YUKKEのつぶやき

October 2002
ナマステムンバイ管理人・YUKKEのムンバイ暮らしの日々のつぶやき
インド・ムンバイ、お気楽マダムのつぶやき、よかったらどうぞ!


10月31日
 印日50周年記念のコンサートがタタシアター(NCPA)であった。近藤房之助のブルース・ライブコンサート。いつもの事ながら西洋のコンサートはほとんどの観客はパーシー教徒。少しだけ、印度のヤングが混じっている。
最前席のおじいさんは、ギンギンの大音響にショック。耳を塞いで2曲めで早々に退席。4曲くらいまでに招待客と思われる老年のVIPはほとんど退席してしまった。残念!コンサートはものすごくご機嫌でハートにビシバシ感じちゃうライブで感激。NCPAにも小さなライブ専用の劇場があったなんて知らなかった。コンクリート打ちっぱなしの前衛的な内装や、椅子の配置にびっくり。
 コンサートの後、ご一緒したスワミ先生のご招待で、ボンベイで一番古い名門クラブ「ボンベイ・ジム・カーナー」でディナーをいただく。私は一番ここの印度料理が好きだが、メンバーと一緒じゃないと入れない。今日のメニューは、レシミカバブ、チキンタンドリ、パニールのトマトグレイビー、マッシュルームとコーンのカリー、まながつおのグリーンチャツネ蒸し、アル・ジラ(ジャガイモのクミン炒め)それに、私のお気に入りのミントパラータ(ミント入りの印度パン)、ナーン。ドラフトビールをいただきならが、主人もご満悦。太郎はレシミカバブが余りに美味しくて大感激していた。名門クラブのウエイターたちのすごく行き届いたサービスにいつもながらディナーは最高。太郎が一緒なので入れなかったけど、隣のバーには印度のセレブがグラスを傾けながら、デワリの挨拶を交わしてました。仕上げに、ミントティーをいただいて素敵な大人の夜って感じでした。
10月30日
 今日は、インド商工会議所(IMC)の婦人部の国際交流の依頼で、タージマハールホテルで「生け花」の実演をした。生け花ができない私はもっぱら、M夫人の鞄持ち兼、荷物運びと水運び兼、後片付け兼、写真撮影くらいのお手伝いしか役にななかったが、M夫人の大活躍のもと、1時間に及ぶ大パフォーマンスは大成功だった。
 デワリの前のご挨拶会を兼ねた今回のパーティーには、ムンバイの実業家夫人たちが一同に会し、いつものことながら、上流階級のシルクサリーの衣擦れのさざめきや、ハイソな雰囲気には圧倒される。駐在員夫人にとって、こういう国際交流的なイベントでの立ち居振舞いは「経験と場数よ」といわれても、英語も堪能じゃない私にとっては、いつものように気後れするばかり。用意していたデワリに関する話題を選びながら、インドの有閑マダムたちと挨拶を交わすことに、今回はどうやら成功してホットする。生け花に関する関心はとても熱く、皆さんは、熱心にメモやスケッチをされていた。日本に関する質問も相変らずたくさん受けて、いつもながら自分の「日本の文化基礎知識」の乏しさに恥じ入りたくなる。
 


さすがに、領事夫人たちやGMクラスの奥様たちは、こうした時の立ち居振舞いや受け答えが、大変スマートで、とても勉強になった。大活躍のM夫人は「とてもコミカルで、キュートで、スイートだ」と会場の人々から絶大な賛辞をいただいた。お人柄って、やっぱり、国際的にも通じるものがあるのですよね。もちろん、M夫人はインド大好き奥様です。
                






10月29日

 もうじきヒンドゥー教の最大のお祭りDewariです。(今年は11月4日)みんなこのお祭りのボーナスをとても期待しています。フラットの使用人や、各家の使用人にも、心づけをしなければなりません。新しい服や祝いのお菓子、田舎への送金など使用人にしてみれば待ちどおしいボーナスです。
 少し早めながら我が家も使用人や、いつもお世話になっている人たちの心づけを、ポチ袋にいれて支給しました。そして、既に4年我が家で働いているメイドのシャムラーさんには、銀行口座を開くということもしました。夫の田舎への送金や、働かない夫の世話で、彼女には今ほとんど蓄えがありません。4年も我が家で働いているのにです。インド人友人にたのみこんで、保証人を立て、我が家での勤務証明、住所証明を作って銀行に持参して、ようやく昨日、Bank of Indiaに銀行口座を開いたのです。インド人の身分証明はもっぱら配給カード(Ration Card)というものが使われます。戦時中にできた配給制度の名残が今も、身分証明のための唯一のもの。戸籍がないインドならではのものでしょう。シャムラーさんはこのRation Cardを田舎のご主人の家に預けています。田舎の家族が彼女の分の配給を受けているからです。身分証明がないために、今まで銀行口座も開けず、無けなしのタンス預金は、いつもご主人に持ち去られる…。
貧しいインドにあって家族の互助的な金銭感覚(富むものが貧しきを助ける)も、わからないではないですが、彼女にとっても貯蓄という観念がなくては、いつか私がインドを去った後、どうしてあげることもできません。Ration Cardなくして、何とか口座が開けてよかったと、奔走したかいがありました。
 インドの友人との間では、デワリのご挨拶に毎年ナッツやドライフルーツの詰め合わせが、贈られます。私もいただいたり、差し上げたり。早くも、街では「ハッピー・デワリ」の挨拶がかわされる季節になりました。
                 デワリのナッツの詰め合わせ
10月25日
 名門クリケットクラブ、CCI(クリケット・クラブ・インディア)でムンバイのNGOが集って、デワリ前のチャリティー・バザーを開いているので、インド人の友人と一緒に私も少しだけ手伝いに参加した。インドの上流階級の夫人は、実にチャリティーや、ボランティア活動に積極的だ。日頃は、有閑マダムと思えるような人も、決まって、何かしらの福祉活動をしている。今回はこのバサーの主催のConcernの手伝いで、デワリカードやクリスマスカードの販売を手伝った。100近くのブースには、女性の産児制限の教育キャンペーンのNGO、ストリートチルドレンの更正支援団体、先住民のNGO、ハンディキャップを持つ人の団体、チベットからの亡命者団体などが、手製の工芸品を並べ、パンフレットを配布していた。だが、その工芸品が余りに、質素で、粗末なので、ブースを回って悲しくなる。ストリートチルドレンのブースでは、ステンシルのクリスマスカードを作って販売していたが、材料も紙も、本当に乏しいなかから捻出した感じが一目瞭然だった。孤児の施設からは、この日のための押し着せのような真赤な揃いのサリーを着た少女たちが、パンフレットを配って寄付を呼びかけていた。インドはNGO大国を呼ばれているくらいに、たくさんのNGOがある。貧困者の分母があまりにも大きすぎて、こういう場面に出くわすと、どうしようもないくらい位のむなしさや、悲しみを感じる。一緒に活動したインドの友人も日々私と同じように感じているのだが、「今、自分に出来る事」を一生懸命、炎天下のなか、頑張っている姿に更に胸が熱くなった。
                 
10月24日
 今日は、タミルの友人と会って、「KOLAM」なるものをはじめて知った。ムンバイではランゴリーと呼ばれている、白い米の粉で描く砂絵のようなものだが、タミルでは、一種の宗教的な装飾として、毎朝、掃き清めた玄関先にその家の主婦が描くそうだ。実際に、テーブルに上新粉で描いてくれたが、最初に点、点を規則正しく描き、それをもとに握った粉を細くこぼしながらあっという間に蓮の花や星型の模様を描いてくれた。嫁入り前には女性のたしなみとして、祖母や母親からコーラムの描き方を仕込まれるそうで、各家の宗派(シヴァ派とかヴィシュヌ派など)によっても模様が違うそうだ。玄関の模様を見れば、その家の信仰する神様がこの文様からすぐわかるし、カーストまでわかるそうだ。細いラインはダブルで一気に描く時もあってその手際の良さにびっくり。タミルの女性なら誰でもできるといわれたが、誰が上手かは、どこの奥さんが料理が上手いとか、家の整頓が上手といった事と同じように思われているそうだ。今度、ゆっくり入門したいと思っている。既に日本人のイラスト・レポターの浅野哲也氏が南インド「KOLAM」のサイトを公開している。興味のあるひとは、是非どうぞ。
                      
10月23日
 読売新聞が3日遅れくらいで手元に届く。10月16〜18日の夕刊に「インドで語る文学」印日作家キャラバン2002報告という記事が連載されていた。日本の作家たち8人がコルカタ、ニューデリー、バンガロールを歩いてインド人作家と交流し、シンポジウムに参加した記事だ。交流したほとんどのインド人作家が女性作家であったのでとても興味があったのだけど、新聞には、インドの多様性や、発展の矛盾をテーマにした作品に日本人作家が驚くというよなレポートがあった。バンガロールでのシンポジウムでのインド人の意見交流会の場面で、日本とインドのギャップに戸惑う作家たちの描写に、その場面がとってもリアルに浮かんでしまって私は思わず、笑ってしまったけど、好奇心の固まりのような作家たちでさえも、この「インドの多様性と、わが道を行くインド」に困惑したであろうことは予想できる。
 インドの文学については、もっぱら翻訳された作品しか手にしていないけれど、インドの女流作家たちが書いた作品には、とても共感して、感動した作品がある。
チットラ・ベネルジー・ヂバカルニーの「スダーとアンジュ 心の姉妹」本名裕子訳(DHC刊)は、インドでの女性の地位や見合い結婚について書いていて、アジアの女性として共感する部分がたくさんあり、インドに住みながらこの作品に触れたことは、とても意味ある事だった。
同じようにインドの英語文学として書かれたジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」小川高義訳(新潮クレスト)は2000年のピュリツァー賞も受賞している短編集で、その中にある、「Mrs.Sen」(セン夫人の家)という作品は、在外インドに暮らすインドの中年女性の話だが、今の自分と重ね合わせてしまい感動した作品です。エイミィ・タンがラヒリの作品を「そばにいる誰かにこの本読みなさい!と薦めたくなる作品を書く人」と言っているが、私も同感。これをお読みの方、是非手にとってみて!英米の作品はどんどん翻訳されますが、アジアのこうした文学ももっと日本に紹介されたら良いのにと思う。
仲良しのインド人の奥様が、今「メモリー・オブ・ゲイシャ」(邦題:さゆり)を読んでいらして、よく、この本の内容について聞かれます。この本が日本人作家でなくてアメリカ人作家であることが残念ですが、それでもよく日本の文化を書きこんである作品なので、互いの文化理解に役立ちます。機会を見つけて、もっとインドの文学に触れてみたいと思っている。
10月21日
 私は、活字中毒で、整理整頓魔です。活字がないと、1日も暮らせなくて、子どもの時から本を抱えて眠っていました。おせんべいと番茶と本さえあれば、おとなしいとよく言われたものです。さらに、小さいときから大の整理整頓魔です。自分の机の中には削った鉛筆が長い方からしまってあるような子で、どこに何があるか停電でもわかるし、人が勝手に触ればすぐにわかってしまうほど。最近はそれ程、病的ではなくなったものの、散らかっているのをみると放っておけなくて、頼まれもしないのに、友人、知人の部屋、台所、遠足の荷作り、最近はお引越しのお手伝いが大好きです。結婚して、だら〜しな〜い主人と一緒になってから、これだけは徹底的に治していただいて(知らず知らずに感化されたようで)、今では、主人は我が家で一番の整頓魔です。
 そういう私ゆえ、「図書室の整理」なんて聞いたらもう、たまらないです。昨日、「会社のオフィスに帰国する人の本がたくさん運びこまれて、図書室がゴチャゴチャです。」と聞いたので、朝一番で駆け参じてしまった。文庫本、海外作家、アジア向け、主婦向けなどなど、分類整理「あいうえお」順に並べてなおして、気分爽快です。自分でも変な性格と思うのだけど、生きがい感じるほど、整理整頓が好き!
10月19日
 一応、ナマステ・ムンバイに記事を掲載した方々へは、取材のお礼状として、UPしたページをプリントアウトして差し上げています。「今週のインド人」は、画像をプリントアウトして渡すだけだから簡単だけど、お家を訪問した場合のレポートは、一応、英文でお礼状も書いて同封する事にしています。日本語でお礼状を書くのさえも大変で、電話で済ましてしまいがちだけど、私自身が、お手紙でお礼状いただくと、「まごころ」を感じてしまうので、インド人のお友達にもお手紙でと、こだわっています。今日、「タミルのお雛様」を取材したUshaさんから、「プリントアウトしたページを見たわよ。そして、HPにもアクセスして、親戚中、知人にもE-mailしたわよ」と電話をいただきました。英語の裏サイトもできたらもっと素敵だけど、今の私の英語の実力じゃとても無理。せめてもが、お礼状です。「ORIGAMI−Mitra」のシッダールタ君にも、今日、お礼状書きました。お父さんがとても喜んで下さってよかったです。
10月18日
 ナバラトリが終わって、デワリ前なので耐久消費財の購入が一番多いこの時期に、Bandra Kurla(ムンバイの幕張メッセといった感じ)のニュータウン(すごく綺麗な街です)で、大きな2つのShopping Festivalがあるので、ニルファの買い物のお伴をしてきました。さしずめ産業祭って感じで、臨時の巨大ドームに100くらいのブースが出来ていて(冷房付き)インドの全メーカー大集合といった感じでした。
 とにかくすごい人でした。家電メーカーやコンピューターのブースに日本のS社のブースがあって、液晶テレビ(吉永小百合が宣伝している薄型テレビ)に、すごい人だかり。私が見ている間に2台売れた!日本円にして150万円ですよ!恐るべしインド人の購買力!!!フィットネスのジムの機械とか、スパイス挽きの家電品が特に人気。冷蔵庫や電子レンジも人気が…。
 私はインドの全メーカーの商品が一同に並んでいるので、お気に入り食品や日用雑貨のブランドに、姉妹品にこんなものもあるのか?みたいな発見がたくさんあっておもしかかったですよ。
今日はひたすらインド・コスメのブース中心に回って、シャンプー、アーユルベータの化粧品、インド製ハーバル石鹸をチェック。試供品もたくさんゲットしてきたのでした。
 驚き!マードリー・ディークシッドが、オリジナルブランドを発売。
昔からあるEMAMIが売り出したマードリー・ブランド「Beauty Secrets by Madhuri」には、ギャルがひしめいていて必死に割り込んで「Harbal Skin Talc」なるパウダーを購入してきました。とっても良い香り、色薔薇のボトルキャップがいかにもマードリーって感じです。風呂上りに試そうっと!
10月13日
 NHKラジオの【地球ラジオ】に生出演してしまいました。
電話によるインタービューです。もう、ドキドキでした。一応、下書きの原稿は、あったものの、私は生まれも育ちもチャキチャキの江戸っ子なので、早口です。今回はゆっくり話すように極力努めました。まだ、今日のOA分がUpされていませんが、放送内容にご興味のある方は、NHK地球ラジオ「OAの内容」まるごと質問箱「インドではいつ頃から辛いカレーを食べますか?」をご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/gr/index.html
放送の後、おもいがけず、小学校の恩師の先生が「聞いたわよ!」ってお電話下さって、とっても嬉しかったです。たくさんのメールやお電話もいただきました。みんな、聞いてくれてありがとう!

10月10日
 4年間に、観葉植物をかなり溜め込み、モンスーン開けの今ごろが鉢変えの時期といわれて、毎年、土と肥料、一回り大きなポットを買って、自分で鉢変えをやっていたのですが、さすがに、20鉢を越えて大きなものは自分の身の丈以上になり、1人では無理かもと今年はマリ(園芸師)を呼んでやってもらいました。
園芸好きなので(あえてガーデニングとは言わない)自分でやる方が楽しいのに、いつも回りの人たちは、私が土仕事なんかしようものなら飛んできて手伝ってしまうので、去年は日曜日に使用人やリフトマン、運転手さんの目をかすめてやったのですが、今年は土とポットを買った時点で、みんなに、「いつやるんだ、一人でやるのか」としつこく聞かれて、「わかった、マリを頼むから…」って言ったら、回りのみんなはホッとした表情をしたのです。
親切に、大事にされるのは嬉しいけど、マダムは土いじりさえもままならず辛いです。