Diary

デリーレーヌ ざます!


〜お気楽マダムのデリーな日々〜
2003年 11月


11月30日(日)

 お父さんはデリーの社会人ソフトボール大会に出場するために出かけた。今年も無事に優勝カップを手にしたらしい。

 お給料日の月末、スイーパーのDeviちゃんの教育問題をめぐって、お姉さんのMayaちゃんと、通訳にコックのムスタファさん、それと私とで、Deviちゃんを英語の学校へ行かせようと話し合うが、当の本人が行きたくないという。みんなに薦められてもむっつり、ふくれて下を向いているだけだ。ムスタファさんが、「英語が出来ないと、マダムの家以外では雇ってはもらえないよ。今の内に、月謝も援助してくださるというのだから学校へ行ってはどうか?」と言うのだが、うんと言わない。お姉さんのMayaちゃんが、「Deviは学校が嫌いです。勉強が嫌だといって、落第ばかりするから、学校へ行きたくないなら働けといって、お父さんが田舎からデリーに連れてきたんですから。」という。そうか、Deviちゃんが10歳で学校を辞めたのは、家が貧しかっただけではなくて、本人が勉強が嫌だったからなのかとわかる。しかし、今は私の家で働くのも、通訳にコックさんがいるからいいけど、ネパール語しか出来ないのでは、我が家が帰国したら、もうどこでも雇ってもらえない。「英語の読み書きが出来れば、もっといいお給料ももらえるし、自分が結婚して、子どもが出来てもちゃんと教育をつけるために役立つでしょう?」と英語の学校を薦めるが、本人が嫌という以上仕方ないか?同じ年の自分の息子でさえも、勉強する大切さを説いて机に向かわせるのは難しいのに、よその子となればさらにその気にさせるのは至難の業。余計なお世話といわれても仕方あるまいか?
近所のボーイさんが近くの家を回って英語の読み書きを教えているらしい。Mayaちゃんは自分が英語を習いたいというのだ。彼女はレシピを読めるようにしたいのだ。料理が出来ればお給料も上がるわけだし。Deviと一緒にこのボーイにならってもいいかと聞くので、まずはその家庭教師らしきボーイに会ってからねと言うことで話を終える。

なかなか、教育の大切さを伝えるのは難しい。何気なく受験生の息子に勉強しなさいといってはいるが、何のために教育が大切なのか、10代の反抗期の子どもたちに説くのは大変なことだとDeviちゃんのことで改めて、気づく私である。
11月29日(土)

我が家の暖炉 よく燃える暖炉電機修理人のターバンのランジェットさんが、ショートしたり、コンセントがあわない暖房器具の修理に来る。温風暖房機はドライヤーのように電気消費量が大きいので、よくショートしてしまい、すでに2台が使えない。夏はエアコンの修理によく来ていたが、これからは暖房器具の修理に毎週来ることになるのだろうなぁ〜。停電が多いと家電品のショートは年中のことなのだ。
 
 もうこうなったら、デリーの冬の寒さを嘆いてもしかたない。寒くて嫌だとブーブー文句ばかり言って暮らすのは、デリーレーヌとしての私の性分には合わない。こうなればデリーの寒さや、暖房器具の不備を嘆くより、いっそ逆手にとってデリーの冬を楽しんでやろうという、いつもの遊び心がムズムズする。お父さんと朝から暖炉の具合を点検する。試しに炭を燃やしたら、煙はすべて煙突へと吸い込まれていくし、ほんわか空気が温まりいい感じだ。薪をつかむトンクと、火かき棒をスンダル・ナガールの骨董品店に買いに行く。4回も下見をしたので、お店の人もさすがに根負けしたか、2800ルピーを1600ルピーにまで下げてもらい、暖炉のフェンス、バケツ、火かき棒のセットをやっと買った。密かに冬の楽しみとして、夏から目をつけて何度も値段交渉に通ったお気に入りの真ちゅう製のものである。
 帰路、運転手さんに薪を調達すべく、カーン・マーケットへ寄ってもらう。マーケットのはずれにあるCoal屋さんで、1キロ4ルピーのシャワーキャップを被ったターバンおじさん薪を20キロ分買って車に積み込む。「まったく、いつものことだが、ウチのマダムはヤレヤレ・・・」といわんばかりに、運転手さんのスシルさんが頭を振ってトランクを開けて笑っている。
 家について、車から運び出す薪を見て、いったいこの薪をどうするのか?とチョキダールもコックさんも笑っている。いまどき暖炉を嬉々として使おうという物好きな私を呆れ顔で見ているわけだ。でも、暖炉の首尾は上々。ぱきぱちと薪がはぜる音を聞きながらデリーの冬を楽しみたいと思うのだ。ちょっと煙たいのが難だが、ものすごく暖かい!

 街で見かけた後姿のこのターバンおじさんは遊び心があって被っているわけではないらしいが、真っ白なターバンが汚れない様に、なぜかターバンの上からシャワーキャップを被っているのだ。赤いセーターに真っ白なターバンで白いお髭、なかなかセンスがよくておしゃれなんだけど、なんだかとっても可笑しい。おばちゃんみたいなターバンおじさんである。
11月28日(金)
デリーの炭やさん
沢庵 沢庵が完成した。上手い具合に水も上がり、色はクチナシの実をケチったせいか今ひとつだが、お味は素朴でいい塩梅(まさしく文字どおりにいい塩加減)で漬かった。ぽりぽりと次々に手がのびてしまう。自我自賛の無添加沢庵。

会社から、暖房器具の点検と補充について調査の人が来る。暖炉も使いたいのだが、薪はどこにあるのだろうかと聞いたら、また笑われてしまった。いまどき、暖炉なんてあまりにもローテクと思うのだろうか?電気の方がいいだろうとのこと。もちろん、簡単な暖房器具のほうが便利であるけど、趣とか、石の家の構造からいえば、暖炉がいいじゃないのさ。せっかくいい設備があるんだからと思うが・・・。炭はローカル市場で発見して買って来た。1キロ10ルピー。いったいこの暖炉が使えるのかどうか?明日のお休みにお父さんと一緒に試してみようと思う。暖炉用のシャベルとか、火かき棒とかもあつらえたい。よく、ヒンディー映画のリビングのシーンでは、暖炉の火を見つめながら暖炉の前で愛をささやくなんていうのがあるのだ。ムンバイにいるときはどうして「インドで暖炉?」と思っていたが、デリーの寒さならこういうシーンがあっても変ではないわけなのだ。もしも暖炉がうまく使えたら、愛をささやかずに焼き芋を焼きたい。

11月27日(木)

 どーも風邪を引いたらしい。朝から鼻水が止まらない。寒いお風呂のせいだろうか?下着のシャツにブラウス、それにセーターを着込む私である。笑われても、伊達の薄着では、病に勝てない。とにかく寒い、シンシンと冷える大理石の床が憎いわ。

 ホテルのマガジン最近、国際理解の授業が日本でも盛んであるが、大人になってもこういうプログラムはなかなか興味深い。知り合いから、「初詣に行くときにインドの神様を探してみよう」というレジメをいただいた。さて、七福神の中で、インド生まれの神様は誰でしょうか?その前に、わたしの場合は、七福神とは何ぞやという自国の文化を調べないことには、比較も何もあったものではない。朝から、七福神をキーワードにあちこち検索する。インドから輸出(?)された神様には梵天、弁天、弁財天、帝釈天、水天、吉祥天、毘沙門天、鬼子母神・・・。毎年、初詣に行く神社、お寺には誰が祭られているでしょうね。どうやら、受験には“学芸の神様”サラスヴァティー(弁天様)のご利益があらたからしいので、デリーで、サラスバティーのお寺をお参りしようかと思う私である。

 ムンバイの日本人学校のインド理解のための授業で、我が家の子どもたちは、よくタージホテルやオベロイホテルが出しているマガジンを参考にした。写真はオベロイの97年と00年、タージの01年のいづれもジャイプール特集で、ターバンの特集記事が満載である。ホテルのフロントで聞けばバックナンバーを見せてもらえるので、インドの調べ学習にはとても役立つ。特にグラビアがきれいで写真集を買うよりも手ごろである。これらの系列ホテルに泊まったときは、各地の特集号が部屋にあるので、無料で持ちかえりも可能だ。ケララのカタカリ、ラジャスタンの絞り染めなど、それぞれご当地の特集記事はなかなか上質で、なによりも写真がとても綺麗です。

11月26日(水)

 今日は、イスラム教の新年。1ヶ月のラマダン(断食)もようやくあけた。これを機にカシミール紛争は、パキスタンの一方的な休戦宣言となった。コックのムスタファさんは今日は、新年を祝うべく休暇をとっている。
インド式の電球
 先日、ものすごく安く買ったパキスターンのクリスタル・オニキスのランプスタンドに、カーンマーケットの電気屋さんで電球のねじ込みパーツと、コンセント、コードをつけてもらう。インドの電球と日本の電球は差込の部分の規格が違うので、日本式の電球がつけられない。インドにも少量ながら、ねじ込み式の電球があるので、日本に持ち帰っても使えるように、ねじ込み式のパーツをつけてもらった。電気屋のおじさんが、鼻歌交じりに付け替える。ついでに今家で使っているスタンドも全部交換してもらった。出来上がったランプ・スタンドはインドおしゃれ雑貨に追加したので見てね。

 祭日であるが、会社は休みでも、日本人学校はあるしお父さんはゴルフで寝坊は出来ない。早起きしてお弁当やら、朝食の支度をしてたが、すきっ腹に飲んだ濃い紅茶のためか、胃が痛み出して、むかむかして気分が悪くて何も食べられない。私だけ、一日断食する。食べられないせいか体温が上がらず、寒くて、寒くて、ジット本を読んでいても鼻水がたれる。ストーブにかじりついて、開高健の「珠玉」を読む。宝石にまつわる短編小説が3つ。アクアマリン、アルマンダイン・ガーネット、ムーン・ストーンが題材。当然宝石の話となれば、話のあちこちにインドの話題も出てくる小説で、大人の上質な短編に思わず読後の充実、満足感に酔ってしまった。

 延長コード常夏のムンバイから流れてきたので、みんなに笑われながらもたくさん着込んでいる。すでに電気ストーブをあちこち持ち運びながら暮らしている。他の人は、ストーブは12月まで我慢するといっていたが、私のような冷え性には我慢ならない。よほど暑くてもクーラーは要らないが暖房は欲しい。ストーブと言っても部屋全体が暖まるわけではない、そばに置けば何とかしのげる程度のものである。延長コードを買ってきて、あちこちへ運んでも使えるように足りない電源をカバーする。
夜の入浴は、いよいよシャワーだけではとても温まれないので、お風呂では、最後の上がり湯用にバケツにお湯をたくさん汲み置いてから、バスタブにお湯を張って入るが、50リットルのギザ(電気給湯器)では、バスタブに1/3しかお湯が溜まらない。シャンプーは朝シャンに切り替えて、夜の風呂は、お湯を節約しながらさっさと湯を浴びる感じである。とても温まって暖をとるお風呂とはいかない。ある会社は、デリーの冬には、ホテルでお風呂に入る休暇、「お風呂休暇」を設けていると聞いた。自宅のお風呂の設備が充実すればいいのだか、短いデリーの冬のためには、難しいのだろう。どこかの5つ星ホテルでたっぷりお湯をはったバスタブは入れるようにバスルームを1時間500ルピーくらいで貸し出してくれたらいいのになぁ〜と切に思う。どこかの日系企業でソーラーパネルでも大々的に売り出してくれたらいいのになぁと思ったりするのだ。湯水のごとくという例えどおりに、水にもお湯にも事欠かない国で育った者には、ちょっと辛いことである。

11月25日(火)

 日輪のカンタ刺繍ニューデリー市内観光の第3回。今日は国立博物館である。この所、毎週のようにまじめにインドの歴史を学び、予習、復習に余念がない私である。今日も日本語ガイドさんと一緒に、一気に紀元前インダス文明、仏像、ミニアチュール(細密画)、染織と3時間のツアーでは見きれないほどである。。ハラッパとか、ドーラビーラーとか、モヘンジョダロの遺跡の発掘品、それこそ、歴史の教科書の写真でしか見たことがない実物を見る機会である。
 インダス文明は数年前に発売されたNHKの4大文明のDVDで、この国立博物館の収蔵品について、とても詳しく紹介されているが、これにあわせてデリーの国立博物館もとてもよく改築されて展示もずっと素晴らしくなった。今日は、特に細密画の展示がリニューアルされていて、流派別の説明もありなかなかものもである。ムンバイのプリンス・オブ・ウェールズのコレクションに負けなパニールドーサい充実であった。あまりに駆け足であったので、まだ不足。あと2回くらいは行きたいと思う。カンタの刺繍、素晴らしい作品にびっくり。ちょうど今朝のNHKワールド「地球ウォーカー」でカンタ特集を見たばかりであったので、ますます興味が募る。

 帰りがけに、いまデリーで大ブレーク中の南インドレストラン、Saravana Bhavan(#46 Janpath New Delhi、電話2331-7755)でパニールドーサを食べる。すごく美味しい。今まで食べたドーサの中では5本の指に入るかも・・・。Dosaだけでなくターリーもあるが、デリーワーラー(デリーっ子)たちは、もっぱらお目当てがDosa。ランチタイムには行列が出来るほどの混雑。CCIC(政府観光局のお土産店)近くのマクドナルド並び。
11月24日(月)

           

 インド女優のパッチワークスカート南アジアの近・現代史がご専門のS先生が調査旅行から戻られたので、再びお目にかかりお話を伺う。その後、グルガオン方面にあMG1のブティックモダンサリーる、チャッタルプルジ寺院へご一緒する。この寺院周辺には、ヒンズー寺院のアミューズメントパークかと思うような寺院が次々と建立されて、インドの東西南北さまざまな建築スタイルの寺院が固まって建てられている不思議な一角である。建築様式もごちゃ混ぜって感じ。よくわからないまま、写真だけ撮る。
 すぐ側に出来たデリーのファッション最先端、ラフォーレ原宿のようなMG1(MG1 MG Road Mehrauli Gurgaon Road)
へ行く。ハウスマヌカンがいるようなブティック。最新デザイナーブランドばかりがはいったファッションビルで、ものすごーくハイソな奥様と、前衛的なファッションが好きそうな欧米人がいる。カラフルなブティックで、ジョーダンとしか思えないよファッションビルMG1うな、インドの女優ポスターのパッチワークのスカートを発見。S先生は、「資料なりそうだ」と面白がってお買い求めになる。サリーも、ドレスも、モダンなウエスタンスタイルの服もキッチュで素敵なものばかり。イブニングドレス、ビーズバック、モダンインテリア、どれもはずれがないくらい素敵なお店ばかりのビルである。わざと古くしてつぎはぎしたシルクのサリーとか、キャミソールとしか思えないパンジャビードレスとか、ビキニの専門店まである。インドファッション最新事情を知るならここがHOTスポットですね。

 今日はお父さんの49歳の誕生日。先日「YUKKEさんの御主人て、キャプテンサンタに似ていない?」といわれた。確かに似ている。インド人にはジャン・レノ、日本人からは小林薫に似ているといわれたことはあったが、「キャプテンサンタ」というのが一番似ている気がするなぁ〜。郷ひろみとケビン・コスナーと同じ年齢だと思うと、かなりおじさんくさい気がするけど。

11月23日(日)

 インディアンダンスニューデリー日本人学校の大運動会であった。学校の先生みならず、日系企業の皆さんの御尽力もあって、盛大なものであった。在外に暮らす子ども達をこういう形で皆さんが応援してくださるのは、父兄としても大変ありがたいと思う。皆さんありがとうございました。我が家にとっては、お弁当を持って子どもの応援に行くのはついに今年最後になった。日本にいたら、もう中学校の運動会には行かなかっただろうと思う。テレながらのインディアンダンスもなかなか見ごたえがありましたね。親としては最後の運動会、リレーなんかは胸がちょっとジーンとしたりして。私は準備体操、玉入れ、整理体操しか参加していないのに、とても疲れた。帰宅後お父さんは早速、ひざに湿布。ついムキになってしまうんですよね。明日はみんな筋肉痛に泣いているでしょうね。
11月22日(土)

 特集:よくある質問にお答えして

ナマステムンバイも公開してすでに3年半がたち、その間に読者の皆様からたくさんのメールをいただいております。その中でも最近特に多い、“インド赴任へのお問い合わせ”と、“インド単身赴任の御主人様のサポート”に関するメールが半分くらいを占めています。インドの暮らしはコクコクと変化を遂げ、新しくご赴任された方は「え、これで?」びっくるすると思いますが、生活事態は私が赴任した5年前よりもずーっと便利で快適になった(!)と思うのです。
 さて、快適になったと言っても、外国に暮らす以上、日本のモノへのこだわりもあって、そうした品々をどのように入手し、どのようにインドへ送るのかというような質問メールやアドバイスもいただいておりますので、一部これらをご紹介したいと思います。我が家などは日本の両親も歳を取り、海外発送のための手続きや買い物は今は、もうまったく頼めなくなりました。なるたけ、日本の家族に迷惑をかけないように取り寄せる方法を駆使しています。事情を知っている仲良しのお友達は、「何でも言って、送ってあげるわ」といってくださいますが、通常手に入るものは出来るだけ迷惑をかけず、自分でしたいのです。

@赴任時、一時帰国の買出しはインターネット購入を最大活用しよう!
 私が赴任した5年前には考えられなかったことですが、このサイトへたどり着くことができた方なら十分に活用できるでしょう。
赴任時、日本からお持ちになる食材や、日用品ですが、赴任手続きの準備さえも大変なのに、途上国の場合、加えて買出しがとても大変ですね。先日ご赴任された方は、思う存分インターネットの共同購入や楽天市場などのサイトを駆使して、自宅まで無料配達してくれる所にネット注文をして取り寄せたそうです。乾物、缶詰、日用品、長期保存ができる調味料、お菓子など。数量だって1個からは箱売りまで多種多様に選べます。5年前、私は何度もスーパーマーケットや安売りの薬局に大量の食材やら、トイレットペーパーを買いに行ったのですが、その大変だったこと!小さいお子さんなどがいたり、地方からご赴任される方は、こうしたサービスをドンドン利用するべきですね。インターネット通販なんて割高じゃない?と思うでしょうが、高ければ売れない時代です。価格も今は、無料配達してくれるにもかかわらずとても安いですね。日本はいま、ドンドン物の価格が下がってくれているので、価格コムなども利用して、新しく購入して持参する家電品なども、検索して取り寄せが便利です。こうしたサイトは日本にいる皆さんのほうが上手に活用されているでしょうから、お取り寄せ便、最大活用されてください。私も、近頃は、有機栽培の日本茶やしいたけ、こだわりの化粧品、家族の好みの缶詰(オイルサーディンや餡子、素材缶など)や、共同購入すると安くなる寒天パパや乾物は、帰国前にインドから注文して、帰国日程にあわせて、滞在先へ送ってもらうようにして持ち帰っています。一時帰国中のお買い物って結構時間とエネルギーが要るんです。5年前はFAX注文だった日本食送付のリストも、今は当たり前のようにネットショップからの注文になりました。

Aインドへの発送について
これは、インドへ単身赴任している人の家族や、子どもの学用品などについての問い合わせで、いただくメールからです。どうすれば確実に安く、早くインドへ着くのかという質問が多いのですが、先日、便利なソフトをダウンロードしました。“小包案内”。郵政民営化もあって、荷物を送るとき、どこの業者を使うと一番安いのかが一発でわかるソフトです。国内ももちろん、「検索」というメニューを開くと「早くて高い」〜「安くて遅い」まで、国際小包の重さや形式で料金がわかります。便利ですよ。数100グラムで価格が大幅に違う国際郵便の場合、3キロ送るのと、2・5キロ送るときの価格差などは細かくチェックできますね。
 それに、海外生活に関するポータルガイドやリンク集も充実しているし、海外発送をしてくれる生活支援サイトについては、雨後の筍のように、どんどん増えて、中には海外発送専門サイトもできてきました。いくつか紹介すると、本なら、紀伊国屋オンライン、OCSはご存知のとおり、新しいところでは、ねっと本屋(海外向け発送専門の本屋)などがあります。本は書籍小包での発送なので、食材などよりはずっと安い送料で手に入ります。また、海外専門の発送業者、From jo com(フロムJPコム)では、クスリや化粧品、学習教材、入学願書の取り寄せまで可能です。電雑商会では、テレビの代行録画、高級品〜ディスカウントショップの商品にいたるまで発送してくれます。こうしたサイトは海外生活をキーワードに検索すれば、いとも簡単に手に入る情報ですね。人に頼んで買ってもらい梱包して、発送するという手間と時間と「気兼ね」を考えると、私などは、こういうのを利用する方がずっと気楽です。価格も以外に安いので驚くこともしばしばです。学習教材や通信教育は、ただいま我が家は最大利用しているのですが、帰国子女教育と受験は特殊性と少ないニーズから、情報の入手がとても難しいです。帰国子女関連の塾のサイトでは、こうした学習や受験のサポートサイトがとても充実。また、スクール・ページといわれる各学校のHPからは前年度の受験過去問のダウンロードが出来るところもあります。

Bその他。インドでのインターネット利用
無料電報ドットコムや、無料はがき(「無料はがき」で検索すればたくさんのスポンサーが出てきます)をインターネットを利用して日本にいる友人に送ることも出来ます。スポンサーの宣伝が入りますが、はがきなどは120文字までOK。インターネットが出来ないおじいちゃんやおばあちゃんに毎週の便りを書くのにはとても便利です。我が家の子どもたちはずいぶん利用させてもらいました。無料なのがうれしいですね。スポンサーが配布数を終えてしまうとすぐなくなるので、サイトを「お気に入り」にいいれても次のときはなくなってしまうことがあります。「無料はがきリンク」なんかを参考に探してみてください。有料ながらも郵便局のハイブリットめ〜るは、1通(A4サイズ2枚くらい)のドキュメントを100円くらいで日本の郵便局へ転送してプリントアウト、発送のサービスもあります。これも、インターネットでデジカメ画像が送れない相手に即時プリントアウトして贈るのには便利。日曜日が挟まらなければ24時間受付、翌日配達です。運動会の様子報告などには持って来いですね。ただし、容量制限があるので、画像の画素料を落としてからなのでご注意。インドからの宅急便もDHLはじめ、たくさんあります。日本まで大体4日くらいで届くので世界は狭くなりましたね。インターネットの「花キューピット」で母の日のカーネーション、結婚記念日の花束をインドから愛する方々へ送ることも出来きます。(いそたさん情報)

 私の家には、ずいぶん早くからパソコンが導入されいて、パソコン通信という時代から身近にPCがありました。しかし、5年前の赴任時にはPTAの書類をワードで書く程度しか私はPCを利用していませんでした。E-mailさえもおぼつかなかったし、5年前には、E-mailが出来る日本の友人が私の300件の住所録にたったの6人しかいませんでした。インドにいいる間に、すっかりインターネットが普及して、海外生活は格段に便利に快適になりました。15年前の駐在時、日本から切り離され、真っ暗な中で暮らしているような生活から思うと夢のようです。だって、あの頃は、国際電話かけるには申し込みをして5時間以上待たないと繋がらず、テレビもなく、新聞もなく、手紙は悠に2週間。3ヶ月遅れでようやく届くテレビドラマのビデオくらいしか日本とのつながりはなかったのでしたから。
 私は、東京生まれで、東京育ち。あふれる情報が常に手元にあって育ったせいか、新しい物好き。だから情報収集にはとても貪欲です。東京にいたらかえって見えなかったことも距離を置いて見られるし、(着物熱はまさにこれ!)海外にいてもインターネットで欲しければたくさんの選択から上質なものを選べて入手も出来るのです。焦って日本ばかりを向いて暮らさなくてもよくなったから、海外生活のいいとこ取りを存分楽しみながら、暮らせて本当に嬉しいです。
 ここに紹介したのは氷山の一角。私などよりもこうしたことには詳しい方がたくさんいると思います。インドにいても、インターネットの便利生活が送れます。じっと我慢なんてしなくても、それなりの楽しみが得られる時代ですね。
11月21日(金)

世界貿易フェアー ジュートのレッスンバックジュートのレッスンバック気合を入れて、午前中から世界貿易フェアーへ行く。10〜13時までは、ビジネスアワーで、入場料はRs300と高い。高いからとても空いている。午後1時からは一気に20ルピーに下がるが、昨日のようにインド人の一般客も混じって大混乱になるので、300ルピー払って、のんびり空いている会場でインド中の面白いものを見て回る。家電品、家具、食品、ジム用品、コンピューター、旅行などのパビリオンは見向きもせずに、サリーと、インドの民芸品、ちょと珍しいJUTE(黄麻)のパビリオン、外国製品のパビリオンを見てまわる。ジュートのパビリオンでワインバックとレッスンバックを買い付ける。和服に持てそうなバックです。とにかく安い。40〜65ルピー。カンタ刺繍のサンダルもなかなか可愛いものがある。スリッパの品揃えもいい。外国製品のパビリオンではインド近隣のトルコ、パキスタンのブースがたくさんある。トルコでトルコブルーの目玉石をお友達はゲット。何か災いが起こると割れて身代わりになってくれる厄除け石なのだ。トルコ(!)は、時節柄、ブースに近寄るのもちょっとドキドキだカンタの刺繍のサンダルパキスタンのクリスタル・オニキスが、パキスターンのオニキスのブースを発見してからは、もう完全に友人と舞い上がってしまった。インドはマーブル、パキスターンはオニキス(しまめのう)の国なのだった。乳白色のクリスタル・オニキスはエレガントで、インドのお金持ちそうな奥様や西洋人には大人気であった。安いフェアーだとは聞いていたが、思っていた価格の1/4くらいだからニンマリが止まらない。さっそく、ブースの奥まで入り込み、お目当てのランプスタンドを物色。ありったけの品を出させて、念入りにチェック。一つ一つが手仕事で磨き上げられているので、2つセットで買おうとすると色味と形、大きさが微妙に違うのだ。たくさん買うからと値切って、値切って一つ200ルピー(500円)。キャー、日本なら1万円はするよね。クリスタル・オニキスのためにパキスターンに飛んで行きたいわ。これに日本の電球用のパーツをつけて、インドのランプシェード(カーンマーケットにはたくさん素敵なのがあるのだ)をアレンジしたい。できあがったら、インド雑貨に公開予定。
 クリスルのおしゃぶりスワロフスキーはなかったけど、中東からは、なんちゃってスワロフスキーのクリスタルのブースもたくさん出ていた。選り取りみどりで3個で400ルピーのクリスタルをお友達とシェアーして一つづつ買う。私は最近出産したお友達用のプレゼントにクリスタルのおしゃぶりを買いました。すごい可愛いの。クリスタル製・蓮の花のキャンドルスタンド蓮の花もあった。スワロフスキーの蓮の花キャンドルスタンドは8000円もするだが、これは700ルピー。うーん、それでもこれは高いよね。体育館並みにひろいパビリオンが12個もあって、4つ見ただけですでに1時。パビリオン前に出ている露天で、マサラドーサとコーラで軽く昼食。急いでゲートを目指すと、1時からの入場者のすごい人の波。今の季節、デリーは大使館や、各国の学校のメラ(市、バザール)があちこちで開かれる。デリーワラーは、この貿易フェアーやメラをすごく楽しみにしているらしく、学校の遠足まで組んで学生がたくさん来ていた。万博って感じらしい。

 夜、お父さんから興奮の電話。「今、ハイアット・リージェンシーのビジネスセンターにいるんだけど、目の前でカリシュマとカリナ・カプール、アニル・カプールがロケしてる。めちゃ側で見てるんだぁ〜。」と電話。デリーでボリウッドのムービースターのロケは珍しい。幸運なお父さん。よかったねぇ、美しいカリシュマに会えて!

11月20日(木)

 蓮の花のマーブルプレートPradati Maidanで開かれている、世界貿易フェアーに行ってみたが、ものすごい人出で長蛇の列。1時からの一般向けの時間帯はとてももぐりこめそうにない。あきらめて、明日の午前中のビジネスアワー(買い付け業者向け)に出直すことにする。開催は27日まで、デリーで一番大きな産業見本市といった感じの催しである。
 見本市をあきらめて時間ができたので、口コミ情報のOkhlaのクラフトショップIndian Crafts(D-21/5,Okhla Industrial Area Phase-2、電話:2638-8952)に出かける。GKを超えた向こう側は、立体交差の道路建設のためにいつもすごい渋滞で今回もじりじりするほど進まない。ようやく着いた工業団地の中の怪しげな店には、ハウスカスにあるような中古の古家具や、インドの民芸品がものすごい埃に埋まっている。こういうゴミだめからの発見は楽しい。アンティークの鉄のアイロンもたくさんあるし、仏像やフレーム、フック、キャンドルスタンド、ランプ、ガラス瓶のアンティークなど宝探しの気分であった。本日の収穫はウダイプルのホテルで見かけた、蓮の花のマーブルプレート。バスルームに置いてハンドタオルを丸めて置いたり、ポプリを入れたり、コーヒーテーブルに置いて小物の整理にもよさそうで、ホテルで見てからずっと欲しいと思っていたそのものの彫物があって大感激。お友達の家の黒のオニキスのバスカウンターに置いたらとてもいい感じで素敵だった。時間がなくて20分くらいしかいられなかったので、次回は気合を入れて見てまわりたいわ。
11月19日(水)

 外は紫だが、一皮剥くと真っ白なカブが出回り始めている。のんびりとカブの酢漬けをつけていたら、「あれ〜、まだお家ですか?今日は地区懇親会ですけど、参加しますよね」と幹事の方から電話があった。ひょぇ〜、やってしまった、大失敗!私はすっかり、懇親会は明日だと思い込んで、手帳にもカレンダーにも20日に丸をつけていた。1月ほど前のお知らせだったので、しっかりメモしておこうと転記するときに間違えたらしく、日程を勘違いしていたのだ。こういうことは、私の場合はよーくあることで、過去にも何度かある。信頼を失いそうだ。忘れないようにと思ってメモする日にちを間違えるのだからどうしようもない。その昔、広島での会議に1週間日程を間違えて、のんびり自宅にいたら電話で知らされ、そのままの身支度で東京駅から新幹線に飛び乗ったこともあった。婦人会の地区懇親会は、新しく出来たカラオケつきのレストランNANKINでランチ。デリー初の日本語カラオケ店である。食べるだけの参加のつもりが、しっかりペナルティー取られて、1曲歌うはめに・・・トホホ。曲目は5年くらい前までなら揃っている。忘年会にはいいかも。私はカラオケは聴くのは好きだが歌うのはゴーモンである。久しぶりの森高千里であったがメロメロ、ぜーんぜん忘れていて歌えない、はっずっかしい。

 夜、夕食にお見えになったお客様がたーくさんの水仙(この日記をご覧になっていたらしく)をお土産にくださる。小さなカボスのような実が付いた枝物も一緒に。はーて、いかに活けようか?たくさんだと水仙も気高く香る。シーズンは3週間くらいらしい。短い期間でも楽しめて嬉しい。

11月18日(火)

クトゥブミナール
 玉ねぎ3兄弟南デリーの史跡観光ツアー第2弾。世界遺産のクトゥブミナールと、フマユーン廟。それに新しく出来たバハイ教の寺院ロータステンプルである。デリーにはこうしたイスラムの侵攻の色濃い史跡が多い。どっぷりタイムスリップして、アカデミックなガイドさんの話に耳を傾ける。侵略に次ぐ侵略、そして搾取、分離独立とデリーの歴史はとても血なまぐさく、すさまじく悲しい。同行したお友達もファイルを広げて熱心にメモを取る。家に帰ってからは、年表を片手に世界史の復習である。知的好奇心を満たす題材がデリーにはたくさんあって嬉しい。
 新興宗教のバハイ寺院はとてもきれいだった。インドにある5星ホテルなみに美しい瞑想のための寺院である。どんな宗教の人もここで瞑想していいことになっているが、こういう、オーラーが強そうなところは、霊感はないが、「気」にとても敏感な私は苦手なのだが、ヒーリングにはよさそうなきれいな空間である。インドでむしゃくしゃしたり、落ち込んだらここへ来てジット瞑想するのもいいかもしれない。併設の図書館や、資料館には、西洋人の信者のボランティアがあちこちにいて説明してくれるが、こういうのも私は苦手。

 見学の途中でとても可愛いタマネギボーイズ3兄弟に合う。ジャニーズに売り込みたくなるほどの可愛さである。絶対男の子には見えないが、10年後はおじさんなちゃうんだよねと思うとちょっと悲しい。
きれいな寄付つきクリスマスカード
   ←フマユーン廟 ロータステンプル
 

 

 知的障害のある人の自立のための授産施設Muskaan(スマイルという意味)を見学させていただいた。通常の教育課程が終わって11才から、生涯トレーニングを積みながら自立を目指している施設で、寄付とボランティア運営だけであったが素晴らしくよく設備が整っていた。ロールプレイの実習で、俳優養成の先生からラーマヤーナの劇の指導を受け熱心に練習していた。ここでもクリスマスのチャリティーカードが購入できる。生徒たちが書いた素朴な絵を題材にしたものもある。住所・名入れ印刷も頼めるとのこと。こういう素敵なカードで手紙を日本に送りたいと思うのだ。
Muskaan / Sector B Poket 2 Vasant Kunj New Delhi 電話2689-1747

寒いから暖をとるために今夜のおかずはポトフ。フレッシュハーブのブーケガルニを入れてコトコトと煮込む。足のつま先までぽかぽかするのが嬉しい。
11月17日(月)
沢庵プロジェクト
 インドで沢庵漬けるプロジェクトのStep1は大根を干す。コックのムスタファさんが、インディラ・マーケットで、見事な大根をかって来てくれた。インドでは見事だが、日本の青首大根と比べると太さは1/4くらいしかない。ベランダにすだれ状につないで干したら、一気に生活観あふれる感じがして思わず笑みがこぼれてしまった。この感覚を一人楽しむ日本人の私である。大根は水分が抜けるまで半月くらい干すらしい。先日帰国したときにお父さんが、日本から糠(ぬか)とくちなしを買ってきてくれたので、本格的に漬け込めそうだ。りんごとみかんの皮は、すでに干しあがっていて準備はできている。あとはインドのザラメを買えばいい。

 NHKの衛星放送だが、我が家はNHKワールドしか受信できないので、ほとんどニュースか、文字放送、小さな旅とか、プロジェクトXの再放送くらいしか見ることができない。そのNHKのスポーツ・ニュースの時に「放映権の都合で画像はお伝えできません」というテロップが流れることがある。そのときの画像がこれまたニンマリである。すごい干し柿のすだれの前で、手ぬぐいを姉さんかぶりしたお婆さんが3人で柿をむいている写真が出るのだ。私は、「田舎の秋」とすぐわかるけど、外国人はいったいあれを見てどう思うのかとこれまたニンマリしてしまう。息子に聞いてみたがあれが干し柿とは思わなかったらしい。

 我が家の前を通るインド人は、このベランダの大根をみて何を思うのであろうか?さごかし不思議であろう。ひとりニンマリしちゃう。

 コックのムスタファさんは、イスラムの断食がまだ続いている、ラマダンは26日まで続くのだ。今までもかなりスマートでホッソリしていたが、なんだかヒラヒラするくらい細くなってしまい、風が吹けば飛びそうな感じである。今日は、奥さんの仕事先と休暇の調整がようやくついて12月のクリスマス休暇(私たちがデリーにいないので)に、「4年ぶりにオリッサの田舎に帰ることになりました」と嬉しそうに言っていた。ムスタファさんの田舎も、今年のオリッサのひどい洪水で田んぼは全滅した。洪水のニュースを見てとても心配していたのだが、田舎からの便りは想像していた以上にひどいもので、家も崩壊して今はバラックの簡易住居とのこと。4年ぶりの帰省を年老いた両親が楽しみにしていると言っていた。今日は汽車の切符の手配に、嬉しそうに出かけていった。

11月16日(日)

 主人は、早朝から関連会社の合同ゴルフコンペ。コンペに参加した人の奥さんたち“週末ゴルフ・ウィドー”が集まって、日本料理店からお弁当を取っておしゃべりに花を咲かせる。仕事柄、接待ゴルフが多くて、せっかくの週末パパと遊んでもらえない子どもたちの慰労もかねている。我が家の息子は、パパに遊んでもらう年齢はとうに過ぎているが、大盛り特注のお弁当がかなり嬉しかったらしい。参加はしなかったが、お弁当だけ御相伴にあずかる。

 CWDSのチャリティーカード暖かい食べ物が恋しい。アイスクリームや、冷たい麦茶は見るのも寒い。小豆を煮て白玉入りのお汁粉を作る。インドのザラメ糖を使ったら、ちょと甘すぎて、照りまででてしまった。まさか、暖かいものが食べたくて、インドでお汁粉を煮たくなるとは思わなかった。

 ムンバイの親友のDinooから、デリーに行っても英語の勉強を続けるならといって、紹介してくださったMrs.Zaritaを、New Fiends Colonyに訪ねる。我が家からは車で40分くらいかかるので、英語のレッスンの通学をためらっていたが、一度遊びに着なさいとお電話をいただいていたので。デリーにしては珍しくムンバイ風の瀟洒なアパートメントに住んでいらっしゃって、Dinooのお友達らしいセンスのよいインテリアのお家であった。Zaritaは、インドの女性の地位向上のためのSewaなどのNGOを取りまとめる団体で活動もしている。今は家族に病人がいるので休止中だが、頼んでおいたこの団体がチャリティーで毎年出しているカレンダーとカードを分けてもらう。来年の分のカレンダーはまだ、印刷ができていないとのことだったが、セピアカラーのインドの女性たちの古いポートレートのような美しい写真ばかり。独立以前(1930年ごろ)のもので、サリーも服装も今とはかなり違う。ノスタルジックな感じで素敵。
寄付つきチャリティーカードとカレンダーの購入先:Centre for Women's Development Studies / Publication Devision / 25, Bhai Vir Singh Marg New Delhi /2334-5530,2336-5541 
11月15日(土)

 
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アンジュのハッピーウェディング
アンジュの
ハッピーウェディディング
湯たんぽを抱えて、一日読書。ここ数週間、週末は読書三昧である。今週はインドの本。先月発売になったばかりのほやほやの新刊「アンジュのハッピーウェディング」 カビータ・ダスワーニ 早川書房 (原題 For Matrimonial Purposes by Kavita Daswani)。嫁き遅れてしまった33歳のムンバイセレブのインド女性の15年にもわたる、花婿ラブゲット大作戦のお話。NYでファッション広告の仕事をこなすキャリア・ウーマンなのに、インドの見合い結婚の呪縛から逃れられないアンジュの悲しくも笑わずにいられないインドの結婚事情。ムンバイ時代にこうした壁付け大理石のテーブルセレブを目の当たりにしていた私は、お話のエピソードのあちこちを実際の友人の実話と重ねて可笑しさと懐かしさ、派手派手のムンバイセレブの結婚式、インドの伝統文化の軋轢にもだえる若い女性の気持ちにどっぷり漬かってしまって、とても楽しく読んだのであった。よく見かけたオベロイやタージホテルのアベックはこうした事情を抱えていたのかと、妙に納得したりして。痛快の小説であった。
 もう一冊は、今年、日経アジア賞を受賞したウルワシー・ブターリアの「沈黙の向こう側」 明石書房 訳者は98〜01年までデリーに在住された藤岡恵美子氏。本の副題には「インド・パキスタン分離独立と引き裂かれた人々の声」とあり、語りは物語風で進むのであるが、作者による当時の経験者からのインタビューをベースに書かれていて、デリーに住みながら読むには、あまりにも身近に暮らす人々に起こった出来事として、周りの人が抱える苦悩を知る思いで読み進んだ。
 お友達は、もう買ったよーといっていたが、どうしようかと迷っていた、ピュリツァー賞受賞作家ジュンパ・ラヒリ(Jhumpa Lahiri)の新しい長編小説「The Namesake」をカーンマーケットの本屋で購入。日本で翻訳が出るにはまだ先のようだしね。私が買うときに、西洋人の男性と、インド人の中年の女性が、包んでもらっていた。売れてるんだねぇ。アメリカ英語だから簡単よといわれたが、当分英語の勉強もかねて読まないとならないかも。(インドの英語は、シェークスピア英語といわれていて格調が高くものすごく難しいからインドの新聞は嫌いなのだ。わからない単語が多すぎて。)今回もジョイラック・クラブのエイミー・タンが推薦文を書いている。どちらも大好きな作家。

 壁付けマーブルのテーブルができてきた。中廊下のタペストリーの下において、主人のコレクションを飾る。満足の出来栄えである。
11月14日(金)

 後姿カンタのサリー訪印中のインド研究者の方がお見えになる。「こちらで着ようと思って・・・。」とご持参になったサリーを見せていただく。うぉ〜、先日私が迷った挙句にようやく手にしたベンガルのカンタ、それも草木染のタッサーシルクである。「ちょっと、着てみる?」と、さっさと私に着付けしてくださった。振り(パロ)がよく見えるようにグジャラティー・スタイルの着方である。インドの植物のご本を出されている西岡直樹氏の奥様、西岡由利子さんのアナンダ工房のサリーで、シルクといっても、山繭なので風合いがとても優しい。お日様を描くのもカンタ刺繍の特徴で、大きな染めの日輪がパロに描かれている。本物とはこういうものなのだわと、ため息。先日の自分の買ったサリーが一気に色褪せて見える。
 先生のお母様はお茶会などでも、この山繭のショールをよくお召しになり、とても評判だときいた。カンタの素朴な風合いが日本の着物によくあうのだろう。
 
 日本からいらした先生に、「インドでポケモン大流行なんですってね。ヒンディー語のポケモンがテレビで放送されているんですって?」といわれて初めて知った。そういえば上流階級の子どもの学校ではポケモンカードの交換が大流行で過熱しすぎて禁止になっている学校も出ていると聞く。テレビで放映中とは知らなかった。さっそくカートンネットワークでチェックしよう。ピカ和水仙チューが「アチャー」なんて話すのだろうか?ポケモンの歌も流行っているらしい。もしかしたらヒンディー語のポケモンカードもあるのだろうか?

 花屋さんに何と和水仙を発見。小粒の花びらながら、素晴らしくいい香り。華道の心得がないから恥ずかしいが、カスミソウと一緒にどさっと活ける。タージマハールの壁画にも水仙が描かれている。冬の花だと思っていたが、よく考えればインドではなじみの花なのだ。ムンバイでは見かけなかったが、デリーは涼しいので水仙が咲くのだろう。グラジオラスや、チューブローズなどの夏の花を飾るのは寒くなったのでどうも今ひとつと思ったいたが、これからは、しばらく水仙を活ける事にしよう。
11月13日(木)

 朝起きたら、寒暖計は14度だった。冬の朝である。

 Khadiのシャンプーと石鹸カーンマーケットの照明器具市場にある政府直営のお店、Khadiへ。
(Shri Gndhi Sewa Sadan、16 Lok Nayak Bhavan Khan Market)。Khadiというのは、ガンジーが独立運動のシンボルとして掲げた手巻きの糸車のことで、政府系のアーシュラムで作られた手紡ぎの糸や、手織りの布、自然派食品、ジャムや蜂蜜、天然素材のシャンプーや石鹸を扱っている。お客は主に、インテリインド人や、自然派志向の外人が多く、インドの各種のハーブでアーユルベータの処方で調合されたたくさんのシャンプーと石鹸は、欧米人のバックパッカーの女性に人気です。私は今日はNeem(歯磨きの木)とTursi(ヒンズー教の聖なる木)の石鹸、ローズとサンダルウッドのグリセリン石鹸、アーモンドとピスタチオの栄養クリーム、蜂蜜とへナのシャンプー、ローズ・ウォーター、アボガドのマッサージオイルなどを購入した。いづれも30〜60ルピーで、日本のエコ志向の人へのお土産には最適。シンプルでいかにも自然化粧品といったパッケージがいい感じである。缶入りの髪染めへナもあった。欧米人のお客が多い為か、英語で書かれた商品リーフレットに、「アダムとイブの時代から重用されてきたハーブをインド5000年のアーユルベータの処方で・・・」と説明しているのがなんともおかしい。

11月12日(水)

オイルファンヒーター 寒い!寒がり屋の私は、デリーの冬が怖い。4年間ムンバイで冬知らずで過ごしていたので、初秋のような今のデリーの気候はとても爽やかであるが、家の中や、日陰はひんやり寒い。朝夕は半袖では寒電気温風器いので、カーディガンを羽織る。暑がりのお父さんでも、さすがに半ズボンの部屋着をジーパンに替えている。湯たんぽの袋を作り、前任者が置いていってくださった電気の温風ヒーターを物置から出し、オイルファンヒーターを出して点検する。しかし、こんなにだだったぴろい家で、これしきの電気ストーブで暖を取れるのだろうか。とっても不安。

 悲しいかな、手にはあかぎれができ始めている。有閑マダムのYUKKEにしては、かなりショックだ。日本では、毎年冬には、家事労働のために、ひどいあかぎれで絆創膏だらけであったが、インドでは家事から解放されて、きれいなお手を保っていたのに、乾燥と、寒さで親指と人差し指に小さくあかぎれ。急いでクリームを摺りこむ。乾燥がいかに早いかというと、泥パックをするとたちどころに固まるのだ。もう、ぱりぱり。4年×4倍の夏を過ごして、激しく老化したお肌のお手入れ、この冬は心してかからないとたーいへんかもぉ〜。
11月11日(火)

 刺し子の刺繍青空市場の家具屋からマーブルテーブルができたと知らせがある。取っ手の金具を持って出かける。引き出しの裏側や、隅の仕上げを直してもらい、色をもっと暗い茶色に仕上げるように注文をつける。出来上がりは金曜日。

典型的なカンタ(タッサーシルク) 帰路にお気に入りのサリーショップ、Padakkam(Santushiti Complex内)により、かねてから気にしていたカンタ刺繍のサリーを見せてもらう。ここの女性オーナーは、カンチープラム、パトラ、イカットなどの織りの文様のサリーのコレクションのセンスがとてもいい。外国人と上流階級のご婦人を相手にお商売しているだけあって、古典文様ながらも上質の品揃えで、センスもとても素敵だ。サリーのブティックと呼ぶにふさわしいコレクションなのだ。
 カルカッタを中心にベンガル地方に伝わるカンタと呼ばれる刺繍は、日本で言うところの刺し子のような刺繍(写真右上)で、ランニングステッチを主流としている。チカン刺繍が白一色なのに対して、ベージュのタッサーシルク(野蚕の絹糸)にフォークアート風の身の回りの動植物の文様を施したものが典型カンタ刺繍的な文様。(写真左)色糸は3色くらいで、白、臙脂、ダークグリーン、黒の草木染の糸が使われている。とても、素朴でエコロジーカルを感じるサリーである。
色々見せてもらったら、一部新しくサテンステッチも織り交ぜてあるが、とても完成度が高い黒字のサリーが出てきた。本当は、タッサーシルクのものが欲しかったが、現代風に洗練されたカンタ刺繍も悪くない。第一、パロ(振り)の部分が広くて、帯にするにもちょうどいい。民芸調のデザイン物は、ドッパターで我慢して、やっぱり完成度の高い刺繍の物に決めてしまった。(近々帯大作戦にて公開)
 何度も通ってウンチクを効いているだけに、オーナーのマダムが、上質のイカットも見せてくれる。黒字に白。カンタ刺繍2ボーダーは金色。素晴らしくいいものだ。値段も8900ルピー。最高品のコレクションらしい。ドンドンいいものを見せてもらって目だけが肥えてしまう。

 同じようにサリーにはスパンコールやビーズの華やかなサリーもあるが、どうも、こういうモダンサリーにはピントがずれて、関心がなくなってしまった。見るもの、感じる文様が、古典文様で、日本の着物みたいな柄ゆきばかりに目が行ってしまう。
さっそく、また、帯の仕立て屋カクマさんにお願いして、カンタのサリーを帯に仕立てようと思う。


11月10日(月)

ラクシュミ・ナラヤン寺院 デリー観光のお供はこの地図まじめにデリーの史跡を学ぶべく、今週から日本語ペラペラでアカデミックなガイドさんをお願いして、デリーの史跡をめぐりを計画。ガイドさんの手配と日帰りのショート・ツアーは、お友達の泰子さんにコーディーネートをお願いした。ミニ観光バスで出発。初日の今日は、ラクシュミ・ナラヤン寺院(70年前にビルラ財団が建立したのでビルラ寺院とも言われている)はとてもきれいなお寺であった。パーシー教徒がヒンズー教徒のお寺を建てるなんていうのは不思議だ。ラクシュミーは商売繁盛の神様だからだろうか。ガンジーが荼毘にふされたラージガート、デリー最大のモスクのジャンマーマスジット、そしてラールキラーとオールドデリー、チャンドニーチョークはリキシャに乗って見学。ラマダンの時期だったので、モスクの入場はどうかと思ったが、見学が許された。オールドでリーは、ドキドキしながら案内のガイドさんにへばり付いていたが、欧米人の団体と何組もすれ違い、このルートは観光ルートのオールドデリーコースだったようで、ちょっと安心。でもガイドなしでは絶対来れない。あちこちでお店を冷やかして歩くのは楽しい。ガイドさんを困らせるような変な質問ばっかりでごめんなさいませ。お昼は、レストランChar Bizarre(4/15 Asaf Ali Road near Delhi Gate 2327-3821-25)で美味しいカレー。泰子さんお奨めだけあって大満足。ブラックダールのカレーは最高であった。ナーンもいける。帰宅後、今日の見学した史跡の文献を確認して復習レポートにまとめる。とてもまじめな私。YUKKEのおもしろオールドデリーのスナップはこちら。来週も史跡見学は続く。
右上の地図は、インド政府観光局Delhi Tourismの無料配布の地図。大きなレストランや土産物屋のレジに置いてある。広げると新聞紙くらいで、携帯にも便利。観光名所の簡単な解説入り。カラーで無料の優れもの。

11月9日(日)踊り子の石像

スイートアリッサム Dr.シンのお庭のスイートアリッサムが満開である。ほのかな香りと、清楚な白い花がとても可憐です。プルメリアの木の下に、小さな石像が建つ。何の神様かと思ったら、単なる踊り子の石像だった。ドクターに何の神様かと聞いたら、クスリと笑って、「ただのダンサーの石像、意味はないの」と言う。たくさん神様がいるので、何でも宗教に結びつけて考えて聞いたら、笑われてしまった。昨日は、グル・ナナックの誕生日、シク教のお祭りだった。女学生重ねてドクターに何か特別なことはしたの?と聞いたら、肩をすぼめて「ナッシィング」。彼女も在外生活が長かったせいか、コスモポリタンらしい。
 家の前を歩くご年配の奥さんたちの服装が、パンジャビードレスにウールのパシュミナを巻いている。秋の装い。女学生の制服は、元気にまだ半袖のパンジャビードレス。水色のサルワーズ(パンツ)に同色のドッパター(ショール)秋の装いが可愛い。

 お父さんは2泊3日で法事のために長男の務めを果たすべく帰国。私は、日曜日一日中、ダラダラ。HPをご覧になって活字中毒の私にミステリーを貸して下った方がいて、一日中読書。ミステリーを読むと私は眠れなくなる。怖いからではなくて、読むと止まらなくなってついつい徹夜。昨夜から3冊一気に読んでしまった。ミステリーは普通ほとんど読まない。読むと夢中になってしまうので、当分止めておこう。読んでる間は楽しいが、翌日が大変だから。
11月8日(土)

白菜の浅漬け 一夜漬け沢庵白菜の浅漬けが、上手に漬かって、なかなか美味しくできたので、すっかり気をよくした私は、ただい沢庵の重石まお漬物作りに凝っている。日本から取り寄せていたペットボトル入りの市販の浅漬けの素がなくても、自宅で簡単に浅漬けの素が作れることが判明して、本格的な調合の浅漬け作りに、ここ数日燃えている。海外に暮らしていても、「お漬物」の作り方のサイトが充実していて、情報がすぐに取り出せるのでとても嬉しい。(詳しくはこちらのサイトをご覧ください。)今日は、飲み残しの頂き物の焼酎を使って大根の酢漬け(一夜漬け大根の沢庵)をつけてみた。重石代わりのペットボトルは重さ調整が簡単にできて、われながらいいアイディアである。重石用にMayaちゃんがどこからともなく、レンガを調達。新聞に包んでビニールに入れたので、次回はこれを重石にしよう。
 ビニール袋売りの問屋
次は、いよいよ本格的に沢庵をつけるべく、みかんの皮を干している。米糠の調達がまだできない。どこに精米所があるのだろうか?コックさんにあちこち探してもらっているところ。漬物用に大きな透明のビニール袋(50×60cm)を調達しにINAマーケットのプラスティックの製品を扱う店へ行く。ビニール袋は、量り売り。必要な分だけ購入できる。大小さまざまなビニール袋、紙コップやプラスティックのスプーンやフォークがある。紙ナプキンやレースペーパーもある。ジャンボサイズのビニール袋も手に入り、着々と「デリー沢庵プロジェクト」は進行中。上越地方出身の友人が、日本で毎年60本も大根を漬けていたという。頼もしいアドバイザーもいる。デリーの大根は細くて、初めから沢庵サイズの大根だ。干したらネギくらいの太さになるかも。果たして、どんな沢庵になるのか楽しみだ。

 インドにもアチャッルと呼ばれる漬物がある。青いマンゴーやレモンをつけたものが有名だ。日本ではチャツネと呼ばれているもの。ムンバイにいたときには、青マンゴーの季節になると、たくさんのマンゴーをスライルして、ビルやフラットの屋上に一面に広げて干していたのを見かけた。(写真に撮っておかなくて残念!)例年、漬物の本場グジャラートから漬物職人が来て、各家を回り、その家の好みのマンゴー・アッチャルを漬けていた。モンスーンの雨に濡れないように、気をつけながら晴れ間を見計らってマンゴーを干すのは季節の風物であった。日本の梅雨空を気にしながら梅干を干すのに似ている。上越のお友達は、これと同じように、麹屋さんが毎年来て味噌と野菜の味噌付けを仕込んでいくと言っていた。お漬物は手間隙かかる季節の食材ではあるけど、美味しいものが食べたいと言う、根っからの食いしん坊の私は、こうした手間隙を結構楽しんでいる節もあるのだ。

11月7日(金)

 午前中はNGOへ洋裁の指導に行く。2回目ともなると生徒たちもとてもリラックスして、お茶目な子や、おきゃんな子、静かに黙々と取り組む子などいて、個性もわかってきて面白い。「ほらほら、口を動かさずに手を動かして」と注意ばっかり。ディーディー(お姉さん)と親しみを込めて呼ばれるのも嬉しい。なぜかサルマン・カーンのファンばかりが多いクラスだった。私の秘蔵写真を見せたら、蜂の巣を突っつく大騒ぎで、「しまった!」て感じだった。先生ににらまれてしまった私。
8校対抗球技大会
 午後は、日本人学校の8校対抗球技大会。男子はサッカーで女子はバスケットのスポーツ国際親善。英、露、独、仏、印(3校)、日の8校の招待試合である。、露チームが優勝。練習したけど、力及ばずの日本チームであった。露チームが優勝したら、嬉しさあまって応援に来ていたガールフレンドと、しっかり抱き合ってKissしたりする男子生徒もたくさんいたもんだから、ウブな日本人学校の生徒はびっくり。欧米はさすがに中学生となるとほとんど大人の体格。早熟なんだねぇ〜。印度チームも結構男女の仲がよくていい感じ。日本チームが一番、意識しすぎて離れていてウブだったかもと、母親は思春期の息子のこういう点ばかりが気になってしまった。

 メインアドレスのサーバーが落ちて、メールの送受信が不能。なんでやねん?
11月6日(木)

キャンドルを浮かべる水盤
 経口補液 (ORS)水盤にフローリング・キャンドルを浮かべたくて、真鍮の水盤を探していたが、高価なのでなかなか買えない。サロジニ・マーケットの帰り、通りがかりの道端の素焼きポット屋になかなかの出物があったので車を止めて買う。1つ、105ルピー。早速水を入れてキャンドルを浮かべたいところだが、デング熱の蚊のボウフラ発生要因の事もあって、もうしばらく涼しくなってからだろうな。玄関のエントランスにおく予定。

 
 新しく着任されたニュデリーの日本大使館の医務官の講演会へ行く。デング熱のお話。15度を下回れば蚊の発生も少なくなるようなので、もうしばらくの注意だ。デリーのデインド製の湯たんぽング熱の最新情報は医務官のホームページ「博士と助手」に詳しい。講演湯たんぽの口会でお話にでた感染胃腸炎などの脱水症状時に補給する経口補液ORS (ORAL REHYDRATION SALTS)をCブロック・マーケットの薬局で買って帰る。今まで、ひどい下痢というのをインドで経験したことがほとんどない我が家の人たち。強靭な胃腸であるが、一応備えておこうと思って。脱水症状のときはスポーツドリンク(ポカリOOト)とかでは、電解質の補充が十分ではないそうだ。インドにもちゃんとこういうものが売られているんだね。1リットルの水に溶かして飲めばいいようになっている。私が買ったのはELECTRALという商品名だった。薬局の小僧さんでもORSと言えば、即座にわかって出してきたのでポピュラーなものなのだろう。
 お友達からインドの湯たんぽも薬局で売っていると聞き、購入。インドの湯たんぽはゴム製。「さむがりやのサンタ」という絵本のおじいさんサンタが使っているのと同じもの。色がショキングピンクというところもキッチュでかわいい。134ルピーだった。インドの友人宅で見たのは日本のゴムの水枕のように、バネ式の挟む留め具で口を止めてあったが、今日買ったのはねじ式の蓋が付いている。寒くて困ったら、この湯たんぽを抱えていればいいわけだ。電気ストーブなんかよりもずっと風情があっていい感じ。あったかいひざ掛けをかけて湯たんぽ抱いて読書もいいな。これでデリーの寒い夜も安心。かわいい湯たんぽ袋を探そう!と。チョキダール(守衛)のおじさんの分も買う。デリーの冬は凍死するくらい寒いとこもあるらしいから。

11月5日(水)

 ハードウエア・マーケット取っ手のサンプル家具のオーダーメイドとなれば、トコトン自分の思いどおりにしたい。「見本を見て、これで、いいやぁ〜。」なんて妥協があっては、インドで家具をオーダーする楽しみは半減する。何度もあちこち歩いてまわるのは、すごく大変だけど、既製品を買う楽しみの何倍もインドの不思議や裏側が垣間見られるんだから、止められない。まぁ、こういうことに喜びを見出すのもおかしな事だが、マンネリ化したインド暮らしにもまだまだ新しい発見がたくさんあってねぇ、と思えるからいいのだ。
 今日の課題は、家具の取っ手を選びに行くのだ。もちろん家具市場のサンプルにもチープな取っ手はついているが、そんなありきたりじゃつまらない。へぇ?それではそんなのどこに売っているかって思うでしょう?あるんです、デリーにも。サウス・エクステンションTのフライオーバーの側の横丁MubarakpurのGurudwara Roadへ行けばいいのだ。この通りは別名ハードウエア・マーケットと呼ばれていて、ドアや家具の取っ手、トイレの便器、お風呂のシャワーや水道の栓、ホース、網戸、土管、材木などなど日曜大工製品屋がずっと軒を連ねる市場なの。デリーに着たばかりの頃、家の修繕で大工さんと一緒に何度も足を運んだ場所です。穴が詰まったシャワーノズルも古いのを持参すれば同じパイプにあうもっと性能がいいものに交換できたり、ドアのノブを金色のゴージャスなものに替えたり、カーテンレールやツッパリ棒みたいなパイプなども、ここで調達できる。安い!すごい品揃えである。実はトイレの便座まで、買ってきて自分で交換した私である。
        

 昨日私の注文した大理石のテーブルは天板が白マーブルで、木材がダークブラウン。小さな引き出しがついているので、取っ手はやっぱり金色かな〜って考えながら探してみた。2個で40ルピーで購入。今回の家具にはあわないけど、キッチンの食器棚につけたくなるようなスプーンとフォークの取っ手とか、ティーポットの取っ手、テディーベアーやミッキーマウスの取っ手もある。こういうのを見るとベビー用のチェストを作りたくなってしまう。(孫にはまだ当分早すぎる。)お友達はアンティーク風のカップボードにするからと、いぶした真鍮の取っ手を中心に探していた。いやいや、チープなインド製から、中国製、果てはイタリア製のゴージャスなデザインのものもあって、自分の家の家具の取っ手も全部付け替えたくなってしまう。この市場は、日本でTOTOのショールームを覗くくらい面白いんです。ショールームのように綺麗ではないが。便器だって色々あるんだ。洗面台も素敵なのがたくさんある。土日も営業、月曜日が休みの市場です。
 車を降りて、通りを端から端まで歩いて物色する私を、今日もドライバーのナレーシュさんは、「そんなにインタレスティングか?」と呆れ顔で見ていた。はいはい、とってもインタレスティングざます!

11月4日(火)

シク教徒の玉ねぎ坊や 学校前のパニープーリー屋本日もふらふらと家具市場におでまし。お友達はチェストのオーダー。私はやっぱり買ってしまおうと!壁付け大理石のテーブルを注文。だって、2500ルピー(7000円)で大理石のテーブルが手に入るんだもの。先日見たグリーン・パークの家具屋では木材だけで同じデザインが、7500ルピーだったのだから、1/3の価格。しっかし、ここのサルダージー(シク教徒のターバンおじさん)は、負けてくれない。値切ってもニコリともしないんだ。あちこちの店を比べてもあまり変わらないから、一番出来栄えのいい店で決める。サルダージーは手ごわい。軟弱マダムの私には歯がたたないほど意地悪で、勝負なし。

 このラージパットのアムール・コロニーは、サルダージーがたくさん住むエリアで、家具市場の前にはシク教徒の学校がある。ちょうど下校時間でターバンを巻く前の、玉ねぎ坊やがわんさと校門から出てきて、屋台の焼き芋やら、パ白菜漬物ーニープリ(スナック菓子)屋の前にたかってる。たいていのシク教徒の坊やは制服の色と同じ水色の玉ねぎスカーフを巻いている。これが16歳くらいからヒゲもじゃで、玉ねぎの上に大きなターバンを被ると一気に立派なターバンおじさんになちゃう。彼らに青年期はないの。一気におじさんになるのが、サルダジーである。19歳と言われても絶対35歳位にしか見えないシク教徒青年ばかりだもの。シク教徒の人は体毛を剃らない決まりなの。ヒゲもそのまま。長すぎる人はヒゲバンドもしてます。
 シク教徒の玉ねぎ坊やは、睫毛も長くて目も大きく、女の子みたいなのがたくさんいて愛らしい。スク白菜漬けールバスにこの玉ねぎ坊やがわんさと乗っているのを見たことがあるが、その可愛いことといったら。ムンバイではほとんどシク教徒の人がいなかったので、デリーではおなじみの風景ながら私には、ものめずらしい。玉ねぎ坊やの縮れた髪をポニーテールに結ってスカーフを巻くのはお母さん。結婚したら奥さんが髪を梳いてくれるんだって聞いた。在外のアメリカンスクールに通う玉ねぎ坊やの髪が解けて、結える人がいなくて大騒ぎというのも聞いたことがある。水泳も、サッカーもこの玉ねぎのままでするのがシク教徒。軍隊では、ターバンが軍服と同じ色であつらえてあるのだからターバンはインドでは市民権があるのだ。玉ねぎには最近、NIKEの伸縮する水泳帽のようなナイロン製もあって、クリケットの選手はこのNIKEの玉ねぎを被っているの。フィットネスクラブでもよく見かけるNIKE玉ねぎ。インドじゃナウいんだよ。

 ムスタファさんが見事な白菜を買ってきてくれたので、早速、干して白菜をつける。昆布とたかの爪、いただいた柚子の皮を入れて大きなボールに漬け込む。今ひとつうまくいかないので、急いで大バケツを買ってきて漬け直す。重石にはミネラルウオーターのボトルを12キロ分山積みに。涼しくなったので、水もすぐ上がるだろう。来週が待ちどうしい。お漬物のヒントはおいしい漬物自分で漬けたいを参考にした。
11月3日(月)
カカ・マーケット ラージパットナガール
 もうすぐ帰国する友人から、おしゃれインド雑貨にある屋根型のレターボックスがどうしても欲しいという依頼を受け、私のダウリダバを持参してスンダルナガールのNatesan’sへ行く。このケララのダウリダバは、ムンバイの姉妹店で買って、インド人の友人が私にプレゼントしてくれたものである。本店は、ムンバイのシャハンギール・アート美術館の地下にある有名な骨董品店(主にタミル、ケララの南の骨董や仏像など)の品揃えが充実している店だ。仲良しマダムとこぞってオーダーして値引き大作戦だ。出来上がりまで1月くらいかかる。箱の内側にダークグリーンの布を特注で貼ってもらうことにした。
家具の見本市ショールームと言った感じ店のオーナーに、「ムンバイはチョールバザールがあったから、古めかしい家具のレプリカがたくさん買えたのよ、デリーはないんだろうか?こんな感じのチェストが欲しいんだけど。」とカタログを見せて相談したら、それならLajpat NagarにあるKhaka Marketに行きなさい。リメイク物で、マダムが言わんとしている家具があるからと言われて、ドライバーさんに場所を説明してもらう。日曜日もやっているのが嬉しい。365日オープンなんだって。

 行って驚いた、すごい!お宝の山よ!デリーの婦人会のガイドブックにある家具屋はあらかた見て回ったが、ムンバイほどワクワクする物がなかったし、安価で注文できるムルニカ・マーケットは、センスも仕上げも最低だったので、デリーは駄目かと思っていたら、あるじゃないのさぁ〜。デリーにもこういう面白い家具が、お手ごろ価格で注文できるマーケットが。さすがよ!私のセンスを明確理解してくれたNstesan’sのオーナーは偉い!

狙っている大理石の壁付けテーブルご一緒したお友達は引越しに向けてカップボードを探しているが、とてもいいものがたくさんあるんだ。カップボードの内側を鏡張りにしてライトを天板につけたしゃれたもの。あるぞ、あるぞぉ、そういうしゃれたものが、言い値で7000ルピーなんて嬉しすぎる。3500ルピーなら何個も欲しいチェストさらにチョールバザールで探したようなチェスト(写真左)がRs3500〜。(値切ったらもっと安くなるかも)私が次に作りたいと思っていた大理石の天板の壁付けサイドテーブル(写真右)もあるぞ!足の部分もイカシテルぞぉ〜。すごい埃で、汚いものは汚いから、ちょっと大変だったけど、もう存分サイズを指定して、こだわりの家具を作るには持って来いだ。かなりたくさんの店が所狭しと並んでいるんだもの、選り取りみどりの値段も交渉しだい!うれし〜。こういうお店で買うときは、サイズはもちろん、色や、ポリッシュの仕上げや、ハンドルの金具にまでこだわって注文したい。思っていたものと違ってできてきたら、あきらめずにトコトン直させてねばる。自分の眼識が、試されるし、どこまで家具屋が要求にこたえてくるか、職人気質のインド人ゆえ、プロの仕事はきっちりしてくるはずだ。値段は多少ぼられても自分で納得ならいいとするのだ。納期だけは・・・せかさず待とう。

 気をよくして、“今度こそは断食!”の決断もあっさり崩れて、フレンドコロニーのコミュニティー・センターにあるEGO Thaiでココナッツの辛いスープと、タイヌードルのランチ。帰路はブティック・ギャラリーのHouse of Iahatvamによって新作のチェック。ここの店で、買う事はほとんどないけど、インテリアのコーディネートやレイアウトの勉強にはすごくなる。やっぱり、真鍮の水盤ほしいなぁ〜と思った。私は、インドで定番の家具、象嵌細工やカシミールの彫り物家具には興味はない。これは、ちょっとインド色が強すぎて、日本の家においたら、コテコテのインドになってしまうからだ。同じ理由で、絵も、ミニアチュール物には興味がない。
自分のこだわりで集めているのは、骨董品屋のおじさんに、「面白いですね、これどこの物ですか?」と聞いてて、「お目が高い、コーチビハールのマハラジャのものです」なんて答えるようなものが好きなの。できればとても安いがセンスのいいオブジェなんかがいいんだぁ。そういう掘り出し物は、まだまだインドにはたくさんあるみたいで、このところ買い物気分は萎えていたが、すっかり元気快復。買わないけどマーケットめぐりは楽しい。

11月2日(日)

 涼しくて、いくらでも寝ていたくなるような、いい日曜日。
少し厚手の七部袖のTシャツに、ジーンズで、ちょうどいい感じ。ジーンズをはいても、乾燥しているから、ちっともベタベタくっつかないので、着心地のいい季節。タオルケットだけでは眠れないので、夏がけ布団を着ている。エアコンもここ10日ほどスイッチを切っている。遅めの朝食をとってから、手紙の返事や、仕事のファイルを片付けて、机周りと書類の整理をする。日曜日なのに、月初めだから新聞屋やら、ケーブルマンやらの集金が相次いで、玄関に何度もでなくてはならない。ぼんやりとお化粧も髪のブローもしていないオフの日なのに嫌だわ。

 スイーパーのMayaちゃん、Deviちゃん姉妹が、サーバント・クォーターに引っ越してきた。Deviちゃんが一人前になるのは、まだまだかかりそうだ。何しろ、まだ、デリーでバスにもリキシャにも一人では乗れない。あちこちから仕事の引き合いはあるけど、一人では通えないし、まだ、失敗も多い。先日もジーンズと白いものを一緒に洗って、色落ちがして白い下着に染め着いてしまったり、体操着にアイロンをかけてトランクスを溶かしてしまったり。言葉も通じないから、しっかりしたサーバントさんや、Mayaちゃんがいて何とか仕事ができると言うレベルだ。そんなわけで、当分他の家には紹介できないので、Deviちゃんが我が家で修業して、Mayaちゃんが、他レストランガイドとショッピングガイドの家に働きに出るという作戦にでた姉妹である。空いているなら二人で住むからサーバント・クォーターに引っ越してくると言う。許可したら、大喜びでリキシャでタライや、蒲団、バケツに食器を積んでやってきた。簡素な引越し荷物である。姉妹は、学校の寮にでも引越ししてくるようなノリである。Mayaちゃんには、新婚の夫がいる。失業中の夫まで、一緒に引っ越してきてしまった。あららら、らぁ〜。「夫は許可してないぞ」と言っても後の祭りであった。そういうわけで、この若い夫の職探しにまで、ヒトハダぬぐ事になってしったお人よしYUKKEである。ハウスキーパーか、ボーイをお探しの方こちらまでご連絡ください。

インドカレー
 どこかへ出かけようと思ったが、日曜日は、めぼしいお店はほとんどお休み。昨日買って来たHindustan Timesが新しく出したSmart Shopper's Guids(Rs95、写真左)をベッドに転がって読んで、めぼしいお店をチェックする。レストランガイド(写真右)もおすすめだ。夕飯は、本にある近所のMoti Mahal Deluxでインドカレーを食べた。ほとんどの席が、日本人観光客で占められている。パック旅行のコースになっている店らしい。観光客はタンドリーチキンを食べていたが、我が家は、鶏は、レシミカバブに限ると思っている。ヨーグルトに漬け込んでタンドリー釜で焼いたジューシーなチキン。辛くない。(写真左下)それに、パニールティッカ(インドのカッテージチーズのタンドール焼き)、ここのバタード・チキン(写真左上)は、トマトとヨーグルトの酸味がよく効いて、酸っぱいカレーで私好みでなかなかいける。エッグカレーのグレービーソースもすごく美味しかった。アルジラ(ポテトとクミンシード)は、トマトがベースのソースである。アルジラのこういう味付けは初めて食べた。お父さんと太郎はいつもナンで食べるが、私は大好きなロマニー・ロティーでいただく。気取らずにまずまず美味しいカレーって言うときにはお奨めね。私にとっては、味付けは辛さが足りない感じくらいマイルドです。お子様連れでも大丈夫そうだ。日本のスッチーさんらしき一団もいたよ。今日のフライトかな?

11月1日(土)

 お父さんと二人で、ぶらぶらとデリーのおヘソともいえる、中心街・コンノートプレイスへ出かける。植民地時代の都市計画の名残で、丸いサークル状の道路を中心に、東西南北へ主要道路が延びている。このサークルの中心の芝生の公園の下に怪しい防空壕のようなショッピングセンターがある。テロの警戒のために、立ち入りには手荷物検査もあるようなところで、空気も悪く、人ごみでかなり怪しい。ちょっと覗いたけど、埃がすごくて咳が止まらなくて3分で飛び出してしまった。バックパッカーには楽しいところだろうが、マダムの行くところじゃないね。こんなところに爆弾を仕掛けられたらひとたまりもない感じ。
 ジャイプールのハクション大魔王外側のサークル沿いの老舗の商店街をぶらぶら冷やかして歩く。特に、目新しい店も、面白いものの発見もない。なんだかサビレていて、活気もないし、どの店も店構えは立派なれど、デリー特有の店員のタカビーな態度が嫌な感じだ。Coffe Timeという健康・医薬品会社のHimarayanがやっているコーヒーショップに入って一休み。めちゃくちゃ甘い蜂蜜入りのカプチーノが出てきちゃって困っちゃった。ここには、缶入りのコヒー豆が売っていて、なかなかイケルとの評判である。
 古いカードショップで、クリスマスカードと来年のカレンダーを探すが、どれも今ひとつだ。ユニセフやConcern、Help of Indiaなどのチャリティークリスマスカードはどこへ行けば買えるのかしら?ムンバイは婦人会で共同購入していたのだけど、デリーはどこが窓口なのかな?紙製品やカード、カレンダー、レターセットはムンバイのほうが充実していた感じだ。つまらん!

 ジャイプールに修学旅行に行っていた息子が帰ってきた。お土産のジャイプール焼きが、可笑しい。いかにも太郎らしいセンスで笑える。お友達にも受けたらしく、みんなも同じもの買ったんだよっていていた。ハクション大魔王の魔法使いみたいなおじさんの灰皿。でも我が家では誰もタバコを吸わない。