スワガット・デリー

おしゃれインド旅

聖地リシケシュ 癒しの休日
アーナンダ イン ザ ヒマラヤ




 聖なるガンジス河の沐浴風景が見たいという気持ちはあるけど、あのベナレスへ行くには気が重かった。もっと癒されるようなガンジス。ならば、流れの源流、リシュケシュへ行こう。ヨガの聖地としても名高くヒマラヤで修業する聖者(サドゥ)の住む街、ガンジスがヒマラヤから流れ下って、はじめて平地になるその場所がリシュケシュ。デリーから、カーチェイスのような荒っぽい運転でおよそ6時間。こんなことなら、ハリドワールまで列車のたびにしてホテルの送迎の車を頼めばよかったと後悔しながら、ドライブにホトホト疲れ果ててたどり着いたその宮殿が、今世界中のスパファンを魅了して止まない話題のAnanda in the Himalayaだ。

 車から降り立って、思わず深々と深呼吸する。これがヒマラヤから清々たる空気かとばかりに胸いっぱいにこの地の英気を吸い込む。
      
 今は、この城を所有していたマハラジャはデリーに住んでいて、この宮殿は避暑のための別邸をして作られたものだそうだ。リシュケシュの街から山道を15分ほど登りきったところ、ガンジス河を望む素晴らしい眺望、深い木々の木立のなかにある。フロントに一歩足を踏み入れれば、インドの聖なるローズの香りが漂い、小さな楽師たちが歓迎の音楽を奏でてくれる。ウエルカムドリンクはレモン&ジンジャージュース。マハラジャのコレクションなのか、オールドチャイナのブルーの磁器コレクションがあちこちに置かれて、壁には歴代のマハラジャや植民地時代に訪れたのであろう英国人のVIPの肖像画が飾られている。
  
 今回は、バレービューというガンジス河をはるか谷底に望む事のできる部屋。(あいにくの小雨で写真には雲だけしか写らなかったけど) どの部屋からも悠々と流れる川とリシュケシュの街が臨められる。最近経営がすべて欧米人のマネージャーに移管されたこともあって、質素でシンプルながらも癒しの心憎い演出がインテリアのあちこちにうかがえて嬉しい。私の好きな蓮の花の絵、アショカの頭象などインテリアのセンスは抜群だ。
 部屋に備え付けの真っ白なクルタ・パジャマは、ホテルのスパや、トリートメントを受けるために、また部屋着やヨガのレッスンに着用できるように各部屋に用意されている。標準装備のサイズはMとL。早速ハウスキーピングに頼んで、私と娘たちようにSサイズを持ってきてもらう。
      
 お部屋の浴室からも谷底が望める。夕方6時〜8時までは、予約すれば各部屋にて、ミルク&サフランバス、ハーバル・バス、ローズバスを楽しめるようになっている。ハウスキーピングに、セッティングしてもらいなんと、外の景色を楽しみながらマハラニ(お姫さま)気分になれちゃうのだからすごい!ホテル中がローズの香りに満ちていいるのだが、お部屋にも大きなアロマポットがあるので、エッセンシャルオイルをたらして、いい気分でくつろげるのが最高!
      
 このホテルのコンセプトは「癒しと浄化」。早朝のヨガにはじまり、スパ、アーユルベータ、ビューティーマッサージ、エステ、ジャグジーにサウナ、ジムなど、究極の癒し空間ホテルなのだ。早速、スパのフロントに赴きコースの説明と予約をするが、あいにく休日の混雑で、唯一受けられるのがアナンダタッチという背中を中心にしたマッサージのみ。これだけ予約して、仕方なく、部屋のお風呂や、予約なしでも受けられるジム、プール、ジャグジー、サウナを楽しみ、気分転換。長いドライブでガタガタになった身体をほぐしてもらう。スパの設備は他の東南アジアのゴージャスリゾートに引けを取らない充実振り、ついにインドも、ようやくYUKKE納得のスパ誕生なのだ。夕方、サウナでほてった身体をリフレッシュルームで、谷間の風景を眺めながらレモン&ジンジャジュースをゆっくり補給してサンセットの夕焼けを楽しむ。なんて素敵なヒーリング!
 ホテルの敷地内には、6ホールのミニゴルフ場もあって、7番、9番、パターくらいの道具でも軽く充分楽しめる。私がスパでマッサージを受ける間、ダーリンは早速グリーンを廻って、ホテルのコーチからアドバイスを受けていた。私以外、我が家はジムフリークな人たちばかりなので、限りなく長時間、チアリーダーの娘とジムで体作りに燃える父娘であった。
      

      
 翌朝は早朝ヨガ。雨季だったためにホテルのフロント宮殿内のダンスホールにてレッスンを受ける。ダンスホール!に、ビリヤード場もあって、もう夜はグラスを持って宮殿をあちこち眺めちゃったくらい素敵なのだ。プールで数往復泳ぐ。気のせいかお腹もすっきりへこんでいい感じだ。
     
 本当に、私の大好きなマハラニが主人公のヒンディー映画に出てきそうな宮殿です。
ダイニングが、インド料理主流で、もちろん美味しくて申し分ないけど、コンチネンタルがないとダメな方とかにはちょっと辛いかも知れません。パンやジュース、スープ、パスタ、サラダくらいはコンチネンタル・ブッフェがあるけど、どうしてもインド料理が苦手な人には、頼めばシェフがメニューにないお食事用意してくれるので相談してみてください。本格的な大人のリゾートゆえ、お子様連れはちょっと無理かと思いますが、アクセスにはデリーから列車を利用して、週末のリフレッシュにはもってこいかも知れません。他のインドのゴージャスホテルが外人観光客向けなのに対して、デリーナンバーの高級車で乗り付けているインドセレブたちもたくさんいて、インドの急成長を目の当たりにします。こうしたセレブは、ファミリーで滞在していましたが、子守のアヤさん付きだったりしてお子様たちからも開放されたセレブ・マダムがたくさんおりました。うらやましいこと・・・。スパで出会ったインドマダムの迫力あるお体に、後ずさりするほど、たじろぎ、自信を持つどころか、「わたしって貧弱?」と思うほどの逆優越感まで味わってしまったわ。今回は、インド在住の住民登録証持参によりインド価格にて利用できました。デリー、日本からは、ネット予約も出来ます。送迎の車は泰子さんのワイズコネクションにてご手配いただきました。
 早くも、日本からは、タージマハール見学だけを一日して、あとの5日をアーナンダで癒して帰るOLさんたのご利用が後を絶たないそうです。あちこちのOL向け雑誌にも特集されちゃったせいかな?まずは癒しには素敵かも・・・。ぜひ貴方も大好きな人と一緒にお出かけになってみては?
Ananda in the Himalaya
The Palace Estet, Narendra Nagar, Tehri Garhwal, Uttaranchal-249175 India
http://www.anandaspa.com

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