スワガット デリー



〜 インド コロニアルスタイルの家に住む 〜


 住宅事情がとても悪いムンバイの4年間は、アラビア海に面した34階建ての高層住宅の28階に住んでいた。
海が臨めて、ムンバイ市内も一望の下であったが、やや広めのいわゆる日本のマンションと同じ3LDKのフラット。

ニューデリーに転勤が決まったとき、一番初めに考えたことが、今度こそ、「インドらしい」家に住みたいということだった。
辞令から家探しまで、ほとんど時間がないなかで、会社の総務部のインド人スタッフが
日本人のニーズにあうようリストアップしてくれた家々を、一日で12件ほど見たが、
どれもが、ムンバイと同じようなフラット形式。
今、南デリーは、ちょっとした建築ブームで、戦前のコロニアルスタイルの広いお屋敷を、次世代の家族が、
3階建ての集合住宅に立て替えて、賃貸・分譲住宅をたくさん作っている。

どの新築物件も間取りのレイアウトはほとんど同じで3〜4LDK。
玄関を入って右側にリビングルーム、その奥に主寝室、
左側にキッチン、その奥に2ベッドルーム。モダンなシステムキッチンにジャグジーつきのバスルーム。
照明や、キッチンのシンクもどれも一様に一見高級ホテル仕様のヨーロピアン風なモダンタイプで、
まさしく日本の分譲マンションか、賃貸のマンションと同じ物件ばかり。(正直、がっかり)
広さもまぁ、日本の1.5倍くらい200平米くらいだろうか?
日本人が住む家はお家賃はだいたい一月100.000ルピー前後(25万円)くらいが相場らしく
南デリー中心に、こうした物件に住む邦人が多いそうだ。

ほとんど、私の希望通りの家が見つからないままに、家探しを終わり、まぁまぁこれでいいかと言うような
新築のフラットに決まりかけたが、急に同じ会社の方の移動が決まり、
「はっきり言ってお奨めしかねますが、すごく古い家ですけど空きます」との連絡を受けた。
主人が一人で見学し、デジカメで家の様子を伝えてくれたのが、
実は、これが、まさに理想どうりの「インドコロニアルスタイル」の家だったのだ。
広い敷地に素晴らしく綺麗な芝生と花壇のあるお庭つき。
大家さんのおばあさんは、パンジャブ人でシーク教徒の女医さん。
その人の診療所件住居の2階の部分、
築60年以上、広さ400平米以上の大型3LDK。家賃もすこぶる安い。

しかし、とにかく古い!
古いけど作りがしっかりしているし、天井も高い。
窓も木枠ながらしっかりあつらえてある。
大理石の暖炉がある広いリビングと、ダイニングルーム、庭に張り出したテラス、
広いキッチンには10畳くらいのパントリーまでついている。
収納もたっぷりあるし、各部屋のバスルームは8畳以上で、めちゃくちゃ広い。
キッチンに及んでは、戦前様式の陶器のシンク、タンドールの釜戸の煙突まである。

隣接した同じ広さの敷地には、大型の新築フラット3階建て18棟が出来つつある。
この18棟分の広さを2件で独占し、さらに相場よりもずっと安いとなれば申し分はない。

きっと寒くて、暑く、冷暖房が効きにくい家なのであろう事は十分予測できるが、
この家を、昔のインドの趣を大事に残しながら、私なりに住み心地の良い家にしていきたい!
・・・・と、俄然、ファイトがわくのだ。

インドコロニアルスタイルの我家の改築と改造、インテリアを
これから少しづつ紹介していきます。

順次更新するのでお楽しみに

 素敵なお庭 (4月19日更新)

 まずは、照明器具から (4月19日更新)

 カーテンとカーテンボックス (5月8日更新)

 古い家具をリフォームする (5月8日更新)

 キッチンの改良 (7月29日更新) 
 
 主寝室をアンティーク家具で (8月22日公開) 

 細々した こだわり (5月7日更新)

 癒しのリビングルーム (7月15日更新)




プライバシー保護のため、住居のエリアと家の外観は公開いたしませんので悪しからず。

  現在、この家で暮らすWさん一家。
「ナマステムンバイ」を見て
見学させてというご要望があるとか・・・。

帰国後も、後に住む方にご迷惑をかけてしまいました。
どうぞ、Wさんのお友達以外の方は、ご訪問をご遠慮くださいね。



























東京番外編