父さんは「もう、こうなったら、下の世話も頼んだぞ」だって、もう!ムード台無しぃ。
10月30日(木)

 17日の日記で紹介したベンガルのお菓子ローンラータは、「ロボンゴロタ」と言う名前だと判明した。バンガロールのmasayoさんがナマステムンバイの掲示板・かほな マサラ へいに、カキコしてくださったのだが、ベンガル人のお友達に画像を見ていただいたら、「ロボンゴロタ」というお菓子だとのこと。masayoさんによれば、ロボンゴは、ベンガル語でクローブ(丁子)。ロタは、つる草のようなもののことだそうで(なんで、この名前?)中身は、豆ではなく、ミルクを煮詰めてペースト状になったもの。これをマイダ(インドの小麦粉)で作った皮でベンガルの綿菓子お菓子包み、丁子でとめる。これを揚げて、砂糖のシロップにつけます。パリパリ感が残るうちにシロップから出すのかとか。甘みは、この砂糖シロップか、中身のミルク・ペーストに砂糖を加えて調整するそうです。なるほど、なるほど。よーく、わかりました。masayoさんありがとうね!

 デリーマダムTさんのお薦めのベンガルのお菓子、ハルディランのインド版綿菓子を探しにジョルバーグを徘徊するが、見つからない。何度も携帯電話でTさんに説明を聞いてみて、お店の人に伝えるが、わからない。白くて、綿菓子をぎゅっとつぶしたような砂糖菓子のようなもので、箱入り。この説明を頼りに、ベンガルのお菓子屋を探し回るがそれらしきものに出会わない。ようやく、Tさんから、「アームパプリ」って言うらしいとの情報に再び探すが、なぜかドライマンゴしかでてこない。アームはマンゴ、パプリは乾いたものと言う意味。変だな、変だなとおもったら、ハーム パプディらしいことがわかり、ベンガル菓子の有名店KALEVAで、ようやくお店の人が出してくれたのが、SOHAN PAPDI。ベンガル語でSOHANは薄くてサクサクして層になっていること、PAPDIは甘いデザート。お菓子の様子はとても形容しにくいけど、本当に乾いた綿菓子をぎゅっと押しつぶした感じで、お店によっては、カルダモンやナッツがのっている。さらりとした甘さで美味しいの。お口に入れるとふわーととける砂糖菓子って感じ。多分、ハルディランのものは、白くてプレーンのものだったらしいけど、KALEVAのは、黄色くて厚みがあってカルダモンとアーモンドスライスがのっている。材料は、チャナ豆、ミルク、砂糖、マイダ、特製ギー(インドの牛乳から作ったバター)、ドライフルーツとある。日本でいったら、両口屋是清の二人静のような上品な粉砂糖風のお菓子です。これは病み付きになるわ。小さい箱で80ルピー。高価である。日持ちもするので、日本へのお土産には最適かも。ぜひぜひ、お試しあれ!

10月29日(水)

 友人のNさんが勤めるインドの女性の自立支援NGOのクリスマスバザーの作品作りのお手伝いをすることになった。こんなところで、今までの洋裁や、趣味のパッチワークの技術が役立つとは思わなかった。手芸材料がどこで手にはいるのか、あちこちに電話して、いろいろの人に市場へ連れて行ってもらい、生地やリボン、紐、ビーズなどを買い集めて、借りたミシンで今日は一日サンプル作りに励む。まこぶさんのHPにあったシューキーパーのアイディアをいただきました。ポプリや活性炭は、高価なのでパンヤだけを詰めてみました。初心者の女の子でも作れそうなポーチや、コースター。ギフトのオーガンジーのワインバッグも試作したが、果たして、ミシンの台数も少なくて期日までに仕上がるか、女の子たちのがんばり次第というところ。デリー歴の長いマダムが、半輝石のビーズや、インドチックな鈴を探してくださり、コースターやバッグへのアレンジもアドバイスしてくれて、文化祭の準備みたいに楽しみになってきた。
作品作りを通して、パターンの写しかた、布の裁ち方、基本のミシンかけ、縫い代の始末、バイヤステープのつけ方、簡単の刺繍などを教えることになっている。

 しかし老眼が進んで針に糸を通すのがこんなに大変になっているとは・・・。かなりショック。キルトや細かい刺繍はもう、根気がなくなって、若い頃ほど長い時間打ち込めなくなってきたな。それにしても、ひさしぶりに針を持ち、チクチクするのは楽しいものだ。手芸熱が再び!
 Nさーん、お留守の間ですが、何とかサンプル作りは進んでおりますのでご安心ください。

10月28日(火)

 今日は、冬支度である。
昨日、チョキダール(門番)が、「今シーズンはもういりません」と言って、貸していた傘を返してきた。乾燥してきて、デワリの爆竹と花火で、早くもデリーの空は冬の風物となったスモッグがたちこめている。足のかかとが、いち早くカサカサになってきて冬近しである。ムンバイは一年中暑かったので、冬の支度は赴任時に何もしてこなかった。デリーに転勤になってから、日本へ帰国のたびに冬服や厚手の下着だけは、少しだけ持ってきたが、寝具をどうするかが問題だ。前任者が置いていった電気シーツがあるので、何とかなるかしら?他の人はみんな冬用に羽毛布団を持参していると聞く。Mayaちゃんに手伝わせて、薄手の夏がけ蒲団を干し、いらなくなったタオルケットを裏側に縫い付けて蒲団カバーに入れてみた。そういえば、祖母が初冬には蒲団の始末で、冬の掛け布団の襟を付け替え、毛布に手ぬぐいで襟カバーを縫い付けていたのを思い出す。まさか、デリーで自分が蒲団の冬支度をすることになるとは思わなかった。この即席蒲団と、タオルケット、それとインド製のアクリルのボア毛布でも足せば何とかなるだろうか?電気毛布や、電気シーツは嫌いなので、インドで湯たんぽを探してみよう。以前ANOKHIで湯たんぽカバーを売っていたのを見かけたから、きっとインドにも湯たんぽがあるのだろう。1ヶ月程の冬のために大枚はたいて輸入の羽毛蒲団を買うのも馬鹿馬鹿しいと思うしなぁ。

 背の高いコックさんに頼んで、今年はそろそろ御用済みのエアコンと、天井のファンの掃除を、毎日少しづつしてねと指示を出す。電気の暖房器具をチェックして、暖炉の掃除や、薪も調達しないといけないなぁ。夕飯のおかずに、だんだん暖をとるような汁物や、あったかいスープを食卓にのせたくなってきた今日この頃。

 モスリムのラマダン、断食がはじまった。コックのムスタファさんも、夕方のお祈りまで断食。夕方お祈りを済ませるとようやく持参した軽食を口にしているようだ。断食中のコックさんは、傍目にも気の毒で仕方ないが、本人は、大して気にしてもいない様子だ。いい加減な私の断食と違ってもっと崇高な心がけだものね。私は、断食を宣言しておきながら、仲良しマダムとランチに出かける、狼少年ならぬ狼おばさんである。新しくグルガオンにできた中華料理店China Club。3人もの中国人シェフがいる本格中華レストランである。お味もなかなかいける。モダンでおしゃれなインテリア、お店のムードはいいぞ。バーカウンターもあるので、素敵。グルガオンのニュー・スポット。
10月27日(月)

 昨夜の到着が深夜だったのに、お父さんははずむように元気に出社していく。偉いぞ、我が家の大黒柱!

・・・で、私は、いつものことながら休暇から戻るとしばらくエンジンがかからず、ぼんやりするのだ。溜まったメールを読んで返事を書き、気になるサイトをチェックする。シンガポールの立ち読みの本の中にあった、気になるサイトにもぼんやりアクセス。しかし、しっかり目が覚めた!噂のうさたまCOMで、ショッピングの女王、中村うさぎさんと、“駄メンズ”の倉田真由美さんの「うさたまの霊長類オンナ図鑑」を読んでいたら、横森美奈子ショック(YUKKEのつぶやき3月に詳しい)以上にのけぞる私であった。横森ショックは、等身大のわが身であったので、しばらくジクジク反省しきりであったのだが、うさたまは、あ〜私の周りにもこういう人はいるが、この1行は私のことだわと思う節もあって、オンナはつくづく、おぞましい生き物だわ。稲葉賀恵さんや、塩野七生さんみたいな、教養あふれる大人のエレガンスをかもし出すオンナが私の憧れである。しかし、うさたまで反省するようでは、まだ道のりは遠い。

 インドで飛行機に乗るたびに思うのが「インドのおばあさんは偉い!」のである。普通、足腰が弱くなったら「海外旅行なんて無理だわ」と思うでしょう?しかし、インドのおばあさんは車椅子を呼びつけて、飛行機に乗るのがとても当たり前なの。だから国際線のゲート搭乗口には、いつも5〜6台くらいは車椅子のおばあさんが並んでます。決して歩けない訳ではないが、よっこらしょと、ゆっくりしか歩けないレベルのおばあさんたちである。空港の入り口で、車を降りた瞬間から、空港にあるお出迎えの車椅子にさっさと乗り換えて、荷物も全部、空港職員に持たせて搭乗口まで来るのだ。私は自分の母親がリューマチで車椅子のお世話になっていることもあって、常々こういうインドの車椅子のおばあさんをじっくり観察してしまうのだけど、インドは階級社会も、時にはよい意味で手伝って、おばあさんはとても上手に周りの人に助けてもらって暮らしています。交通量の多い横断歩道を渡るときも、通りすがりの青年に、「あっちまで連れて行ってよ」と、遠慮なく知らない人に頼んでいるおばあさんをよく見かけます。青年は、頼まれるとほとんど大事そうに知らないおばあさんの手を引いて渡ってあげます。だから車椅子を頼んだり、押してもらうのは当然って感じです。悠然と、何の遠慮がいるものかという感じで、大事にされて当たり前って顔ですましています。女性の地位が低いインドだけど、普通以上の家庭では、おばあさんは、とても威張っているし、回りもとても大事にします。特に男子を産んで育てたおばあさんは、大家族に君臨する感じです。おじいさんよりもずっと大事にされている気がする。フィルムフェアーの授賞式では、初老ともいえる音楽家や演出家の受賞者が、もう歩くのもやっとな老母を授賞式のステージに連れてきます。みんなはこんなに立派な息子を産み育てたお母さんは素晴らしいと賛辞を述べて、一緒に表彰してしまうのです。歳をとるのは時には辛いけど、偉そうにしても、大事にされるおばあさんをみると、(中流家庭以上のことだが)インドはいい国だなと思ったりしてしまいます。威張って、老後を過ごすためにも、いい大人のオンナ、素敵なおばあさんにならなくてはいけないなぁと、うさたまを読みながら、ぼんやり考えた一日。

10月24日(金)〜26日(日)

◆シンガポールお買い物報告◆
 冷凍品梱包サービスシンパック年に一度の買出し休暇である。(その他に、静養休暇という健康診断を兼ねた休暇もある)ジャカルタ駐在のときからシンガポールに買出しに行ってたので、シンガポール行きは10回以上だ。正直飽きている。15年前は、ジャカルタからもシンガポールへ買いだしに行っていたんだよぉ、今のデリーくらい物がなかったのさ。太郎がお腹にいるときからのおなじみの“買いだし”なの。しかし、私の場合“食料を買いだしに行く”こと自体が、後ろめたくて気分が暗い。貧しい国に住んであんただけいいわねと言われそうで。それなら、行かなきゃいいのだけど、牛肉と豚肉と医薬品と学用品と書籍のために行くのだ。物欲とは悲しいものだわ。途上国への冷凍食材梱包サービスを請け負う大丸が撤退してしまったので、今回は明治屋に注文である。場所は同じ。元の大丸のスーパーのあった、リャンコート。隣接しているニューオオタニに泊まり、買出し用の宿泊プラン、シンパックである。明治屋では、他にお菓子やら、乾物やら、漬物やら、冷凍かぼちゃ、冷凍枝豆、新鮮な日本野菜を買い込み、レジで精算後、これも事前に頼んでおいた冷凍品と一緒に梱包サービスにしてもらう。申し込み時に出発便を伝えておけば空港の出発カウンターまで配達してくれるサービス“シンパック”である。

 ニューオオタニに泊まるのもほとほと飽きたんだけど、買い物の便と、メンバー割引特約したからで変えられないんだな。シンガポールは、寒い!SQ(シンガポール航空)に乗ったとたんに寒い。冷房がすごく強くて眠れやしない。ホテルもショッピングアーケードも寒い。人為的な寒さにほとほとまいる。すっかり冷え込んでしまった。ホテルについて一番にすること。バスタブにたっぷりお湯を張って温泉の素をいれて、ゆくっくり疲れをほぐす。バスタブいっぱいのお風呂のお湯は日ごろのインド生活からは、ものすごーい贅沢なの。幸せ実感。勢いマダムは、パックしたり、足の裏のお手入れしたりして、長風呂を楽しむ。うふふ。

 夜10時まで隣接した紀伊国屋が開いているので、ゆっくり本屋で本が物色できる。高島屋ショッピングセンターの紀伊国屋のほうが品揃えは豊富だけどね。明治屋のデパ地下で握り寿司やお弁当、焼き鳥、ケーキ、抹茶&小倉アイスなんかを買ってきて、夜ホテルの部屋で食べるのも嬉しい。昔は冷凍枝豆をホテルの電気ポットで茹でて食べたり、レタスを食べたり、フルーツを山ほど買ってきて食べたりもしたが、さすがに今回は、太郎以外は飽食は控える。歳なのかも。情けないが食欲が減ったわけではない、胃袋が追いつかないだけなの。地下にあるホーカーズで、シンガポールの屋台料理を楽しむのは大好きだ。チキンライスと辛いスープ麺、お気に入りは、シンガポールの怪しいデザート。2回も食べちゃいました。
 
 ラッフルズホテルのソーイングキットブランド物にはほとほと興味がないので、浴用タオルとか、ヘアコンディショナーとかの実用品の補充のみのシンガポールであるが、シンガポールならではのお土産を買うのは楽しい。お気に入りはラッフルズホテルのミュージーアム・ショップにあるソーイング・キット。有名ですよね。毎回シンガポールに来るたびに買い求めて自分はもとより、友人にお土産にしていたの。小さな小鋏、糸巻きも可愛くて実用的、渋いこげ茶缶入り。残念にも、今回はストック切れ。どうやら生産をやめてしまったみたい。隠れた名物名品だったのになぁ。
 AXE Oilラッフルズホテル裏のTea Bone Zen Mind(3 Seah Street #01-02 Raffles Sub- Station Tel:3344212)で、シンガポール通のMさんご推薦のパールティーを買う。ジャスミンティーなんだけど、ジャスミンの花とお茶を丸めて真珠球のように仕立てた中国茶。ブームのお茶だけに見るそばからドンドン売れている。日本人の観光客がティー・テイスティングに熱心だった。他には、やはりMさんからご紹介していただいてから、リュウマチの母に大人気のAXE Brand Universal Oil。シンガポールのマダムは必ずバッグに忍ばせている万能オイル。タイガバームのエッセンシャルオイル版という感じで、偏頭痛持ちの私はこめかみに塗ったり、気分が悪いときの気付薬、鼻つまり、関節痛、腹痛、虫刺され、打ち身など何でも効くらしい。化粧ポーチに入れても邪魔にならない大きさで常備している。お友達のお土産用に買いだめしてしまった。一番小さなサイズで90円足らずというのも嬉しい。

 食べるほうは、日本食が一番人気である。お寿司、青ちゃんの焼肉、トンキチのとんかつ。これで一応お腹の虫がおさまったら、ホーカーズで屋台料理、なつかしのインドネシアのミーバソ(シンガポールはマレー系が多いから懐かしい料理がある)やら、チキンライス、タピオカや仙草ゼリーが入った怪しい飲み物や、デザートに走り、食い倒れるのである。罪深いわ。極めつけは、高島屋にたくさんあるクリスタル・ジェード、今もって地元シンガポーリアンで大ブレークしていた。食いしん坊の中国人が列を成す店だもの不味いはずがないじゃない?順番の整理券をもらい、しばらく待って心行くまで飲茶を楽しむ。クリスタル・ジェードには、本格中華料理のパレス、飲茶、小龍包などちょっとづつグレードが違う店がチェーン店になっている。飲茶は、何を食べても外れません。毎回必ず食べつくすほどに飽食を楽しむ店である。

 もれるだけ買った本中華デザートで私が好きなのは仙草ゼリーといわれる中国ハーブのジェリー。真っ黒なゼリーに蜂蜜入りのシロップがけ。体にもすごくいいのよ。さらには白玉団子のゴマ餡入りのしょうが蜂蜜シロップがけ、これは冷房で冷えた体を心底温めてくれます。これをバージョンアップすると豆乳シロップかけになるの。明治屋の並びMr.Bean(豆先生)で2ドル。絹ごしふうに豆乳がふんわり固まって美味しいの。杏仁豆腐だけが中華デザートじゃないものね。今回は大根餅を食べ損ねたのが残念。チャイナタウンに回る暇がなくて、シーズンの上海蟹もペーパーチキンも食べられなかったのだ。いや、これくらいで十分だったかも。当分断食しなくちゃ。

 満タンの冷凍庫お気に入りのブティック「British India」で新作の紺のパンツを購入。76シンガポール・ドル(5000円弱)。ラッフルズや高島屋のショッピングアーケードにあります。マレーシアが本店のアジア各地で展開のブティック。私好みの大人向け、アースカラーのベーシックな服がお手ごろ価格です。あとは、とにかく本と雑誌。クロワッサンの特集「全身ひきしめ大作戦」、大橋歩の新刊、塩田七生と五木寛之の家庭画報の対談「おとな二人の午後」が文庫になっていたので。他は持てるだけ。小説が高くて買えなかったわ。私の場合、2時間くらいで読み終えてしまうから3000円ちかい新刊の小説を買うのは辛い。文庫になっていても、1000円位するから、Book offなら、100円だものなぁって思うと買えないの。デリーは図書室はあっても、蔵書はかなり古い。(ないよりはマシだけど) 旬の小説を見ると日本が恋しい。思い切り乱読するのが夢だわ。活字中毒なので、日本の我が家は図書館から2分のところにあるんだ。本屋に来るたびこれだけは渇望を感じてしまう。喉から手が出るほど買いたいものばかりだったの。最後に空港の免税店で化粧品を補充してすべて完了。

 我が家の冷凍庫は満杯。当分平気だ。さぁ、白菜の浅漬けをつけようっと!

Happy Diwali!

命綱の冷凍庫10月23日(木)

 ついに、冷凍庫の食材は見事にスッカラカンになりました。5年暮らしたインドで、食材冷凍庫をスッカラカンにしたのは今回が初めてです。溜め込むことを唯一の心の支えとして暮らしていたので、いつも、冷凍庫の底には、期限切れの霜がたっぷり着いた冷凍やけのお肉の塊やら、脂のぬけた干物があって、きれいに食べつくすことよりも、涙ながらに処分したりしたものが多かったのです。
 息子がよく食べるということも手伝って、今年4月に補充した冷凍品30キロも、余すことなく食べ切り、先週以来、我が家の巨大な棺おけのような冷凍庫には、パンと現地調達の鶏肉、なぜかたくさん残った春巻きの皮、弁当用に作り置いたおかずの冷凍(コロッケ、シュウマイ、餃子、肉団子は作って常備してらる)が入っているだけでした。
 デワリの休暇を利用して、2泊3日でシンガポールへお肉類の買出しへ行ってきます。大丸が撤退したシンガポール、今度は冷凍梱包は明治屋がしてくれるそうです。紀伊国屋で本を、息子は修学旅行用にお菓子を買うのが目的です。今、シンガポールは上海蟹のシーズン!、クリスタル・ジェードの飲茶、青ちゃんの焼肉、お寿司などなど胃袋に詰め込むことも息子は楽しみなようです。駐在通算10年で、シンガポールはもう10回以上買出しに行った気がするなぁ〜。27日に戻る予定です。では皆様、Happy Diwali!
 デリーのDiwaliの様子は、お友達の泰子さんのHPに詳しく紹介されています。


10月22日(水)

 デワリのお年玉「♪もういくつ寝るとデワリィ〜」という感じのデリーの町並みである。商店街は、イルミネーションやキラキラモールでクリスマスのような派手なデコレーションである。ヒンズー教徒の最大のお祭りが、デワリ。ラーマ・ヤーナの凱旋を祝い、各家には火を灯し、ラクシュミー(日本では吉祥天として有名)のお祭りである。今年はこの週末がそれに当たる。外人の私にとって、デワリの最大の関心事は、使用人や、いつもお世話になる人々へのデワリの心づけと、贈り物である。早速、テレビのケーブルマンが集金にきて、「ハッピーデワリ」と、チップを要求。「NHKが1ヶ月映らなかったんだから、払わない」といったら、頭をかいていた。集金分を負けさせ、その分をチップに渡す。インドの人はみんなこのご祝儀を楽しみにしているので、我が家は、いつもちょっと早めに支給することにしている。だって、祝いの準備も必要で何かと物入り、家財や衣服もこの時期にみんな新調したりするのだからね。コックさん、ドライバーさん、スイーパー、ゴミ集めのおばちゃん、門番のチョキダール、見習いのDeviちゃんまで、正式なボーナスの人もいれば、心づけ程度の支給もある。コックさんはモスリムだから来月のイスラムの新年にボーナスを支給するが、みんなと同じようにぽち袋で心づけをあげる。門番とドライバーさんも会社経由で正規のボーナスがでるが、私の日ごろの感謝程度のチップ。小袋に分けて、Happy Diwali!と書いて渡す。英語のまったくできないゴミ集めのおばちゃんが、ニッコリ嬉しそうに、「アプ コ アチャ デワリ」(奥様にもいいデワリが来ます様にという意味か?)と片言のヒンディーで私にぺこりとお辞儀をする。険悪な関係のオーナーであるが、Dr.シンには、別に問題がないので、彼女宛てに、ホテルのベーカリーで買ったデワリ用のケーキを、デワリ用にパッケージしてもらい、挨拶に行った。もうじきお父さんのところには毎年食べきれないほどのドライフルーツとナッツが届く。日本でいったら年末の「新巻鮭のお歳暮」という感じだろうか?街は買い物客でいつも以上の混雑だ。ちなみにヒンズー教もイスラム教も暦が近い(陰暦)のためか、今週末からラマダンもはじまるようだ。
10月21日(火)

 先週起こった、スイス大使館員のレイプ事件は、センセーショナルであった。夜10時、映画を見終わった女性大使館員が、映画館から駐車場へ向かう途中に拉致されて、レイプされたという事件で、新聞では現場の状況イラスト入りで、トップページで掲載され、デリーの治安は一気に地に落ちて、外国人はもちろん、デリーの女性を震え上がらせることになった。
 やっぱりデリーは危ないところだったのねと、誰もが認識を強くして、私も夕暮れ以降、たとえ自家用車であっても外出が怖くなってしまった。デリーのレイプ事件は、とても多く、裁判に持ち込まれても、さらにその事件の70%以上が、無罪になるという。何と泣き寝入りが多いことか!法廷で、多くの被害者が証言を翻してしまうからだそうだ。女性がわが身に起きたことをオープンにすることができないインド社会である。今回は、外国人、それも大使館員が受けた暴行ということで、報道も派手であったが、被害者には本当に気の毒であるが、この事件が、他のレイプ事件の火付け役になって、レイプの取締りと懲罰が重くなることを願ってやまない。レイプは絶対女性側に非はないと思う。インドの新聞でよく取り上げられている、女性側の非、過度な露出(!)西洋的服装を挑発行為が原因というのはのはおかしいと思う。ただ、こうした事件がおきた以上、外人の私も気を引き締めて、インドのおかしな男性のその気をそそらないように、服装や態度には十分気をつけたい。油断大敵。先週、スカートでオールドデリーへ行ったのは間違いだったわ。

 最高気温は32度くらいもあるのに、昨夜の最低気温は16度。一日の気温差が大きく16度もある。これまた油断大敵だ。デリーは夕暮れも早くなり、6時ではすでに暗くなる。冬が近づいていることを感じて、夕暮れはちょっと物悲しい。

10月20日(月)

 今日締め切りの仕事をやっつけるべくPCに向かう。半分仕上げたところで、おっと、現地通貨のルピーがお財布に35ルピーしかなかったことを思い出して、慌てて、銀行へ換金に行く。結婚20数年、サラリーマンの妻の私は、どこに住んでも、毎月お父さんから「今月分」と言って渡される現金で暮らしている。だから、5年もインドにいるのに、一度もインドの銀行へ行って換金をした事がなかった。デワリのボーナスもあるから、現地通貨が足りなくなって初めて「円」を換金した。ちょっとドキドキ。貧乏症のせいか日本でも銀行は嫌いだ。どーも“お金をたくさん持っているんだぞ”という偉そうな雰囲気に気分的に圧倒されて、長居はしたくない場所である。気後れもする感じだ。「お金もっていない人に御用はありません」って感じがするのだもの。バブルのときでさえも、私には無縁の場所だったわ。インドの銀行もそうね。3万円の換金で、11982ルピーだった。日本で3万円を銀行で引き出してもさほど怖くはないが、インドでだと、きっと窓口に座っているお姉さんの月給以上であろう。なんて考えると、大金でちょっとドキドキする。やっぱり、インドでも銀行は嫌いな場所だわ。あたりを見回して、危なそうな人がついてこないわよね、なんてたかが3万円分の換金でもハンドバックを握り締めてしまう。

 午後は、早々に仕事を終わらせ、読みたくて気になって仕方なかった小説を一気に2冊。もっとゆっくり読めば楽しみも明日に残せるのに、本だけはいつもすごい速読の私である。本がある限り、無人島でも暮らせる気がするの。気になることが全部終わって気分的に楽だ。読んだ本は、「女たちのジハード」(篠田節子)「十八の夏」(光原百合)。今夜からはもっと軽い向井万起男さんのエッセイ「君についていこう」を読むことにする。活字中毒の私は、デリーの日本人会室に図書室があって嬉しい。

 夕方、ムンバイの親友、ニルファがデリーに着たからと我が家によってくれた。私の好物で、ボンベイの名物「ポーラン・プーリー」を手土産に。同じ年のニルファは、色々なことで意気投合して、ずいぶんあちこちへ連れて行ってもらった。旅行や、日本からのテレビ、映画の製作のコーディネーターをしているので、彼女の旅先での武勇伝は、いつ聞いても楽しい。今回、デリーに着たのが、仕事上のトラブルを解決するためであったので、警察署で何時間も待たされて、会えたのは1時間でとても残念ではあったけど、いつものおしゃべりで、元気で優しいニルファを見るとムンバイでも楽しかった思い出が一気によみがえる。夕方空港に送る車の中でも話したいことが尽きず、猛スピードで色々話す私たちを運転手さんが、あきれて振り返ったりしていた。息子の受験が終わったら、絶対会いに行くからねと固く約束して別れる。

10月19日(日)

カンタのサリー
 学校の日曜参観と親子スポーツ大会。秋晴れの校庭に元気一杯の声が響く。母はまだ過激な運動は体調に自信がないから日陰で見学。お父さんは、サッカーで走り回る。中学3年生の父母ともなるとお父さんも私も、参観する親の最高年齢層に属するのだ。小学校のちびっ子のご両親たちは、みんな若い!子どもと一緒に走り回るのも、もう終わりの時期にきているか。体力的な子育てはもう終わりを実感。

 夕食を食べに行ったホテルのショッピング・アーケードでカルカッタ地方の刺繍・カンタのサリーを見つける。伝統的な刺し子の技法の刺繍で、なかなか技術が高い伝統工芸である。細かければ細かいほど、高級品。これも帯にしたいと思っている。5000ルピー以上のものばかりで、手が出ない。早くクラフト・ミュージーアムで勉強しないとと、ちょっと焦ったりする。知りたいことが、たくさんありすぎるのだ。(写真:黒字木綿に白糸を基調にした典型的なカンタ、ベージュ色に、こげ茶の刺繍もよく見かける)

10月18日(土)
デリーの柿
 ドンドンと涼しくしのぎやすくなる。日本の5月、10月の晴天の日ようなお天気が続いている。今日もデリーの秋を感じる頂き物。真っ赤によく熟れた柿。先日、「デリーで買った柿が渋くて、ブランデーで渋抜きしました」と、メールをいただいた。柿の渋抜きの仕方を、都会生まれの私は知らない。お庭に柿木があるお家に育ったらわかるのだろうな。私でさえも、知らないのだから、次世代の子どもたちはもっとそういうことを知らずに育つだろうなと、柿を見ながらいろいろ考えた。今日の柿は見るからに甘そうで、熟していて美味しそう。

 「いつかやりましょう」と、言いつつなかなか実行に移せなかった「インド、デリー関連のWebサイトマスター・オフ会」を、我が家で開く。連絡が遅くて、急だったのでご参加の都合がつかない方もあってごめんなさいね。それに、各サイトの熱烈ファンであるデリーレーヌの参加もあり、深夜までDeepなインドの話で盛り上がったぞ〜。みんなインドのこと、よく知ってるんだよねぇ、さすがに!ヒンディー語のミニ講座まで拝聴。
“××映画の○○が「△△△」って言うせりふ言うじゃない?” “この所のマニーシャの太り方ひどくない?”
と、いうような話に、みんな即、反応できるし、インドの可笑しさや不思議を心底楽しんで暮らしている皆さんでありました。次回もお楽しみに。ご参加できなかった皆さん次回こそぜひお出かけください。

10月17日(金)
ベンガルスイート ロンラータ
 ベンガル地方のお菓子、ロンラータをいただく。パリパリの皮にふっくらした豆の粉の餡入りで、サクサクして、ほんのりした甘さ、ふんわりとろける豆の味。うっすら、皮には飴がけもされている。さらに皮を止めてあるクラーブ(丁子)のピリッとした香りがすごく効いて、インドのミルフィーユという感じの丁寧に作られたお菓子。美味しくて立て続けに2個も平らげてしまった。

 今日は、一歩も家から出ずにのんびりと、机の書類の整理や、息子の高校の入学願書の作成、後は溜まっていた週刊誌と新聞に目を通す。
 帰国子女の受験は、はやくも各校「帰国認定」手続きが始まり、その資格認定や手続き、提出書類の複雑さに2度目であっても、願書の要綱を隅々まで読みこまなければならない。帰国子女として認定されるのは、親の仕事に伴って海外に住んだ場合の優遇措置を言うので、自分の都合で留学した場合は帰国子女の枠では受験できない。海外駐在が増えているし首都圏になるとクラスに3人くらいは帰国子女がいても不思議はない時代だ。駐在期間が短いと、帰国子女認定がもらえないため、お父さんの帰国が決まっても、逆単身赴任をしてまで、在留期間を延ばすケースが増えてきたため、学校の在学証明以外にも、お父さんの海外在留証明を合わせて提出することが必要だったりもする。勤務先や、親の留学先、研究先機関の在外勤務証明が必要なのだ。これが各校指定の用紙だったり、会社のホームであったりと学校によっても違うので、内申書以外にも、そろえる書類が多くて大変なのだ。ふぅ〜。今はインターネットで要綱がダウンロードできるようになってずいぶん便利になったが、情報の少ないインドでは、やっぱり不安だし、焦ってしまう。でも、これは母親の私がこうなのであって、受験生の本人はいたってのんびりと、焦らないので「これでいいものなのかな〜、大丈夫なのかな〜」と母は心配な日々である。

 週間文春の阿川佐和子の対談「あの人に会いたい」に、北星学園余市高等学校の兼家弘介さんが登場していて、対談を読みながら思わずもらい泣きしてしまう。話題のベストセラー「ヤンキー先生、母校に生きる」の著者である。テレビ化もされたらしい。対談の終わりに兼家さんが、“子どもは自分の都合で作ったわけだから「子どもは健康であればいい。あとは本人の自由を尊重したい」という親が大嫌いなんです。「自由」の本質さえも教えないまま、「あなたの自由を尊重します」っていう人を軽蔑します。・・・・希望がない暗闇でどこへ行けって言うんです。夢を与えるのは大人の仕事なんです。”と言っていた。今、高校進学を控えて毎晩、息子と熱く語る日々である。ずっしりと響く言葉であった。
10月16日(木)
クラフト・フェアー
 春と秋に開かれている、Indian Handicrafts & Gifts Fair - Autumn 2003、今日が最終日ということで、知り合いからいただいた招待状をもって駆け参じた。このフェアーのために、世界中からバイヤーが集まり、ただいまデリーのホテルは超満員である。インド雑貨店には、政府観光局が運営するエンポリウムや、コテージ・インダストリーがあるが、今回のフェアーは、すべてが輸出品目に限られているために、各地の民芸品的な雑貨ではなく、モダンでありながらも、インドらしい高品質のものばかりである。Pragati Maidanの貿易センター展示場のようなところに、500あまりのブースが出展され、買い付けは外国人のみ。外国人は顔パスで入場できるが、インド人は招待状がないと入れない。個人的な買い付けはできず、すべて100単位、もしくは注文輸出なので、販売は一切ないが、デリーにある店ならば後から行って、個人的にサンプルストックを購入できると聞いて、めぼしい店のピックアップをかねて出かけたのである。まぁ〜、すごい高品質で素敵なインド雑貨ばかり、のんびり回っていたら、6とbVの大ホールの約300ブースくらいで、悠に半日かかってしまった。

 各ブースから集めたカタログアジア風のモダン家具は、主に、ジョードプルから、リネンやファブリック類はジャイプール、ビーズやアクセサリー類はデリー近郊が多かった。値段は、卸値だから恐ろしく安い。インドの雑貨市場価格を知る私としては、4割安くらいに感じた。日本へ持ち帰ったら数倍で売れるんだろうなぁ〜。でも、購入単位が小物だと100個以上でないと駄目だったり、家具もカタログと展示品のオーダーのみで、「ボンベイ港から日本へは送れるが、デリーのご自宅へはお届けできません。」という店が多くて、いいなと気に入ってもどこで買えるんだろうか?というものばかりである。デリー市内に出回る以上の高品質のテーブルクロスやランチョンマットを初めて見る。各ブースには、ドイツ人やフランス人の専属デザイナーがいるしゃれた店もあって、当たり前だが、インド人の誰もが流暢に英語を話して各国のバイヤーと商談していた。

 今回はめぼしい注文家具店、デリーにショールームを持つビーズ店2件と、後日コンタクトを取れるようにしてきた。ガラス細工の指輪、インドのかんざし、ブレスレットなど、欲しい!と思うものは、「プライベートに一個だけ売ってくれない?」と聞いてみたが、後日お店のほうへ来てくれということで、やっぱり何も買うことはできなかった。一挙に、本日のスナップをUpしたので、インド雑貨フェアー、お楽しみください!雑貨やさんの買い付けってなんだかとても面白そうだわ。商社マンのお父さんは、「インドの雑貨かぁ」といって関心を示さず、「ほれ、面白そうだぞ」と招待状をくれたのだが、私は、バイヤーに混じって買い付けしたいくらいであった。


10月15日(水)

 Mayaちゃんが熱を出してから、そろそろ1週間になるが、まだ熱が下がらず、今日もお休み。妹のDeviちゃんに、「医者に行って検査してもらいなさいね。お金がなくていけないならサポートするから」と、ムスタファさんに通訳していって聞かせる。あちこちで、高熱が続く症状を訴える人がいるとても多い。デング熱の場合は、熱がでてもしばらくしないと(3日以上)抗体ができないから、発熱直後に検査しても結果がすぐには出ないそうだ。幼稚園もお休みが多いと聞く。小さい人は抵抗力が弱いから、心配だ。

マハラジャ・ダバ 3ヶ月に一度のペストコントロールの日である。ペストとはいっても、散布する薬は、蚊とハエに効く害虫駆除用の薬で、ネズミ退治ではない。インドは92年のペスト騒動の後、インドに入る航空機は、飛行機の客室に消毒薬が散布されることが法律で義務付けられていている。インドから飛び立つ飛行機じゃなくて、着陸する国際線の飛行機すべてに義務付けられていて、乗客は「インドに入る私たちが、なぜバイ菌扱いなの?」と憮然とする。このウエルカム・シャワーの後に、降り立った国際空港は、「蚊柱」が立つほど蚊がいて、さらに、ネズミもちょろちょろ視界の隅を横切るので、外人は皆、苦笑してしまうのだ。
 虱(しらみ)とかも多いので、こうした強い薬の散布は仕方ないのかなと思うが、会社から義務付けられているぺストコントロールだが、毎回、排水溝だけに散布してもらい、各部屋の散布は断っていたのだ。でも、このデング熱騒動で仕方ないかと全室通常の散布をしてもらったが、とにかく体にすごく悪そうで、薬のにおいで気分が悪くなる。インドはこうした化学薬品の製造と輸入が世界でもダントツに多い国である。害虫駆除の会社で財を成した実業家を私はかなりたくさん知っている。サイドビジネスではじめた害虫駆除会社が、すごく当たってしまって・・・。なんていう話もよく聞く。大丈夫なのかしらと、衛生上の心配以上の心配をしてしまう。

 外地に暮らす場合、治安はもとより、食べ物の安全性とか、病気のリスクを考えると、インドがまだまだハードシップが高くても仕方ないのかなと思う。加熱殺菌したり、予防したりできることは実践できても、水や食べ物に含まれる残留農薬や、散布される薬などの安全性は情報開示の少ないこの国では探りようもない。薬の効き目よりも、人体への害を心配して、ペストコントロールが終わったあと、早々に窓を網戸にして扇風機を回して空気を入れ替えてしまった。インドでは、まだまだ安全な食べものや、安全な暮らしが選択できないというのが、ハードシップの理由であろう。子どもの体に蓄積される化学物質の量なんかも気になるのだ。

 チョキダール(守衛)のおじさんが、急に交代になって、今日から違う人が派遣されてきた。実は3日ほど前、守衛のおじさんが、我が家の裏庭にあるジェネレーターの具合を見ている間に、帰宅したオーナーの息子が、何度かクラクションを鳴らしたが、すぐに門へ駆けつけられなかった事に腹を立て、オーナーの息子が、チョキダールを殴った事件があった。チョキダールの報告を受けて私は身の毛がよだつようなショックを受けたのだ。普段は、私たちに対しては、親切でジェントルマンで、医者の息子、さらにはロンドン留学までしたエリートでもある彼が、我が家の使用人(守衛は、敷地内の4件の家のために門番をしているが、給与は主人の会社が全額負担している)でもある彼を、何ゆえ門を開けるのが遅かったことを理由に殴っていいものだろうか?正直、即、彼に抗議を申し入れに行きたかった。しかしお父さんから、「僕たちが言っても、彼は絶対自分の非を認めないだろう。自分のしたことを辱めたといって逆恨みされるだけだ、教養も常識もあるはずの者が、していい事と悪いことを十分承知の上で、そういう行為に及んでいる場合、僕たちが注意や抗議をしたら物事がもっとこじれる。」ということで、歯軋りしたいほど、悔しかったが、チョキダール(守衛)のおじさんに、警備会社へ報告してもらい、会社を通じて抗議し、さらには守衛のおじさんの配置換えとなったのあった。おじさんは、もう、こんな家はこりごりだと言っていたのだ。
 人の良いおじさんの身に、降りかかった事を、自分の準・使用人であったのに、かばってもやれず、抗議もできない自分の事が本当に情けない。教養も、常識もあるにもかかわらず、こうした一部の特権階級家庭に、いまだに家庭の中奥に潜む弱いものへの暴力があるとしたら、ぞっとする。使用人に暴力をふるう雇用者がいることを聞いてはいたが、身近かに起こったことだけに、とても辛い。表面的に見えにくいこうした出来事が家庭内にあると、最近新聞にもよく掲載されている。とても嫌な気分。ムンバイではほとんど聞いたことがなかったトラブルを目の当たりにして、とても、とても辛い。今は、地階のオーナー一家と話をするのも嫌だ。顔も見たくない。チョキダールが直接の個人雇いであったら、絶対に守ってあげられたのに・・・・。

写真は、関係ないけど、タージマハールホテル(デリー)にあった、マハラジャ・ダバ。金の象嵌が美しいでしょう。

クトゥブ・ミナール10月14日(火)

 10月の満月の今日は、カルバ・チョート。(詳しくは、ボンベネーゼが行くの「断食をする」をご覧ください)敬虔で、貞淑なヒンズー教徒の奥様方が、ご主人の無病息災を願って朝から断食をするお祭りである。パンジャブ地方で盛んなので、デリーでもあちこちで、「今日は断食中」という女性と出会う。
マダムの美足に最新のお靴
 そういう日にもかかわらず、PTAの打ち上げランチで、クトゥブ・ミナール(奴隷王朝時代のイスラーム建築物)のそばにある、Ambawata Complexのタイ料理のレストランでお腹一杯、飽食を楽しむ私である。このショッピング・モールにはとても素敵なブティックがたくさん入っている。食事の後に、有名靴店Ashleyでデリーレーヌ・マダムと新作のブーツを物色する。バーゲンセールで半額以下。それもヨーローッパブランドのブーツばかり。何といってもこれらのブランドの下請け工場がインドにあるんだね。各ブランドのタグがそのまま貼られている最新流行のブーツがあるが・・・、しかし、セールゆえ、大きいサイズか、小さいサイズしかない。ブーツだからたとえ履けても、悲しいかな!大根足の場合はジッパーが上がらないの。「わぁー、これもジッパーが上がらないわ〜。いったいどういう足の人が履くのよ、いったい。」と自分の脚の太さを正当化するような発言が多数あって、大賑わいであった。マダムIの綺麗なお美足に、Ashleyのパンプスとブーツ
ブルーカルセルニとラボライト
 アメジストのリング本日の収穫並びのシルバーショップ、Amethyst Clydeで、宝石通のマダムとブルーカルセルニラボライトを物色する。「今、日本でかなり高くなっている石よ」といわれると、ちょっと気になる。インドじゃ、こういう石はもう笑ちゃうくらい安いの。シルバー台のブルーカルセルニの指輪(写真左)が300ルピーだもの。さらに、最近私のお気に入りのスモーキー・トルマリン(紅茶ドロップみたいな色)のペンダット・トップ、これも300ルピーだもの。それをさらにしつこーく値切るのだ。安く買ったぞ!本日の収穫であった。マダムたちはアメジストのブルガリ風リングを何とか負けさせようとしつこく粘ったが今日の勝負はつかなかった。
なかなかイカしてるデザインなの。(写真右)
蓮柄のベッドカバーレースのジャグカバー
さらに並びのGood Earthでお連れのマダムはジャグのレースカバーをお買い求めになった。これはインドでは、よく見かけるのだけどレースの布にビーズをつけてマグカップやジャグにのせて置くレースカバー。ハエ除けと埃よけのカバー。なかなか可愛い。蓮の花のベッドカバーが見事であった。3500ルピーは高い。バーゲンセールを待とう!大勢のマダムで、わいわいおしゃべりしながら試着して、大騒ぎの冷やかしながらお買い物するのは本当に楽しいわん。
 しかし、デリーに住みながら、昨日のジャンマーマスジットも、クトゥブ・ミナールへもいまだ見学に行っていない私である。あはは。

 昨日、映画通のSさんに聞いて初めて知ったが、カリシュマ・カプールは9月29日にやっぱりSonaの御曹司(幼馴染でバツイチであるが、なかなかのハンサム)と結婚していたのね。私が日本に帰国している1週間はこの話題で持ちきりだったそうだが、すっぽりとその情報が抜け落ちていた私である。あ〜、ボンベイにいたら、あらゆるコネを頼りに結婚式にもぐりこんだのになぁ。サビタママ(カリシュマのママ)とは、ブリッジ友もいたのだ。だが、この御曹司の豪邸が我が家の2ブロック先にあることが、本日発覚。デリーでのお披露目はどこでやるのでしょうね?ロロ(カリシュマの愛称)が、ご近所なんて、うれしいわ。

10月13日(月)

 日本は今日が体育の日でお休みなのね。法律が変わって、10月10日は、体育の日じゃなくなりましたよ。10月の第2月曜日です。と、Diaryを見て、お知らせしてくださった方のメールで初めて知る私は、すっかり浦島花子だわ。
 8月のDiaryで紹介したTariniがバーゲンセール中だ。インド雑貨ライブラリーにある蓮の花ブラウスがRs100になっている。デリーレーヌのみんなが買いだめしてま〜す。可愛いコスモスやゆりの花シリーズもあります。バーゲンは25日まで。私は実家の両親用にベッドカバーを買い求めました。50%offは嬉しいよね。
Karim
 美味しいムガール・カレーがオールド・デリーにあると聞いて早速出かける。この所ムガール料理に凝っている私である。インドカレーはベジカレーが一番と思っていたが、今日のカレーで、思わず開眼!このレストランのバタード・チキンとバダム・パサンダ(マトンのカレー)を食べずしてデリーを語ることなかれというくらいの美味しさであった。オールド・デリーのジャンマー・マスジット正面の横丁裏にあるムガール料理のカレーだ!KARIM。羊の脳みそカレーで有名な店である。かなりゴミゴミしたところであるが、ムンバイに比べたら何でもない。ジャンマー・マスジット(有名なモスク)の少し手前で、ここから先は車が入れないからと、運転手さんは、「リキシャを呼びましょうか」といったが、断って歩くことにする。出先から回ったので、ちょっときれいなヒラヒラのスカートにハイヒール姿だったから、このロケーションからは、すっぽりと私は抜け落ちてかなり浮いてしまっていた。取り巻くインド人から怪訝な目で見られたが、いつものように堂々オールドデリーを蹴散らして歩くのである。お目当てのKARIMは、この辺りでは知らない者はいないほどの有名な店であるが、絶対一人では見つけられな新聞社が出している美味しいものガイドい横丁の裏にある。何度もインド人に聞きながら、行きつ戻りつして店までたどり着く。創業1913年の老舗。ムガール藩主のコックの末裔が伝統の味を守っているというカレー屋である。新聞社が出しているデリーの美味しいものガイドブックでは5点満点中4.5点の高得点をマークしている。
 友人3人で一緒に頼んだのは、バタード・チキン(Rs130写真・右手前)、Badam Pasanda(マトンの骨なしカレー、Rs60、写真左手前)、Nargisi Kofta(スコッチエッグのカレー、Rs60、写真中央)、Shahi Paneer(インドのカッテージチーズのカレー、Rs40、写真左上)とロマニー・ロティー(ハンカチのように薄いパン)とスチームライス。濃くのあるマトンのカレーは、マトンが苦手な私でも臭いも気にならないほど柔らかく美味しい。バター・チキンは、私が食べた過去最高の美味しさかもしれない。女優ナルギシ(サンジエ・ダットのお母さん、マザー・インディアという映画で有名な女優さん)にちなんでつけられたスコッチ・エッグのカレーもグレービーソーズが美味しくてご飯に何度もかけてしまった。たらふく食べて割り勘、一人Rs125(312円)安い!でもインド人にとっては高いから、場末にあるレストランでも、かなり身なりのいいモスリムしかいなかった。

 帰路、「どうする、リキシャに乗る?」と友人と、ちらりと考えたが、出店を冷やかしながらドンドン歩く。マトンの首が並んでいる店の前だけ駆け足で通り抜ける。うずらやひよこも売られていて、そんなお店を眺めながらオールド・デリーに、しばらくはまりそうな感じの私だ。
 これは病み付きになりそうだ。カバーブ・ロールも美味しいそうなのでシーク・カバブとシャミー・カバブをロマニー・ロティーで包んだロールアップを息子の土産に包んでもらう。チャンと箱に入れてくれる。帰宅した腹ペコ太郎は、「すげぇー、うめー」といいながら2分で平らげた。
KARIM Hotels PVT Jama Masjid Delhi tel:2326-9880  朝早くから夜遅くまでずっと営業しているので、早目のお昼でもOKなのが嬉しい。夜はちょっと怖いかも〜。 http://www.karimhoteldelhi.com

10月12日(日)

デワリのキャンドルポットバッファローの群れ
 デワリ(ヒンズー教徒の盛大なお祭り)が近いので、ショッピングモールは買い物客で賑わっている。暇だから、お父さんとグルガオンにあるホームセンターArcusへ行く。キッチンから、トイレの備品にたるまですべてが揃うという感じだ。家電品もある。インド製のコーヒーメーカー(Rs2500〜)や、エスプレッソ・メーカーまでお目見えして、インドにもコーヒーブームって感じがする。特に収穫はなかったが、日曜大工のツールもあって楽しそうだ。こういう備品は本当は、サウスエクステンションのハードウェアーマーケットや、カーンマーケットの照明器具市場のほうが私には断然面白いなぁ。でもインド製品でも家中の修繕が自分でしようと思えば、ここですべての備品が揃うと思うと便利ね。
 
 日曜日の幹線道路をゆったりとバッファローの群れが移動する。ざっと数えて20頭以上もいて、デリーにいながらサファリの気分。車から降りて撮影したら、近寄ってくるバッファローの迫力が怖かった。
 
 デワリの準備で道路沿いには、火を灯す祭りのためのキャンドルポットのお店が臨時にできていて、なかなかの混雑。ボンベイは高層住宅が多くて、クリスマスのようなイルミネーションが多かったが、デリーは、個々の家の庭などに飾るのでしょね。今からデリーのデワリの夜が待ち遠しいなぁ。私もテラス用に少し買っておきたいと思う。

ムスタファさんのレシピ10月11日(土)
 
 昨日に続いて、Mayaちゃんは熱が下がらずお休み。今日は病院で検査を受けている。Deviちゃん一人でがんばるが、何しろ英語がまったく通じないし、外国人の身振り手振りのニュアンスがまだ、彼女にはわからないらしく、コックさんを通訳に立てないと話ができない。Mayaちゃんの様子をようやく聞きだしたのだった。

 トマトグレービーとカシューナッツのベースインドの本格的なカレーが食べたいとコックのムスタファさんに頼むと、さすがモスリムのコックさんだけあって、「バタード・チキンでいいですか?」と、きた。ムガール料理の料理学校で、本格的に学んだムスタファさんは、自分のレシピを持参して、早くから用意をしている。カシューナッツをミキサーでペーストにしてコクとトロミを出し、完熟トマトのグ今夜の本格的なカレーディナーレービーを加えたバタード・チキンでギーもかなりたっぷり。(写真左)煮込んでいる間から家中に美味しいにおいが充満する。(バタード・チキン、写真右 中段左)

サイドディッシュに、オクラとトマトのカレー、(中段の中央)ジャガイモとパニール(インドのカテージチーズ)のクミンシードを効かせたアル・ジラ(中段・右)、カチュンバ(生野菜のみじん切りにグリーンチリとレモンで味付けしたサラダ、上段・左)、そして北インドでおなじみのライタ(野菜のヨーグルト和え、白いスープカップ入り)である。バスマティーライス(上段・右)に、インドの全粒粉のパン、チャパティー(下段・左)が主食。すごい、レストラン並みの品数と出来栄えである。あ〜なんて、幸せなんでしょう。デジカメ撮影だけに終わってしまい、今回も覚える気が全然ない私である。オクラのカレーは、出来上がる前に、太郎ネズミのつまみ食いによって、食卓に運ばれてきたときは、半分の量になってしまったほどの好評であった。次回こそは、ムスタファさんのレシピを写させてもらって、しっかり物にしたいと思う。あー、お腹一杯。ご馳走様〜!


10月10日(金)

 日本は今日はお休みね。秋晴れなんだろうか?

 電気蚊取りデング熱のニュースに、即反応するのもシャクではあるが、備えあれば憂いなしということで、医務官のお便りに従い、朝一番で電気蚊取り器の補充と、虫除けクリーム、チョキダール(守衛)の蚊取り線香を買いに走る。サーバントさんたちにも虫除けクリームの塗薬を強制的に徹底させる。Dettolで手を洗うくらい大事なことなのだからねと、脅しも入れながらデング熱の怖さを語ってしまった。私は傍若無人なように見えるが、結構小心で、インドではリスキーなことはなるたけ回避して暮らしたいと思っているのだ。5年間、我が家の家族が一度もインドの病院のお世話にならずに暮らしているのは、実は私の几帳面な衛生管理の賜物じゃぁ〜と豪語している。

 インド・コスメとかアーユルベータのサロンの取材を前々から頼まれていたが、ようやく重い腰を上げる。話はいきなりそれるが、この所、専業主婦の呪縛を強く感じでいる私は、昼寝や、マダムのお気楽生活は、夫にも、受験生の息子にも悪いなぁと思っていたのだ。もしも「あなたのようなお気楽専業主婦には年金が出ません」といわれたら、「あぁ、やっぱり、もらいませんか?」と納得してしまいそうだもの。しかし、この話をした同年代のマダムから、「海外で夫の足手まといにならないように、夫の助けなく、一人で子どもの学校も健康管理も全部一人で背負い込んでいるんだから、十分昼寝の特権くらいあるのよ、何の遠慮がいるものか。若い奥さんならご主人の優しいサポートもあるだろうが、この歳になって涙も見せずに健気に暮らしても、誰も褒めちゃくれないんだから、昼寝くらいなによ。」といわれたが、小心者ゆえ、昼寝をするたびに、このところ怖い夢を見るのだ。
 そういうこともあって、ここ半年くらいエステにも足が遠のいていたのさ。だが、取材となれば大手を振って行けるぞ。エステサロンのフェイシャル体験からスタートしようとバサント・ロックにあるインドのオンリーコスメと陰口をたたかれ続けてきたLAKMEへ行く。もしかしたらここは、国営なの?といいたくなるほどボロで店員がやる気のないタカビーな態度である。エステルームでの、エステシャンのオバちゃんの態度もとてもでかい。「これに着替えて」と投げてよこしたガウンには、エステの油染みと、大きな穴まで開いているのよ。ベッドに横になったら、オバちゃんは、いきなり台を上げるんだよね。普通「お客様、座席を倒します」とか言うじゃない?そういう気遣いはゼーンゼンないの。お腹にかけたバスタオルが臭うんだ。洗濯機の脱水層に3日くらい入れっぱなしにしていたような臭いなの。この時点で、早くも私は駄目だこりゃって思って、オバちゃんに「臭い、このタオル。替えて!」という。オバちゃんはクンクン臭いをかいでバスタオルを放り投げちょんまげグレープフルーツて、次の穴あきタオルを何事もないようにかけてくれたけど、すっかりこっちの気分はぶち壊しで、早く終わってよって感じのフェイシャルであった。ピーリングなんて、涙がぼろぼろ出るほど痛かったわさ。ほかの事も書いたらこのページが終わるくらい悪口になりそうだわ。エステってやっぱり一時の快楽を買うものだと思うのよ。最低だった。もう、ずぇーーーーたい、あそこにはいかない。取材でなかったら最後までは受けなかった所だわ。LAKMEはヒンダスターニ・リーバに買収されてから、もうちょっとマシになったかと思ったが、甘かったわ。次のシャナーズ・フセインはどうしようかな〜。体張るのが怖い。

 夕方、お知り合いのお宅から、「お庭で取れたグレープフルーツです」と、真っ赤なリボンのついたちょんまげグレープフルーツが届く。いや〜、インドのものは何でも大きいのね。日本のザボンよりも大きいかも。サッカーボールくらいあるぞ。マッチ箱と比べると大きさがわかるでしょう?中はピンクのルビー色、ジューシーでとっても美味しい。柑橘系が大好きな息子と先を争ってジュルジュル食べる。インドの秋の味覚。

10月9日(木)

 高熱が続く病気、デング熱の流行が心配されている。例年よりも急増の発生だそうだ。学校から予防や注意のお便りが来て、我が家も一日中蚊取り線香を炊いている。
予防には、@家周りの水たまりの清掃。A室内の24時間電気蚊とりの使用。B外出時の虫除けと肌を露出しない服装。
 デング熱の媒介は熱帯シマ蚊とヤブ蚊だそうで、室内に置いた観葉植物の受け皿の水さえも気になってしまう。昨年は45例だったのに、今年はすでに377例。すでに邦人も英国、ドイツ人にも患者の報告があるそうだ。96年には大発生して1万例も越す大流行があったと、お便りにはある。治療薬、予防薬はないそうだ。とにかく蚊に刺されないように気をつけなければならない。
ご心配な人は、インド日本国大使館 医務官のホームページ「デング熱」をご覧ください。
Mayaちゃんは、今日はすごい熱で、サーバントクォーターで一日中休んでいた。デング熱なんかじゃないといいけど。とにかく、気候の変調で、風邪ひきの人が多い。
 ボンベイの友人から、「今年のセカンドサマーはきついよ〜。すごく暑い。」と電話があったが、デリーは朝夕はとても涼しい。同じインドなのに所変わればかなり気候も違うのね。

 年末の礼状の発送に向けて、住所録の整理をする。PCを新しくしたので全部データーを入れ替えなくてはならない。ちょっとしんどいが、これが終わらないとクリスマスカードの発送が間に合わない。11月末には毎年発送しているから、今から準備。5年間のインド暮らしで、帰国された方、日本の友人、ずいぶんと住所の変更が多くて、訂正も結構大変だ。単純作業は苦手だ。 

10月8日(水)
着て見ました。草木染の帯
 「帯を見せてよ〜」って、デリーレーヌのお友達が、遊びに来たので、気付けを手伝ってもらい、当分先だと思っていた着付けのお披露目も一気に進む。みんなには、以外にもチープな草木染の帯の出来栄えが人気であった。でもこれに合う帯揚げがないといったら、パンジャビードレスの上に羽織っていたMさんのシンガポールで買ったメキシコ産のドッパター(ロングスカーフ)がいけそうだということで、帯の中の一色、草色のスカーフを拝借。いい感じに着付けてもらってしまった。着物って意外と突拍子もない組み合わせが奇をてらって上手くいくものね。5月ごろ、合わせの着物に、夏を先取りして夏帯を締めるのも粋だわよとのアドバイスも頂き、初夏の組み合わせにはいいかもなぁ。赤い帯はちょっと、はまりすぎって感じだけど、しといけな感じに着てみました。詳しい写真は、「サリーで帯を作ろう!大作戦」にございます。
 デリーレーヌのみんなは、以外にも帯の出来栄えが素晴らしいので驚かれる。サリーなのよって説明しないとわからないのがいい感じだ。一人ニンマリとインド織りを着る楽しみって、酔狂じゃない?1階のDr.シンにも見せに行く。「草木染のサリーで帯作ったのだけど」といったら、「あら〜、インド人がみたらすぐにサリーだってわかる柄ばかりよ、嬉しいわ。ルックス、ベリーベリー、ナイス!」と絶賛されてしまった。「今日は特別な日なの?」ときかれる。「着物は特別な日だけしか着ないんでしょう?お祭り?」なんていわれてしまう。これからデリーは涼しくなるから、着物をもっと着てみようと決心する私だ。ちなみにこの紺色の着物は洗える着物「なんちゃって大島紬」です。光沢も、手触りも、ほとんど紬なの。日本の化学繊維の技術は素晴らしいわ。洗濯機にネットに入れて洗えるそうです。汗なんか全然心配要らないもの嬉しいよね。インド人のサリーに対抗すべく着物をもっと着るぞぉ〜。

10月7日(火)

栗を発見!
 インドのお豆秋の気配はあちらこちらに。ムンバイでは感じなかった季節の移ろいをデリーでは感じることができて、風流だ。INAマーケットで栗を発見。やったね、これなら栗ご飯ができる。こういうときにコックさんがいてくれるのは嬉しいねぇ、栗の皮むきを頼めるぞ。早くブータン産の松茸も出回らないかと楽しみにしている私だ。INAマーケットの豆売り場のすごいこと。この種類をすべてインド人はわかっているのだよね。料理方法も色々あるんだろうなと、次回こそは、取材ノートを持参しなくては。

 インド通のコアなファンから頼まれて、インド国営放送局DD(ドゥール・ダルシャン)が出している古典舞踊のVCDを買いにいく。コンノート・プレイス近くのコペルニクス・マールグにあるDDのオフィスで売っ古典舞踊のVCDているのだ。いかにもインドの国営放送局という感じのさびれた受付で販売しているが、奥からVCDを出すまでかなり待たされた。その間に、次々に受付に来るいかにもインドの業界マスコミ風の人たちを観察するのも面白かった。ロン毛のお兄さんとか、派手派手なお姉さんとか・・・ちょっと原宿のNHKの受付って感じだが、建物はもう半端じゃないくらいボロい。バラタナティヤムは明日じゃないと入荷しないらしいが、カタカリ、オディッシー、カタックは在庫があった。インドには大きく7つの古典舞踊があるが、そのうちこの4つくらいは私も区別がつくようになってはいる。ご興味のある人は、インド舞踊の違いを知るためにもお買い求めになってはいかがか?なかなかの秀逸らしい。


10月6日(月)

 昨晩デリーに戻る。今回はJALで帰国したが、偉いぞ日本航空!10月より週3便に増えて、火・木・日曜日のフライトになった。ボンベイは全日空が撤退したので、デリー便であっても日本の航空会社の直行便数が増えてくれるのは嬉しい。帰路のフライトで隣になったインド人のおっちゃんは、「いや〜、東京でベジタリアンレストラン探すのは大変だった。赤坂のマハラジャ以外は、フルーツだけで暮らした」と言っていた。プリンスホテルのフルーツは目の玉が飛び出るほど高かったと言っていた。納得して多いに頷く私である。にも、かかわらず、機内食のベジをリクエストしていなかったおっちゃんは、スッチーさんに、「ベジ!」と言い張って困惑させていた。私が「インドの航空会社には、かならずベジとノンベジがあるけど、日本の航空会社に乗る場合は、絶対ベジの予約が必要だよ。インドの常識は日本では通じないのよ。」と言ってやる。こういうカルチャー・ショックを受けているインド人を、観察するのは、悪いなぁ〜と思うが、いつも自分が受けているショックの逆だから、一人でニンマリしてしまう。しかし、JALもインド便を増やすなら、フィッシュかビーフかの選択よりも、ベジかノンベジの選択にしたほうがいいと思うけどなぁ。
花が咲いたシソ
 私が留守で無政府状態だった我が家だが、受験生の息子は平和によく寝ていたらしいし、思春期の麻子3号のDeviちゃんは、思いっきり髪の毛を切ってわかめちゃんになっていた。髪形と服装の乱れは非行の始まりと心得る私としては、機会を見て素行をチェックしたい。Mayaちゃんが気を効かせて、水盤にたっぷりとプルメリアを浮かべて置いてくれた。男所帯だから殺風景と思ったのだろう。コックさんも腕を振るっていたらしいし、お留守は難なく無事だったようだ。

 たった、1週間の留守の間に、青ジソはすっかり花が咲いて穂ジソになってしまった。芯芽を摘んでおけばよかった。気温もずっと下がり、最高気温は30度あるが、朝夕は20度くらいまで下がる。欲張って蒔いたが次のシソは発芽しない。一年中暑いイメージのインドだが確実に秋の到来だ。蚊がたくさんできている。デング熱やマラリアが流行っているらしい。蚊取り線香と電気蚊取りを焚き染めて、外出には虫除けスプレーが必用。学校でも、校庭に出るときは虫除けをするらしい。しばらく気をつけなければ。